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「ゴースト・ライト」 2006

ゴースト・ライト(字幕版)

★★☆☆☆

 

あらすじ

 息子を失い、夫との関係も悪化して、心機一転、海沿いの一軒家に単身で移り住んだ女流作家は、灯台守の男と出会う。

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 デミ・ムーア主演。原題は「Half Light」。110分。

 

感想

 息子を不慮の事故で失い、海沿いにポツンと建つ一軒家に移り住んだ女流作家が主人公だ。悲しみを共有できない夫に不信感を抱き、一人になりたいと望む彼女の気持ちは分からなくもない。しかし、精神的に落ち込んでいる女性が、周囲に何もない陸の孤島みたいな不便な場所で一人で暮らそうとしているのは、さすがに不安を覚える。周りは誰も止めなかったのかと訝しく思ってしまう。

 

 主人公は、時おり死んだ息子の幻影に脅かされながら、海辺の日々を過ごしている。しかし、彼女に落ち度がなかったとは言わないが、それでも息子に責められるようなことはしておらず、息子の霊に攻撃されているような描写には違和感しかなかった。彼女の自責の念がそうさせているのだとしても、脅すのではなく、苦しみを訴えるような霊の方が自然だろう。

 

 

 それと同時に、主人公と離島の灯台守とのロマンスも進行する。悲しみから立ち直るための新たな恋、といったところなのだろうが、それまでに描かれていた息子の霊との関連性は特にない。話がどこに向かっているのかが分からず、何やってんの?感はあった。

 

 だが、灯台守に関する衝撃の事実が判明して、少し面白くなってきた。息子の霊と接するようになったことで、いわゆる霊感が強くなり、死者と交信ができるようになったのだろう。しかし、信じられない主人公は真相を確かめようと大騒ぎして、村人や出版関係者らに逆に心配され、変な目で見られるようになる。

 

 彼女のあまりにしつこい行動に、誰かが仕組んだと考えられなくもないなと思い始めた。しかし、それだと説明できないことが多すぎるから、さすがにそれはないだろうと結論付けたところで、実はそうだった、となったのでズッコケてしまった。驚愕するよりも、何だよそれと呆れてしまった。敢えて言うなら、あまりの杜撰さに驚いた。

 

 単なる事件で終わらず、ホラー要素も残っているのがミソなのだろう。だが、ミステリーにホラー、サスペンスにロマンスと、それぞれがそれぞれの要素を誤魔化し合っているだけの中途半端な印象を受ける。最初に頭をよぎった通りの、周囲に恵まれなかった女の物語だった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 クレイグ・ローゼンバーグ

 

出演 デミ・ムーア/ハンス・マシソン/ジェームズ・コスモ/ヘンリー・イアン・キュージック/テレーズ・ブラッドリー

 

 

 

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