★★★☆☆
あらすじ
人々を救うために一流の妖怪ハンターを目指す男は、自分に惚れた同業の女に付きまとわれながらも、師の教えに従い、孫悟空に会いに行く。
西遊記を題材にした作品。スー・チーら出演、チャウ・シンチー監督。シリーズ第1作。中国映画。110分。
感想
西遊記を題材に、主人公の玄奘(三蔵法師)が封印された孫悟空のもとを訪れるまでを描く。主人公の職業が妖怪ハンターで、同業の女に惚れられ、猛烈なアプローチを受けるという、日本のアニメや漫画にありそうな設定のラブコメとなっている。
ギャグも日本ぽい。コテコテ過ぎず、クラスの人気者がやっていそうな分かりやすい笑いで、万人受けしそうだ。アクションも分かりやすくて楽しく、エンタメ作品としてバランスが良い。
そして、妖怪たちのCGがよく出来ている。キャラクター造形も素晴らしく、実写に違和感なく溶け込んでいて見ごたえがある。
ギャグとアクションで魅せる映画で、ストーリーはたいして重要でなく、特にコメントが思い浮かばなくて困る展開だったが、終盤は少し様相が変わってくる。封印されていた孫悟空が復活してしまうのだが、それまでのコミカルな空気感とは異質の、不気味な孫悟空に変身する。想像していたヒーローぽい姿とは全然違っていたので驚いた。
一気にダークな雰囲気となったが、これがなかなか良い。このシリアスな感じで全編を作ったら、クリストファー・ノーラン版「バットマン」シリーズのような、いい感じのダーク・ファンタジーになりそうだ。西遊記はコミカルにやりがちだが、このパターンもありだなと新鮮だった。
色んな要素が詰まった、肩ひじ張らずに気楽に見られる娯楽映画だ。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 チャウ・シンチー
脚本 デレク・クォック/ローラ・フオ/ワン・ユン/ファン・チーチャン/ルー・ゼンユー/リー・シェン・チン
脚本/製作 アイビー・コン
出演 ウェン・ジャン/スー・チー/ホアン・ボー/ショウ・ルオ
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