★★☆☆☆
あらすじ
一流ホテルで結婚式の臨時職を手に入れた若い女は、施設内で騒動を起こすトムとジェリーを何とかするよう指示される。
クロエ・グレーズ・モレッツ、マイケル・ペーニャー、ケン・チョンら出演。人気アニメ「トムとジェリー」の実写版。101分。
感想
「トムとジェリー」の実写映画だ。どんな風に3D化してくるのかと思ったら、そのままカートゥーン風の2Dだったのは意外だった。それならそういうテイストの作品ということで別にいい。だが実写との融合がうまくいっていないのが気になる。
トムとジェリーの2次元キャラだけなら普通なのに、3次元の役者と一緒になると、微妙に2.5次元にしてくるのがなんだか気持ち悪い。違和感を消すための処置なのだろうが、それならもう3Dにしてよと思ってしまった。
嘘の経歴で一流ホテルの臨時職にありついた若い女性が、トムとジェリーに手を焼きながら、大物カップルの結婚式を成功させようとするストーリーだ。
彼女が面接に来た女性を勝手に不採用にして帰らせ、その代わりに面接を受けるシーンは面白かった。だがそれ以後は、よくある結婚式の騒動記といった感じで、あまり目立った出来事はない。
トムとジェリーはアニメ同様に喋らない設定だ。それが影響して、普通に喋る人間たちに混じると埋没してしまい、うまく物語に絡めない。物語としても実写とアニメパートの融合がうまくいっていない印象だ。別物感がある。
結論としては、アニメ部分と実写部分を一緒にせず、それぞれ別に映画を作った方が良かった、ということになりそうだ。アニメパートだけのシーンは悪くないし、トムとジェリーが喋らない設定も維持した方がいいだろう。そのままいつも通り仲良く喧嘩すればそれなりになったはずだ。
また、ホテルの結婚式話も新郎新婦のやりとりを増やしたりして、話をもっと膨らませれば、そこそこのラブコメ映画になったような気がする。
序盤は子どもの頃ぶりに見た「トムとジェリー」に懐かしい気分になったが、終わってみれば、「トムとジェリー」ではない何かを見たような気がしてしまう映画だ。
スタッフ/キャスト
監督/製作総指揮/出演(声) ティム・ストーリー
脚本 ケビン・コステロ
出演 クロエ・グレース・モレッツ/マイケル・ペーニャ/コリン・ジョスト/ロブ・ディレイニー/ケン・チョン/ニッキー・ジャム(声)/ボビー・カナヴェイル(声)/リル・レル・ハウリー(声)/ジェフ・バーグマン(声)
音楽 クリストファー・レナーツ
トムとジェリー (2021年の映画) - Wikipedia


