BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 」 2022

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

★★★☆☆

 

あらすじ

 憧れの会社への転職を控え、最後の仕事を完璧にこなそうとする広告代理店の女性は、徹夜明けの月曜の朝、後輩からタイムループにハマりこんでいることを告げられる。

www.youtube.com

 

 マキタスポーツら出演。82分。

 

感想

 タイムループに気付いた小さな広告代理店の社員たちが、そこからなんとか抜け出そうと奮闘する物語だ。ただ、当初はどこからどこまでの期間がループしているのか、いまいちよく分からない。会社に泊まり込んだ月曜の朝、皆が目覚めた時を起点にして、一週間がループしているということらしい。ずっと彼らは忙しいのでメリハリがなく、どこで振り出しに戻っているのか判別しにくかった。

 

 後輩からタイムループを知らされた主人公が先輩に知らせ、その先輩がさらに上の先輩に伝え、最終的に社長に伝わればループから抜け出せるだろうとする設定は面白い。それぞれが自分の先輩をじっくり観察し、どうすれば信じてもらえるのか、作戦を練っている。

www.youtube.com

 

 最終段階の社長説得の際に、彼が発すると分かっている言葉をあらかじめプレゼン資料に盛り込み、喋ると同時にプロジェクターで映し出していく場面はコントみたいで可笑しかった。

 

 

 しかし、物語が佳境になるにつれ、漫画愛がメインとなっていく展開には釈然としないものがあった。社長が漫画好きなのは分かるとして、なぜ社員たちが漫画制作に詳しく、すんなりと取り組めるのかは謎だ。
 

 また、それと同時に、良き同僚、良き会社みたいな方向に物語が進むのも納得がいかない。社員同士の仲の良さは序盤から気になっていたが、徹夜続きの多忙な会社で、社内の雰囲気が良好とかあり得るのだろうか。もっと殺伐とした空気になるような気がする。ほろりとさせられる場面はあったが、現実にはあり得ない理想に見えてしまった。

 

 タイムループものは、日本だと説明的になり、ディテールにこだわりがちだ。その結果として緻密ではあるものの、こじんまりとした印象となるのは否めない。この映画もそれなりに楽しめるのだが、それだけか、と思ってしまうような物足りなさがある。

bookcites.hatenadiary.com

 

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/編集 竹林亮

 

脚本 夏生さえり

 

出演 円井わん/マキタスポーツ/長村航希/三河悠冴/八木光太郎/髙野春樹/池田良

 

音楽 大木嵩雄

 

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない - Wikipedia

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com