★★★★☆
あらすじ
立ち寄ったガソリンスタンドで突如妻が姿を消し、夫は独自にその行方を追い始める。
ジェラルド・バトラー主演。95分。
感想
ガソリンスタンドで突如妻がいなくなってしまった男が主人公だ。
主人公は、妻がスタンド内の売店に行ったきり戻って来ず、様子を見に行ったらどこにもいないことに不審を覚えるのだが、そこから大騒ぎするまでが早かった。普通は少なくとも一時間くらいは様子を見そうなものなのに、いないと分かって五分くらいで周囲に声をかけまくり、大声で妻の名を呼び回り、警察にも通報する。
拙速な気もするが、決断力があるというべきなのだろう。こういう場合、時間が経てば経つほど手遅れになりがちだ。
しかし通報された警察はのんびりとしている。人手が足りないと現場にもなかなかやって来ない。大の大人がちょっといなくなったくらいで大騒ぎすることはないと判断したのだろう。その後も妻の駆け落ちや主人公の狂言誘拐などを疑い、主人公を苛立たせる。その可能性はもちろんなくはないが、最初からそんな目で被害者を見るのは気の毒だ。
警察を信用できない主人公は独自で動き始める。ガソリンスタンドの監視カメラ映像をほぼ強奪みたいな感じで持ち去ったのはかなり強引だったが、その後の動きも直線的だ。失踪現場に停まっていた車を見かけたと聞けばそこに行き、持ち主をボコボコにする。そして聞き出した情報を元に次の場所へと向かう。
主人公はただの不動産屋のようなので、なぜ銃も使えて強いのか、なぜ行動が迅速なのか、その理由がよく分からないが、演じているのがジェラルド・バトラーだから、ということなのだろう。それだけでもそれなりの説得力はあるが、元軍人とでも言ってくれたならもっと簡単に納得できたかもしれない。
敵の本拠に乗り込み、ゲーム「メタルギア・ソリッド」のように見つからないよう奥深くまで潜入したり、映画「燃えよドラゴン」の鏡の間みたいに敵と睨み合ったりと、緊張感高まるクライマックスは見ごたえがある。伏線からの爆発シーンも良かった。
時々ピンチに陥りながらも直線的な動きで乗り越えて前に進む主人公の姿に目が離せなくなる。最後はもっとちゃんと探せば奥さんはすぐに見つかったのにとか、劇中でも言及されているが本当にひどい住人ばかりの町だなとか、ツッコミどころは多いが、テンポがよくて上映時間は短く、サクッと見るには最適の気軽に楽しめるアクション映画だ。
スタッフ/キャスト
監督 ブライアン・グッドマン
脚本/製作 マーク・フライドマン
製作/出演 ジェラルド・バトラー
製作総指揮 ジョナサン・デッカー/ロッド・ルーリー
出演 ジェイミー・アレクサンダー/ラッセル・ホーンズビー/イーサン・エンブリー/マイケル・アービー/シンディ・ホーガン/ブルース・アルトマン

