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「サザエさん」 1956

サザエさん

★★★☆☆

 

あらすじ

 家事が苦手で両親に呆れられていた若い女性・サザエさんは、仕事を見つけて外に働きに出る。

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 江利チエミ、仲代達矢、松島トモ子ら出演。長谷川町子の漫画原作。シリーズ第1作。86分。

 

感想

 国民的アニメの原作を元にした映画だ。ただし、サザエさん初期の独身時代が描かれるので、逆に新鮮味がある。現在のアニメは安定の家族構成で展開されているが、最初はこうだったのかと、興味津々で見ることができた。

 

 サザエさんを演じるのは江利チエミだ。名前は聞いたことはあるが、ちゃんと顔や動いているところを見るのはきっと初めてで、こんな感じなのかと感心しながら見てしまう。親しみやすい雰囲気があって、コメディエンヌぶりも堂に入っている。吉本新喜劇にいそうでもあるし、歌が上手いところも含めて、三浦透子に似ているようにも見える。

そばかす

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 サザエさんらしいエピソードが展開されていく。古い映画なので今でも笑えるということはないが、サザエさんとカツオのガチっぽい取っ組み合いのケンカとか、探偵事務所の所長とのコント風のやりとりなどは面白かった。途中で何度か、江利チエミが歌って踊るシーンがあるのも楽しい。

 

 

 それから、終盤のクリスマス会の余興でワカメが歌を歌うのだが、その歌いっぷりが子どものくせに完璧すぎて、逆に気味が悪かった。この天才子役は誰?と思って後で調べたら、松島トモ子だった。彼女は売れっ子の子役だったらしいが、それにも納得の演技だった。ライオンに食べられそうになっただけの人ではなかった。 

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 その他、ダークダックスはこの時代から世に出ていたのかとか、「男はつらいよ」シリーズの初代おいちゃん役だった森川信のコメディアンぶりがわかったりと、江利チエミや松島トモ子の件も合わせて、昭和の文化史的な意味で色々と興味深い映画だ。そして、ダークダックスのメンバーがすでに全員亡くなっていることと、それを全然知らなかったことにしみじみとしてしまった。

 

 最後はそんなところで終わるの?と拍子抜けするところがあったが、物語を求める映画ではないので、これでいいのだろう。歌あり、笑いあり、ロマンスありの娯楽映画となっている。ステージなどではやっているのかもしれないが、今のアイドルもこういう映画を作ればいいのに、と思ってしまった。

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スタッフ/キャスト

監督 青柳信雄

 

脚本 笠原良三

 

原作 サザエさん 1巻

 

出演 江利チエミ/小泉博/藤原釜足/清川虹子/小畑やすし/松島トモ子/仲代達矢/花菱アチャコ/柳家金語楼/森川信/ダーク・ダックス

 

音楽 原六朗

 

サザエさん

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サザエさん (1956年の映画) - Wikipedia

 

 

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