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「ピンカートンに会いにいく」 2018

ピンカートンに会いにいく

★★★☆☆

 

あらすじ

 派遣社員をしながら細々と芸能活動を続ける女は、かつて所属したアイドルグループの再結成を持ちかけられ、元メンバーたちと再会していく。

www.youtube.com

 

 内田滋、山田真歩、松本若菜ら出演。86分。

 

感想

 売れないタレントの女が主人公だ。かつて所属したアイドルグループの再結成交渉のため、企画を持ち込んだレコード会社の男と共に、元メンバーたちと順番に会っていく様子がコミカルに描かれていく。

 

 主人公は横柄で毒舌なキャラだ。彼女の性格がグループ解散の原因となり、元メンバーたちに変わってないなと呆れられるわけだが、もうちょっと愛嬌があってもいいのでは?と思ってしまう。常に文句と毒舌ばかりで感じが悪く、彼女に好感が持てないのがネックになっている。

 

 

 それに、売れないタレントを続けているなら、もっと腰が低くなりそうな気がするし、案外とキレのある毒を吐くので、それなりに売れそうな気がしないでもない。ただ、長所にもなり得る自分の個性を正しく活用できていないから人生がうまくいっていないわけで、これで間違っていないのかもしれない。意固地に頑張って来た主人公が、過去を振り返り、元メンバーと再会することで変わっていく。

 

 今は一般人としてそれなりに満足した生活を送る元メンバーたちが、今さらきついと自覚しながらも、敢えて恥をかくのも悪くないと、再結成に前向きになっていくのは印象深い。年を重ねるとルーティンに染まっていき、ドキドキすることもなくなっていく。そんな経験が出来る機会はもはや貴重だ。

 

 主人公は最後に、確執のあった元メンバーに会いに行く。見せ場となるシーンだが、予行練習するシーンや実演デモをしていた加湿器に絡めて会話するシーンなど、力が入りすぎたのか、空回り気味だった。

 

 それに、確執の原因が、グループからの抜け駆けを許せなかったというのは、さすがに器が小さすぎる。元々、グループ活動で成功したかったわけでもないのだから、それにこだわるのは解せなかった。

 

 嫌な奴も嫌な奴なりに悩みながら、精一杯生きていることが分かる映画だ。コメディ部分もそれなりに面白い。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 坂下雄一郎

 

出演 内田慈/松本若菜/山田真歩/水野小論/岩野未知/田村健太郎

 

音楽 池永正二

 

ピンカートンに会いにいく - Wikipedia

 

 

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