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「ザ・ウォード 監禁病棟」 2011

ザ・ウォード 監禁病棟 (字幕版) 

★★★☆☆

 

あらすじ

 放火の疑いで精神病院の監禁病棟に入れられた少女。そこでは次々と他の患者たちが姿を消していき、恐れた少女は脱走を試みる。

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感想

 主人公は、監禁病棟に入れられた時から不気味な謎の女の存在を感じている。物理的に入ってこられないところに現れたりするので、ゴースト的な存在かと思いきや、他の患者たちを襲ったりと、現実に具体的な被害をもたらしている。

 

 この謎の女をどういう風に捉えればいいのかと戸惑ってしまった。誰かが謎の女に扮して患者たちを襲っていると考えるのは無理だし、かといってゴーストの犯行としてしまうと何でもありで荒唐無稽過ぎてしまう。

 

 そんなモヤモヤを抱えながら見ていたのだが、終盤に主人公が担当医のノートを見た瞬間に一気に解決した。主人公が精神病棟の患者であることは頭の隅にあったのだが、そういう事かと納得できた。種明かしをされてしまうと、結構ありがちというか、ベタな話だなと思ってしまうから不思議だ。そんな話をこんな風に引っ張れるのが、監督の手腕なのかもしれない。

 

 

 ただそんな性質の映画でそれぞれのシーンが断片的に描かれるだけなので、その度に小さなストレスは溜まっていく。そして、種明かしをされるとベタだなと思ってしまうので、正直あまりスッキリ感は生じなかった。ただ、それを知った上でもう一回最初から見たら、また違う面白さを感じられる映画かもしれない。

 

スタッフ/キャスト

監督 ジョン・カーペンター

 

出演 アンバー・ハード/メイミー・ガマー/ダニエル・パナベイカー /ローラ=リー/リンジー・フォンセカ/ミカ・ブーレム/ジャレッド・ハリス/ダン・アンダーソン/スザンナ・バーニー

 

ザ・ウォード/監禁病棟 - Wikipedia

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