★★★☆☆
綿密なマーケティングを行い、明確なヴィジョンを定め、経営計画を建ててからビジネスを始めるのではなく、肩肘張らない小さなビジネスの紹介。
本の中で様々な小商いを行っている人たちの経緯などが紹介されるが、つくづく実感するのはとにかく始めなければ、何も始まらないこと。それなりの計画を立てて始めた人もいるし、行き当たりばったり的な人もいる。だけど、始めることで学んだり、人脈ができたり、新たなアイデアを見つけたりと、良い循環が生まれていく。いいアイデアが浮かんだとしても、躊躇して実行に移さなければ何の意味もない。分かってはいるけど、それが一番難しい。
ただ、始めれば全てが成功するわけではない。なのでなるべく初期費用を抑えて、休日などを利用して始めれば、失敗したとしても負債を抱えたり、失業したりという大きなリスクを抱えなくて済む。その失敗から何かを学べれば、再度チャレンジすることもできる。あまり大きく考えないことだ。そう考えると、少しは気楽に何かを始められそうな気もする。
監修 伊藤洋志
編 風来堂

小商いのはじめかた:身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本
- 作者: 伊藤洋志,風来堂
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2014/07/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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