★★★☆☆
あらすじ
かつてインドから唐に運ばれる途中で消えた財宝のありかを探す考古学者。
感想
冒頭の財宝にまつわる由縁を紹介する映像がゴリゴリのCGで、まるでゲーム画面を見させられているような気分になって、いきなり萎えた。CGのクオリティの高さが中途半端なのと、金ピカであればあるほど素晴らしいという映像感覚が受け付けないせいだろう。数分の映像なのでCGでやった方がコスパがいい、というのは分かるが。
しかしインド人も金ピカが好きみたいなので、意外と中国人とインド人は相性がいいのかも。でもよく考えると侘び寂を好ましく思う日本人の感覚が特殊なだけで、こういうのは世界中のほとんどの人が好きなのかもしれない。
物語は、劇中でも言及されているが「インディー・ジョーンズ」的なありがちなお宝ハンター映画となっている。財宝を探すチームが、同じくそれを狙う一味と争いになって…みたいな物語で、プロット的には特に新鮮味はない。
ドバイでの高級スポーツカーでのカーチェイスは物珍しかったし、それらを惜しみなく破壊するシーンは馬鹿っぽくて笑えたが、その他のほとんどのアクションシーンは何を見せたいのかが良く分からない、ただやってるだけといった印象のシーンが多かった。
ジャッキーがメインのアクションは、蛇に対して蛇拳を使ったりとそこそこ面白いのだが、年齢的にもう彼に激しいアクションを求めるのは酷だろう。それを補うためにたくさんの男前の若手俳優を出しているのだと思うのだが、彼らはスマートにアクションをこなしているだけといった印象で、迫力は感じない。ジャッキーと一緒に出演していると、彼らは本物じゃないしなと思ってしまう自分がいるので、ちょっと損な部分はあるかもしれない。
最後は踊っておけばオールOKみたいなインド映画的展開。インドで映画を撮ってたら絶対やりたくなっちゃうやつなのだろうなと、微笑ましい気分になった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 スタンリー・トン
製作総指揮/出演
出演 アーリフ・リー/レイ/ソーヌー・スード/ディシャ・パタニ/ムチミヤ/アミラ・ダスツール/エリック・ツァン
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