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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「デッド・シティ2055」 2015

デッド・シティ2055(字幕版)

★★☆☆☆

 

  人造人間に対して何をしてもいいという娯楽施設から逃げ出した、一体の人造人間。

 

 簡単に言えば、相手はロボットで人間じゃないから問題ないという論理で、あらゆる犯罪行為が出来る、ゲーム「グランド・セフト・オート(GTA)」のような世界を楽しめる娯楽施設。破損したロボットたちは毎晩回収され、記憶をリセットされ翌日に備える。しかし、前日の記憶がフラッシュバックしたロボットが逃げ出して・・・という物語。

 

 とりあえずこの逃げたロボットを追う施設の警備員たちがお粗末過ぎる。それで給料もらっているはずなのに、複数人で銃撃しても一発も当たらない。ロボットの彼女も普通に逃げているだけなので、わざと外してるとしか思えなかった。

 

 そして自我が目覚め始めた主人公のロボットの女も何がしたいのか、よく分からない。自我が目覚めて犯罪行為をされるのが嫌だから戻りたくない、っていうのはわかるけど、かと言って何がしたいっていうのはないわけで。結局変な使命感が芽生えて戻ることになってしまった。しかもずっと助けてくれていた男が死んだら、あっさり別の協力者に乗り換えてしまう辺りが非常にロボットっぽい。本当に自我が芽生えたの?と疑いたくなった。

 

 そして、この娯楽施設で味を覚えた人間たちが、現実世界で人間に対しても犯罪を行うようになる、と施設に対して敵意を剥き出しにする刑事。確かに問題があるような気もするが、だからといって破壊していいはずはないわけで。ブルース・ウィリスが施設の代表で悪役ということになっているが、別に施設の外の世界の人々になにか酷いことをしているわけでもなく、別にとんでもない悪者には見えなかった。ただの賛否のある施設の代表でしかない。

 

 なので信念に基づいて施設の破壊を目論む刑事が、ただのテロリストにしか見えなかった。ハッピーエンド的なエンディングだが、この後刑事は逮捕されて、施設を破壊した損害賠償もしないと駄目なはずだ。じゃないとテロに屈したことになる。

 

 最後に、これも現実の世界じゃないかもしれませんよと匂わせているが、仮想現実の世界ではなくて、リアルの世界でロボットを相手に体験出来るという施設なのだから、これも施設の提供する娯楽の一つと言うには規模がでかすぎてリアリティがない。雰囲気だけで作品に厚みを出そうとしていて、安易さだけが際立ってしまっている。

 

監督 ブライアン・A・ミラー

 

出演 トーマス・ジェーンブルース・ウィリス/アンビル・チルダーズ/ジョナサン・シェック/ブライアン・グリーンバーグ/コリン・エッグレスフィールド/ドン・ハーヴェイ

 

デッド・シティ2055(字幕版)

デッド・シティ2055(字幕版)

 

デッド・シティ2055 - Wikipedia

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