BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」 2010

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

★★☆☆☆

 

あらすじ

 職場の先輩のイジメに嫌気がさした男は、施設で共に育った友人とその彼女と共に、網走の刑務所に服役している兄に会いに行く。131分。

 

感想

 会社を無茶苦茶にし、ムカつく先輩の車をボコボコにしてから始まるロードムービー。そんな始まりだからどんな結末が待ち受けているのか、何となく予想はできてしまう。だけどそんなスタートしか切れない二人の不幸な境遇に同情もする。

 

 そして、そんな二人にただついていく安藤サクラ演じる女。一度は金を取られ捨てられながらも、それでも二人を追う。この行き場もなく、ただ誰かにすがる生き方にも気の毒さを感じる。もう安藤サクラは登場しないのかと思っていた所に、再び登場したのでちょっとした喜びは感じたのだが、それよりもあまりの奇跡の再会ぶりに冷める部分もあった。それで言うと二人を追った職場の先輩に見つかるのも奇跡すぎて冷めた。

 

 

 三人に同情や気の毒さは感じるのだが、共感は出来ないのが正直な所。映画の長さとも相まって、終盤はかなりダレてしまった。この映画の中では、兄も弟もイジメて同じように反撃を食らった新井浩文演じる先輩が、全く学ばない頭の悪さでよく考えると一番面白いかもしれない。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 大森立嗣

 

出演 松田翔太/高良健吾/安藤サクラ/柄本佑/洞口依子/多部未華子/美保純/新井浩文/小林薫

bookcites.hatenadiary.com

 

音楽 大友良英

 

ケンタとジュンとカヨちゃんの国 - Wikipedia

ケンタとジュンとカヨちゃんの国 | 映画 | 無料動画GYAO!

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com