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「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」 2024

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ

★★★★☆

 

あらすじ

 宮崎県に出張し、順調に仕事をこなしていた女殺し屋コンビだったが、ある現場で別の殺し屋と鉢合わせしてしまう。

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 高石あかり、伊澤彩織、池松壮亮ら出演、阪元裕吾監督。シリーズ第3作。93分。

 

感想

 今回、女殺し屋コンビは宮崎県に出張している。バカンス気分を味わいながらいい感じに仕事をこなしていこうとしていたのだが、最強の殺し屋と出くわしてしまい、メンツをかけて戦うことになる。本人たちのメンツも勿論あるのだが、彼女たちが所属する殺し屋協会の意向が強いのが面白い。彼女たちも所詮は、しがらみに生きる一介の社会人だ。

 

 このシリーズは、殺し屋としての仕事ぶりと共に、彼女たちの日常が描かれるのが魅力だが、今回は日常描写が少なめだ。出張先での出来事なので、その時点ですでに非日常なのだから仕方がない部分はある。テレビドラマの劇場版や、シリーズが長く続いたりすると海外ロケをやりがちだが、これもそのパターンの一種と言えるだろう。特別感は確かにあるが、いつも通りでいいのにと、心のどこかで思ってしまうのも似ている。

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 また、海外ロケではなく、国内の地方ロケなのが時代を反映していると言えるのかもしれないが、このシリーズはこれまでそういう空気感も描いてきたので、逆にらしくて良い。

 

 

 二人は、この最強の殺し屋と死闘を繰り広げることになる。いつも通りにアクションは見ごたえがあり、安心感がある。中でも、荘厳な宮崎県庁舎での戦闘シーンは、雰囲気のある映像に仕上がっていて、味わい深い。

 

 今は、各地にある一流国家を自負していた頃の志の高い建築物が、維持できずに取り壊されていくフェイズにある。だから、ロケで使って映像に残しておくのは、有意義な取り組みになりそうだ。惜しまれつつも取り壊されることになった名建築は、映画撮影もかねて派手に爆破でもすれば、良い供養になるかもしれない。

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 アクションがメインのシリアス路線で、コミカルなシーンは控え目だが、それでもちゃんと笑わすときは笑わせてくれる。中でも、邦画に出てくる敵キャラは、変なテンションのおかしな奴か、ボソボソ喋って何言っているか分からない奴かのどちらかだ、と話し合う邦画あるあるには思わず吹き出してしまった。ちなみにこのシリーズの第1作もそんな感じだった。

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 また、前田敦子演じる面倒な先輩殺し屋など新キャラも登場するが、常連キャラである、ゆるい雰囲気ながらも有能な死体処理業者の後輩がいい味を出していた。その他、農業を隠れ蓑にする殺し屋集団が登場するなど、相変わらず世界観も面白い。

 

 最強の殺し屋との決着をつけるクライマックスは、二人がかりでも劣勢に立たされる。それでも互いを守りながら、必死に戦う二人の姿には胸が熱くなる。相棒を死なせたくないと、思わず素手でナイフを掴んでしまうシーンはグッと来た。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 阪元裕吾

 

出演 髙石あかり/伊澤彩織/水石亜飛夢/中井友望/飛永翼/大谷主水/かいばしら/カルマ/前田敦子/池松壮亮

 

音楽 SUPA LOVE

 

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ - Wikipedia

 

 

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