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「ラ・スクムーン」 1972

ラ・スクムーン

★★★☆☆

 

あらすじ

 暗黒街で恐れられる男は、無実の罪で逮捕されてしまった友人のために、彼を陥れたギャング組織に近づく。

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 ジャン=ポール・ベルモンド主演。フランス映画。108分。

 

感想

 敵対する組織にハメられ、逮捕されてしまった友人を助けようとする男が主人公だ。弁護士費用を稼ぐために、彼を陥れた組織に単独で乗り込み、ボスを殺して乗っ取ってしまうのだから荒っぽい。

 

 ただ、他の台頭する勢力も、策略もなく単純に暴れるだけなので、この時代はまだ簡単に崩壊するような脆い組織ばかりだったのだろう。シンプルに強い者がすべてを手に入れることができた。それが良いことなのかは分からないが、単純明快で分かりやすい時代ではある。

 

 

 主人公が裁判で戦う法廷ものかと思っていたがそういうわけでもなく、しかも友人は無罪を勝ち取れずに収監されてしまった。そこで彼を脱獄させるための計画を練っていたら、今度は主人公自身も収監されてしまった。ということは二人で脱獄を謀る「プリズン・ブレイク」のような展開になるのかと予想したが、それも途中で頓挫してしまった。

 

 なんだか中途半端な物語だなと思っていたが、どうやらどんな時でも挫けない主人公の生き様を描く物語のようだと段々気付いてきた。アクション映画的なものを勝手に期待していたので肩透かしだったが、だから主人公が監獄に入るまでに1時間もかけたのかと納得もした。脱獄ものならそこにそんなに時間をかけないはずだ。

 

 古い映画なので、主人公の銃の早撃ちはすごいとは思うが、今と比べるとアクションは見劣りするし、主人公のクールな生き様もつまりこういうことなのだろうなとなんとなく想像は出来るもののすぐにはピンと来ず、直感的に「すごい!」とか「カッコいい!」とはならないのがしんどい。いったん頭で考えて、周回遅れで反応しているような感覚があった。オンタイムで見ていたならそんなことはないのだろうが、今の感覚で見てしまうとキレがなく、もっさりとした印象を受けてしまう映画だ。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジョゼ・ジョヴァンニ

 

原作  ひとり狼 ジョゼ・ジョバンニ 早川ポケットミステリ

 

出演

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クラウディア・カルディナーレ/ミシェル・コンスタンタン/ジェラール・ドパルデュー

 

ラ・スクムーン

ラ・スクムーン

  • ジャン=ポール・ベルモンド
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ラ・スクムーン - Wikipedia

 

 

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