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「ドント・ブリーズ2」 2021

ドント・ブリーズ2 (吹替版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 盲目の元軍人は、ある晩、娘を拉致しようとする謎の集団に襲撃される。

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 シリーズ第2作。サム・ライミ製作。99分。

 

感想

 娘と暮らす盲目の男が、謎の集団に襲撃される。前作で悪役として描かれた男がメインに据えられ、彼の目線で進行する。前作で感じていた欺瞞を解消する、正しく「ホーム・アローン」的な展開だ。襲撃された側がちゃんと被害者として描かれている。

 

 そして、襲撃者たちとの攻防が描かれる。今回は守るべき娘がいるというのが相違点だが、前作ほどのスリリングさはない。緊張感を高める家から出られないという設定はなくなり、近くにいても音を立てなければ気付かないという盲目の設定も活かされない。恐怖心を煽るような演出は減って、普通のアクション映画といった趣になっている。

 

 

 守るべき娘を、あらかじめ用意していた頑丈なミニコンテナに避難させ、姿は見えるが手出しは出来ないようにするアイデアは面白かったが、水が漏れないくらいの密閉性は必要だったのか?と思ってしまった。実際の海上コンテナもしばらくは海に浮かぶようなのでそれに倣ったのかもしれないが、人間が隠れるつもりだったのならもっと工夫をしておくべきだった。内側からロックをするシステムだったが、最終的には盲目の男が外側から開けていて、そんなに簡単に開くのかよとも思ってしまった。

 

 この攻防は中盤くらいでいったん終了する。それまで気になっていた娘の正体なども明らかとなり、前作同様、登場人物に対する見方がグラつく展開だ。ただ、その後は少し説明的なシーンが多くなり、停滞感が出始めた。

 

 そして、盲目の男と敵の集団との戦いが再び始まる。水の波紋によって敵の人数と位置を把握するシーンなどいくつか光る場面はあったが、全体としてはほどほどのアクションにとどまっている。盲目の男にも非があることが分かり、どっちも悪者だから誰にどう感情移入したらいいのかと迷う問題もあった。

 

 手錠でつながれた相手の腕を娘が切り落そうとする最後のシーンはショッキングだったが、それに至るまでの状況作りはわざとらしかった。その後は、盲目の男の悔悛のヒューマンドラマぽくなる。娘の件に関しては、保護したという意味ではそこまで悪くないのかなという気もするが、前作の件があるのであまり同情は出来なかった。人間らしさを見せたことで得体の知れなさも無くなり、盲目の男の立ち位置がもはやよく分からない。

 

 前作と同じことをしても仕方がないとひねりを加えたのだろうが、そこは割り切って同じことをパワーアップしてやる方向性でも良かったのでは?と思わなくもない。犬が違った形でまた大活躍するのも面白かったし、細かな伏線もしっかりとしていて悪くはない。だが、前作ほどの興奮には及ばなかった。「レオン」的なものもいらなかった。

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スタッフ/キャスト

監督/脚本/製作 ロド・サヤゲス

 

脚本/製作 フェデ・アルバレス

 

製作 サム・ライミ/ロバート・タパート

 

出演 スティーヴン・ラング/ブレンダン・セクストン3世/マデリン・グレイス

 

ドント・ブリーズ2 - Wikipedia

 

 

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