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「ロッキー・ホラー・ショー 」 1977

ロッキー・ホラー・ショー (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 ある雨の夜、友人の家に向かう山道で車がパンクしてしまった若いカップルは、怪しげな古城に迷い込んでしまう。

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 スーザン・サランドン、ミート・ローフら出演のミュージカル映画。原題は「The Rocky Horror Picture Show」。99分。

 

感想

 若いカップルが怪しげな洋館で体験する奇妙な一夜を描く。冒頭の黒バックに浮かぶ赤い唇が歌うシーンは鮮烈な印象を残す。そこで歌われているように、妖怪や怪物といった怪奇ホラー、宇宙人などのSFものなど、いわゆるビザールな昔のB級映画をオマージュしたような内容となっている。

 

 雨の夜中に洋館に迷い込んでしまう展開や、住人たちの薄気味悪く不気味なキャラクターなど、いかにもな設定が怖いもの見たさの好奇心をかきたてる。しかも単に怖いのではなく、どこかコミカルで愉快な雰囲気が漂っているのが魅力的だ。

 

 

 そして、時おり物語に割って入り、解説を始める犯罪学者にもグッとくる。重厚な書斎の本棚をバックに、何かの権威のような偉そうなおじさんがカメラに向かって話しかけるシーンは、昔よく見たなと懐かしくなる。そしてそんな気難しそうなおじさんが、ダンスのステップを解説し、軽やかに踊るギャップも楽しい。

 

 カップルは、洋館の主人に奇妙な発明を披露されたり、誘惑されたりする。トランスセクシュアルの主人が、カップルの男女どちらも襲うのはある意味で公平で、新鮮だった。 

 

 それから女が主人に抱かれておきながら、男も抱かれているのを知って落ち込むのはどうなの?と可笑しかった。その後、開花した彼女が人造人間を誘惑した時の歌は、可愛い顔して結構大胆な内容を歌っていた日本の昔のアイドルの歌を思い出させる。

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 ミュージカルナンバーはどれもノリが良く、車椅子が強力な磁石に引き寄せられて疾走するようなユーモラスな演出も面白く、全体的に楽しい雰囲気に満ちている。映画「フェーム」で見られたような応援上映の先駆けとなったのも、分からないでもない。

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 ただ、ストーリーはよく分からなかったというのが正直なところだ。強いていうなら「みんなもっと自由でいい、マイノリティでも気にせず楽しくやろうぜ」ということなのだろう。「楽しいけどよく分からない」と思うか、「よく分からないけど面白い」と思うかで印象が変わりそうな映画だ。

 

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジム・シャーマン

 

脚本 リチャード・オブライエン

 

出演 ティム・カリー/スーザン・サランドン/バリー・ボストウィック/リチャード・オブライエン/ミート・ローフ/チャールズ・グレイ

 

音楽 リチャード・ハートリー

 

ロッキー・ホラー・ショー - Wikipedia

 

 

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