★★☆☆☆
あらすじ
友人とライブに行った女子高生は、会場で年上の男と知り合う。
金城武、カレン・モクら出演。シルヴィア・チャン監督・出演。タイトルの読みは「君のいた永遠(とき)」。香港映画。115分。
感想
映画監督の女性が、自身の恋愛を題材にした映画を撮ろうと、脚本家に当時の思い出を語る形で物語は進行する。
まず最初は、高校生の主人公が二歳年上の男と出会い、付き合い始めるまでが描かれる。だが、金城武演じる相手の男が挙動不審で不気味だ。面と向かうと素っ気ない態度を取るのに、離れると遠くからチラチラ見たり、待ち伏せしたりする。若さゆえの初々しさのつもりなのかもしれないが、ほぼ変質者だ。
しかし、意外と積極的に男が声をかけてからは、付き合うまで一瞬だった。ほぼその日から付き合い始めたと言ってもいいだろう。そのまま二人は急速に関係を深めていく。そのまま幸せが続けば良かったが、若すぎる二人には将来や親の存在など障壁は多く、別れざるを得なくなる。
その後、二人はそれぞれの道を進んで音信不通となるが、ある時再会して関係が復活する。だが再会のタイミングが悪く、互いの気持ちもすれ違い、忙しい日々の中でそれが続くことはなかった。切ない話だが、よくある話だ。
感動的な雰囲気のラストもそれほどピンと来ず、このラブストーリーの肝が何なのかが伝わって来なかった。自分のことしか考えていなかったが、相手の気持ちも考えてみるとまた印象が違うということなのか、知らないところで自分に関する物語が進行していたことに気付いた驚きと喜びなのか。
敢えて過去を改変する演出や時々のわかりづらい描写など、なんとなく監督のひとりよがりを感じてしまう映画だ。なんだか釈然としない余韻が残る。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/出演 シルヴィア・チャン
脚本 キャサリン・クワン
出演 金城武/ジジ・リョン/カレン・モク/ジョー・コク/ウィリアム・ソー/レオン・ダイ/エレイン・ジン
音楽 カイ・ハン
撮影/出演 リー・ピンビン
