★★★★☆
あらすじ
ゲノム編集の実験事故の影響で動物たちが巨大化して暴れ出し、元軍人の霊長類学者は暴走を止めようと奮闘する。
ドウェイン・ジョンソン主演。アメリカのアーケードゲーム「Rampage」の映画化作品。107分。
感想
ゴリラと手話でコミュニケーションが取れる霊長類学者が主人公だ。巨大化したゴリラと共に、凶暴化した巨大動物たちを止めようとする。
あらすじだけを聞くといかにも「キング・コング」などのモンスター・ヴァースシリーズのパクリみたいだが、アーケードゲームの映画化なのでそういうわけではないらしい。
だが巨大化する動物が、オオカミはいいとしても、ゴリラはキングコングだし、ワニはゴジラだしで、やっぱりパクリ映画っぽい。もうちょっと別の動物を巨大化すればいいのに、と思ってしまったが、そもそも原作のゲーム自体がパクリというか、影響を受けているのだろう。
映像も本家のグレードダウン版といった感じで、少し不自然なCGの動物たちが暴れ回る。序盤の空飛ぶオオカミの不自然さには思わず笑ってしまった。だがその雑でチープな動きは愛嬌がある。
展開もほぼモンスター・ヴァースの劣化版だが、意外と楽しめてしまうのが不思議だ。おそらく映画全体に無駄に力が入っていないのが良いのだろう。巨大生物の勿体ぶった登場シーンや人間との絆を強調するシーンがない。
特に巨大ゴリラを必死に守ろうとしていた主人公が、飛行機墜落時に意外とあっさりと見捨ててしまうのは印象的だ。だが動物と悪人だったら、人間である悪人の命を優先するのが当然、というのは、至極当たり前の選択だろう。動物が後回しになるのは残念だが仕方がないことだ。
怪獣映画の良くも悪くも重厚で暑苦しい演出を取り払ったような、ライトなノリが案外と心地よい映画だ。嫌な気はしない”まがい物”といった感じで、肩ひじ張らずに気軽に楽しめる。
スタッフ/キャスト
監督/製作 ブラッド・ペイトン
脚本 カールトン・キューズ/ライアン・J・コンダル/アダム・スティキエル
脚本/原案 ライアン・イングル
製作総指揮/出演 ドウェイン・ジョンソン
出演 ナオミ・ハリス/マリン・アッカーマン/ジェイク・レイシー/ジェフリー・ディーン・モーガン/ジョー・マンガニエロ/マーリー・シェルトン/P・J・バーン/ジャック・クエイド/ウィル・ユン・リー/ユライア・フェイバー

