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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ONCE ダブリンの街角で」 2007

once ダブリンの街角で (字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

  路上で歌っていたストリートミュージシャンの男が、一人の女に話しかけられる。アイルランド映画。

 

感想

 まるでミュージカルのように、主人公たちの唄う歌が過去の出来事や今の気持ちを説明しているのが面白い。音楽に溢れた映画で、使用される楽曲がどれもいい曲ばかり。

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 なかでも夜中にパジャマ姿で携帯CDプレーヤー用の電池を買いに行き、そのままプレーヤーの曲と作ったばかりの歌詞で歌いながら家へ帰るシーンは、どこか現実離れしたような、幻想的な雰囲気で非常に印象に残った。

 

 冒頭のシーンもそうだが、まるで犬の散歩のように掃除機を転がしながら街なかを歩くシーンや、録音費用を借りるために銀行に行ったら逆に担当者が歌を披露し始めるシーンなど、時折り挟まれるコミカルなシーンも面白い。

 

 

 男女の物語ではあるが二人の家族や隣人、ミュージシャン達との交流も心温まる。特に父親の力強く息子の後押しをするシーンはジーンと来た。いい父親だ。

 

 ラストは期待していた通りにはならない少し残念な結末ではあったが、このほろ苦いような結末がとてもリアルな感じがして、逆に良かった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジョン・カーニー

 

出演 グレン・ハンサード/マルケタ・イルグロヴァ

 

ONCE ダブリンの街角で - Wikipedia

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