★★★★☆
あらすじ
かつて出版したオカルト本が原因で大学をクビになった女性科学者は、共同執筆者だった友人らと共にゴーストバスターズを始める。1984年の映画『ゴーストバスターズ』のリブート作品。
感想
メインの登場人物たちが女性になってリブートした「ゴーストバスターズ」だ。序盤は特に音楽や雰囲気が80年代のハリウッド映画にあったワクワク感を醸し出していて、懐かしい気分になった。主演のクリステン・ウィグも、もともとなのか寄せているのか、80年代映画でよく見かけた女性の容姿をしていてハマっている。
主人公ら4人の女性が幽霊退治をする様子がコミカルに描かれていく。ちゃんと楽しい雰囲気にはなっているが、繰り出されるギャグが下ネタや下品なものが多いのが気になった。海外のコメディではありがちだが、この映画はファミリー向けというわけでもないのだろうか。調べたらレーティングは「PG-13(13歳未満の子供の鑑賞には保護者の注意が必要)」だった。
それから4人の秘書的な役割として、クリス・ヘムズワース演じる若くて見た目がいいだけの頭の悪い男が雇われるのだが、彼のあまりのバカさ加減にそんな奴いるか?と笑うよりも引いてしまった。だがよく考えてみれば、逆の女性のパターンは今まで死ぬほどやられているので、それに対するカウンターとしてやっているのだろう。
それに気付いたら、今まで散々見てきたアシスタント的な役割の、おつむは弱いが若くてグラマラスな女性キャラたちは、ステレオタイプでは無かっただろうかとしばし考えてしまった。
旧作からの時代の変化とアップデートぶりに色々と思うところもあったが、基本的には難しく考えず、気楽に見られるエンタメ作品となっている。主人公だけがいつもなぜかスライムまみれになりがちだったのは笑えたし、ユーモラスなゴーストたちにも和んだ。クライマックスもちゃんと盛り上がりを見せて、それなりの満足感があった。
それからオリジナル作品の出演者たちが、カメオ出演しているのも見どころとなっている。前作を忘れているので気付かなかった人の方が多かったが、ダン・エイクロイドやマシュマロマンは分かった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作総指揮 ポール・フェイグ
原作 ゴーストバスターズ
製作 アイヴァン・ライトマン/エイミー・パスカル
製作総指揮/出演 ダン・エイクロイド
出演 クリステン・ウィグ/メリッサ・マッカーシー/ケイト・マッキノン/レスリー・ジョーンズ/クリス・ヘムズワース/セシリー・ストロング/アンディ・ガルシア/ニール・ケイシー/チャールズ・ダンス/マイケル・ケネス・ウィリアムズ/マット・ウォルシュ/エド・ベグリー・ジュニア/カラン・ソーニ/ザック・ウッズ/トビー・ハス/ビル・マーレイ/アーニー・ハドソン/シガニー・ウィーバー/アニー・ポッツ/オジー・オズボーン
ゴーストバスターズ (2016年の映画) - Wikipedia
ゴーストバスターズ(2016)【字幕版】 | 映画 | 無料動画GYAO!
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