BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「アデライン、100年目の恋」 2015

アデライン、100年目の恋(字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 ひょんなことから不老不死になってしまった女は、世間からの不審の目をかわす為に、誰とも深く関わらず住居や職場を転々として暮らす。

www.youtube.com

 

感想

 主人公が不老不死になった理由がもっともらしくてよい。しかも、2035年に発見される理論の通りだ、という説明もなかなか小粋だ。全体的にセリフも気が利いていて面白い。 映画を包む良い雰囲気と、品があって親しみを感じる美人の主演のブレイク・ライブリーも良くて、それだけで見ていられる。

 

 不老不死になることにより、娘が自分を追い越して老けていってしまったり、実年齢と見た目が違い過ぎて怪しまれてしまうので、何も悪いことをしていないのに免許証を偽造したり職場や住居を転々としなければいけなかったりと、様々な苦労が描かれていて興味深い。友人も盲目のピアニストだけ。それ以外は定期的に人間関係をリセットしていかなければならない。

 

 

 当然、恋人も作らないようにしていたが、一人の男性と出会ってしまう。不審がられる前に姿を消そうとするが、それをしたくない寂しさを感じている自分もいる。中盤以降、この恋愛要素がメインとなっていくが、正直ここからはあまり面白くなくなってしまった感がある。どうしても先が読めてしまう。

 

 一応は変化球的にかつての恋人としてハリソン・フォード演じる老人が登場するのだが、ちょっと物分かりが良すぎて逆にこちらが驚いてしまった。そこを丁寧に描く時間がなかったような感じがあり、物語のペース配分を間違えてしまったような印象もある。

 

 ラストは再び奇跡が起きてハッピーエンドなのだが、その奇跡はいらなかった。それなしでどんなハッピーエンドを迎えられるのかを知りたかった。

 

スタッフ/キャスト

監督 リー・トランド・クリーガー

 

製作 ブレット・ラトナー/トム・ローゼンバーグ/ゲイリー・ルチェッシ/シドニー・キンメル

 

出演 ブレイク・ライヴリー/ミキール・ハースマン/エレン・バースティン/キャシー・ベイカー/アマンダ・クルー/リンダ・ボイド/フルヴィオ・セセラ/ヒロ・カナガワ

bookcites.hatenadiary.com

 

アデライン、100年目の恋(字幕版)

アデライン、100年目の恋 - Wikipedia

アデライン、100年目の恋 【字幕版】 | 映画 | 無料動画GYAO!

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com