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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ギフト」 2000

ギフト(字幕版) 

★★★☆☆

 

あらすじ

 夫を亡くし、特殊能力を使った占いで3人の子供を育てている主人公は、失踪した女の居場所を占うよう依頼される。

 

感想

 特殊能力を持ったケイト・ブランシェット演じる主人公は、行方不明の女の遺体の場所を特定したことから、事件に巻き込まれていく。しかし、彼女は遺体の場所を当てただけで、犯人は誰だと特定したわけでもないのに、そんなに裁判で突っ込まれるものなのか。論理的な理由もなく遺体の場所が分かるということは、犯人かもしれないと疑われたということか。

 

 彼女の不思議な能力に対して、魔女だと非難する人たちも出て来たわけだが、そういう非難の仕方というのは、つまりはそういうものを信じてるということでちょっと面白い。ありもしない能力を装って人々を騙しているという非難なら分かるけども、そうではなく、特殊能力自体は認めているというわけだから。

 

 

 そして裁判の後に、特殊能力によって真犯人が他にいると主人公は気づくわけだが、そこで犯人は誰なんだ?とはならず、残念ながらすぐに予想がついてしまう。なので、そこから真犯人が明らかになるまでは、無駄に時間を引き伸ばしているような、もったいぶったような冗長な展開に感じてしまった。

 

 真犯人が捕まり、不思議な出来事が起こり、エンディグを迎えるのだが、いやいや、この後に戻ってくる噛ませ犬にさせられたキアヌ・リーヴス演じる男との一悶着が絶対にあるでしょ、ここからが本番でしょ、と思わず突っ込んでしまった。

 

スタッフ/キャスト

監督 サム・ライミ

 

脚本 ビリー・ボブ・ソーントン/トム・エッパーソン

 

出演 ケイト・ブランシェット/ジョバンニ・リビシ/キアヌ・リーヴス/ケイティ・ホームズ/グレッグ・キニア/ヒラリー・スワンク/キム・ディケンズ/ゲイリー・コール/マイケル・ジェッター/ローズマリー・ハリス/J・K・シモンズ/チェルシー・ロス/ジョン・ビーズリー/ダニー・エルフマン

 

編集 ボブ・ムラウスキー/アーサー・コバーン

 

ギフト(字幕版)

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