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「殺人狂時代」 1967

殺人狂時代

★★★☆☆

 

あらすじ

 なぜか殺し屋に命を狙われた犯罪心理学の講師は、理由を探るべく組織と接触を図る。

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 仲代達矢、天本英世ら出演、岡本喜八監督。原作は都筑道夫。99分。

 

感想

 物語は、悪役の経営する精神病院からスタートする。際どく危険な香りで、面白くなりそうな雰囲気がプンプンとしていた。

 

 しかし、続くドイツ人との面会シーンで、白が多めの白黒映像なのに白い文字で字幕を入れてきて、ちゃんと視認できるのかと無駄にドキドキとしてしまった。結果としてはそれほど苦労せずに読み取ることは出来たが、切り替わるタイミングが早くて読み切れなかった。それでも、なんとか言いたいことは分かったが。

 

 

 この悪役を演じるのは天本英世だ。ドイツ語を流暢に操るシーンは、堂に入っていて感心する。その後も彼は得体のしれない怪しさを放ち続け、存在感のある悪役を好演している。

 

 殺されかけた大学講師の主人公が真相を探るべく、殺し屋を送り込んだ組織に近づこうとするコミカルな物語だ。シュールな設定の中、トボけた顔して着実に敵に迫る主人公を演じる仲代達矢もまた、はまり役だ。

 

 しかし、笑えるかといわれると、それほど面白みは感じない。自衛隊の不発弾を手にして、税金に絡めて「年末調整の跳ねっ返りだ」と称した場面は可笑しかったが、全体としてはノリがやや古いかなと思ってしまう。

 

 ただし、映画の雰囲気は抜群だ。個性的なキャラクター、センスの感じられる構図にトガったセットの映像、と見応えたっぷりで心地いい。シュールでスラップスティックな中でも、締めるところは締めて、ストーリーもそれなりに筋が通っている。謎めいた余韻を残すエンディングも味わい深く、乙な映画となっている。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 岡本喜八

 

脚本 小川英/山崎忠昭

 

原作

*改題前のタイトルは「飢えた遺産」

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出演 仲代達矢/団令子/砂塚秀夫/天本英世

 

音楽 佐藤勝

 

撮影 西垣六郎

 

殺人狂時代

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  • 仲代達矢
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殺人狂時代 (1967年の映画) - Wikipedia

 

 

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