★★★☆☆
あらすじ
両親を失い、兄2人と貧しい地域で暮らす少年は、近所の仲間たちとグループを作り、裕福な地域に住むグループと対立していた。
マット・ディロン、ダイアン・レイン、エミリオ・エステベスら出演、フランシス・フォード・コッポラ監督。1983年の「アウトサイダー」に未公開シーンを加え、サウンドトラックも一新した作品。原題は「The Outsiders: The Complete Novel」。113分。
感想
不良グループの最年少の少年が主人公だ。彼の仲間たちは学校をドロップアウトしたり、親に見捨てられたりと恵まれない環境にいる。今なら白人貧困層と言われる集団だろう。
そんな中で、マット・ディロン演じるグループの中心的存在が、野外映画で女性にしつこく言い寄ったり、近所の子どもたちに嫌がらせをしたりと、普通にイヤな奴で引いてしまった。世間から眉をひそめられる不良そのもののイメージだ。
だがそんな彼も、グループの仲間は大切にする。常にメンバーのことを気にかけて、困っていれば助ける。それがわかったことで多少は親近感が湧いてきた。しかし、主人公らが殺しをしてしまったと相談に来た時、詳しい経緯も聞かずに的確に指示を与えていたのは、あまりに手慣れすぎでは?と、またちょっと引いてしまった。
グループ同士の抗争や潜伏生活、仲間の死やヒーロー的体験を通して、多感な年ごろの主人公が考え学び、成長していく物語だ。決定的な場面を見せない殺人シーンや夕焼けに立つ主人公のシーンなど、クラシックな雰囲気の演出と鳴り響き続ける音楽が、ドラマティックに映画を盛り上げる。
ディレクターズカット版はサントラを一新したそうなので、オリジナル版からどんな風に変わったのか気になる。
青春映画の定番のさまざまな要素を描いているが、まとまりには欠ける印象だ。最終的に兄弟の話になるのはやや唐突で、違和感があった。
スタッフ/キャスト
監督/製作総指揮 フランシス・フォード・コッポラ
脚本 キャスリーン・ローウェル
出演 C・トーマス・ハウエル/マット・ディロン/ラルフ・マッチオ/パトリック・スウェイジ/ロブ・ロウ/エミリオ・エステベス/グレン・ウィスロー/ダイアン・レイン/レイフ・ギャレット/ダレン・ダルトン/ミシェル・メイリンク/トム・ウェイツ/ゲイラード・サーテイン/ドミノ(ソフィア・コッポラ)/S・E・ヒントン
音楽 カーマイン・コッポラ
アウトサイダー (1983年の映画) - Wikipedia
