★★★☆☆
あらすじ
FBI長官の戦友で、捜査員を救出する裏の仕事を行う男は、ある任務で長官に疑惑を持つようになる。
リーアム・ニーソン主演のアクション映画。104分。
感想
潜入中のFBI捜査官を救出する男が主人公だ。マッスルカーで颯爽と登場した序盤の救出シーンはクールだった。だがその後は、主人公の活躍は影を潜めてしまう。
任務に失敗して同じ捜査官を2度も逃がしてしまうし、娘に心を病んでると指摘され、孫娘を任せてもらえない。本人も仕事に飽いているようでもあり、引退も考えているようなので、モチベーションが低下しているのだろう。
そんな中でボスであるFBI長官の疑惑に気付くのだが、それまでにあまりにも彼のことを貶めていたものだから、そんなことにも気づかなかったなんてと、彼がますますボンクラに見えてしまった。その疑惑も「政府に消される」みたいな陰謀論でよく聞くやつなので、何十年もそれに少しも疑いを持つことすらなく働いていたとは確かに節穴感がある。
中盤の主人は良い所がなく、見せ場もない。そのかわりに描かれるのは、疑惑を報じようとする記者たちの姿だ。だがこれがとても中途半端で、まったく面白みがない。そもそも既に長官の悪事は描かれているので、真相が明らかになるドキドキ感はなく、ただ雰囲気だけでジャーナリズムとは?みたいなことをやろうとしているように見えてしまった。
終盤、主人公は長官の家に単身乗り込み、ようやく見せ場が訪れる。襲いくる敵を感電させたり罠にかけたりと、臨機応変に面白い仕掛けで倒していくのだが、映像が暗いし分かりづらい。おかげで、今どうやったの?と確認する方に気が行ってしまい、爽快感は得られなかった。
それに、ここでも主人公は長官の逃亡をあっさりと許していて、どうにも抜けている。その後の長官との直接対決もあっさりとしたもので、それくらいで降参してしまうのかと、拍子抜けしてしまった。
話の進め方もアクションの見せ方も間違っているように感じてしまうキレのない映画だ。
スタッフ/キャスト
監督/製作 マーク・ウィリアムズ
製作総指揮 ジョナサン・デッカー/ロッド・ルーリー
出演 リーアム・ニーソン/ティム・ドラックス/エイダン・クイン

