★★★☆☆
あらすじ
なんにでもなれる魔法のコンパクトで大人の女性に変身した小学生の女の子は、化粧品会社の男性社員に気に入られ、アルバイトをすることになる。
赤塚不二夫原作の同名漫画を、綾瀬はるか主演で映画化。岡田将生、谷原章介ら出演。120分。
感想
魔法少女漫画の古典の実写版だ。なんとなく知っている程度だったので、有名な呪文の言葉「テクマクマヤコン」や「ラミパスラミパス…」は、そういう時に使うシステムだったのかと初めて知った。
なんにでも変身できる魔法のコンパクトを手に入れた小学生の女の子が主人公だ。序盤は子供らしい願いを叶えるために大人に変身する取るに足らない展開が続き、童心を失くした大人にはなかなか辛いものがあった。だが主人公が化粧品会社の社員に誘われてアルバイトを始めてからは、綾瀬はるか演じる大人に変身した主人公がメインとなり、大人でも大丈夫な内容になった。
そして描かれるのは、傾きかけた会社を小学生的発想で救うお仕事ドラマだ。ストーリー自体は取り立てて新鮮なものはなく、思わぬ人が実は影響力のある人だったとか、大物が主人公らの説得で態度を変えたりとか、定番でよくあるものだ。谷原章介、吹石一恵、大杉連らが、主人公の変身したキャラとして女子小学生らしい演技を披露するのが見どころだろうか。
それから、主人公がファーストレディに変身して会社の化粧品を宣伝するシーンがあるのだが、首相夫人なんて憧れるか?と思ってしまった。その後、官僚と癒着して安全性に問題のある原材料を使っていると悪い噂を立てられたりもしているので、この映画公開後に始まる汚職・不祥事当たり前、メディアに圧力かけて礼賛させる暗黒の自公政権の世の中をまるで予見しているかのようだった。
安倍政権にコントロールされる日本メディアの「不都合な真実」 | nippon.com
全体として可もなく不可もなく、特に感想も出てこないくらいだ。老若男女が楽しめるように作られた映画として、気楽に見るには悪くない。
スタッフ/キャスト
監督 川村泰祐
脚本 山口雅俊/大森美香/福間正治
原作 ひみつのアッコちゃん (小学館文庫―赤塚不二夫名作選 5)
出演
吉田里琴/谷原章介/吹石一恵/塚地武雅/堀内敬子/大杉漣/内田春菊/柿澤勇人/鹿賀丈史*
*特別出演

