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「座頭市血笑旅」 1964

座頭市血笑旅 [DVD]

★★★★☆

 

 自分と間違えて殺されてしまった女が抱いていた赤ん坊を、父親のもとに届けることになった座頭市。シリーズ第八作。

 

 冒頭の足元だけを映したシーンから引き寄せられる。路面を杖や足で探りながら小石や馬糞を避けながら歩いていく。それだけで座頭市のキャラクターが説明できているようにすら感じてしまう。

 

 シリーズも八作目ともなると、座頭市が戦う相手との因縁などの描写はなく、もう当然のように恨みを抱かれ、理由はわからないが彼を付け狙っているという構図。そんな恨みを抱かれてしまうようなヤクザな一匹狼の座頭市が、赤ん坊と旅をすることになってしまうというのが今回の見所。シリーズ物になった映画では一回はありそうなエピソード。

 

 赤ん坊に情がわき、可愛くてしょうがない座頭市。女を買って一晩赤ん坊の面倒を見させて自分はぐっすり眠ろうと強かな算段をしながらも、気になってなかなか眠れず、結局ぐっすり眠る女の横で赤ん坊を抱きかかえている姿に思わず笑ってしまう。

 

 座頭市が着物を燃やしながら戦う最後の決闘シーンは、迫力がある。ちゃんと安全対策しているのか心配してしまうほど。子供を手放し、一緒に面倒を見ていた女を気づかないふりをして無視し、また一人きりで流浪の旅に出る座頭市。赤ん坊を思い出し、しばし立ち止まるシーンにしんみりとしてしまう。

 

監督 三隅研次

 

原作 ふところ手帖 (中公文庫)座頭市物語

 

出演 勝新太郎/高千穂ひづる/金子信雄加藤嘉/石黒達也/北城寿太郎/杉山昌三九

 

音楽 伊福部昭

 

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