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「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 2013

ジゴロ・イン・ニューヨーク(字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 友人をジゴロにしてあっせん業を始めた男は、ユダヤ教聖職者の未亡人にも声をかける。

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 ジョン・タトゥーロ監督・脚本・主演。ウディ・アレン、ヴァネッサ・パラディ、シャロン・ストーンら出演。原題は「Fading Gigolo」。90分。

 

感想

 本屋を廃業し、ジゴロ紹介業を始めた男が主人公だ。本人も高齢だし、友人である未経験の中年男をジゴロにするという無茶な計画なのだが、案外すんなりとうまくいってしまうのが面白い。成功するためにはまず何よりも行動力が大事だということを痛感する。

 

 主人公はたまたま知り合ったユダヤ聖職者(ラビ)の未亡人にも営業をする。彼女は宗教的規律を守って暮らす厳格なユダヤ教徒だ。「ハシディズム」と言うらしいが、その知識が全くなかったので、このエピソードがどういうニュアンスのものなのか、掴みかねるところがあった。

ハシディズム - Wikipedia

 

 敬虔な信者になんてことをするのだと、不謹慎な面白さがあるのだろう。尼さんに女性向け風俗を紹介するようなものなのかもしれない。未亡人を演じるヴァネッサ・パラディの険しい顔が印象的だが、昔は可憐な少女だったのに、私生活で苦労したのか?といらぬ心配をしてしまった。

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 そんな敬虔な女性が、ジゴロと会って変わっていく。人生には宗教的なものだけでなく、別の喜びも必要だということなのだろう。また、宗教だけが救いの道ではないということでもある。最初の訪問で、彼女が流す涙に心動かされる。思い詰めるように生きてきた彼女の心が解きほぐされていった。

 

 

 そのまま最後まで行ってしまうと単に風俗にハマった女になってしまうが、そうはならない。変化した心で改めて自分を見つめ直し、正しい道を選ぼうとする。

 

 そんなイイ話が展開している間にも、主人公はラビたちに拉致されてワチャワチャしていたりする。馴染みのない「ハシディズム」には戸惑うが、それもまた興味深く、品のある大人のコメディとして楽しめた。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/出演 ジョン・タトゥーロ

 

出演

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ヴァネッサ・パラディ/リーヴ・シュレイバー/シャロン・ストーン/ソフィア・ヴェルガラ/ムバルカ・ベン・タレブ

 

ジゴロ・イン・ニューヨーク - Wikipedia

 

 

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