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「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」 2024

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

★★★☆☆

 

あらすじ

 80年代。香港へ密入国した男は、マフィアとのトラブルに巻き込まれ、警察も手を出せない無法地帯「九龍城砦」に迷い込む。

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 サモ・ハン、アーロン・クォックら出演。香港映画。126分。

 

感想

 80年代の香港に実在した無法地帯「九龍城砦」を舞台にした物語だ。登場人物たちが、後ろ髪だけ伸ばしたり、デカいサングラスをかけたり、妙に決まり過ぎのヘアスタイルをしていたりと、80年代らしいダサさを醸し出しているのがグッとくる。

 

 荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」や吉川晃司の「モニカ」の広東語カバーが流れたりするのも、時代の空気感をうまく表している。

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 香港に密入国した主人公が、九龍城砦に逃げ込むところから物語は始まる。行き場のなかった主人公は、城塞を仕切るボスに認められ、仲間に受け入れられて、ようやく落ち着ける居場所を手に入れた。

 

 

 無法地帯の住人たちはヤバい人間ばかりだから身ぐるみ剥がされてしまうのでは?と危惧してしまったが、さりげなく皆が主人公に手を差し伸べていてほっこりする。彼らはヤバい人たちなのではなく、主人公同様に行き場のない人たちなのだろう。外から見るイメージとはずいぶんと違う。

 

 ここが安住の地となりそうだった主人公だったが、顔も知らない父親の因縁により、マフィアの抗争の渦中に引きずり込まれてしまう。ただ、恩人である城砦のボスから「危険だから出て行きなさい」と促された主人公が、イヤだと頑なに断ったのは理解できなかった。それによってボスや他の住人にも迷惑がかかるのだから、単なるわがままにしか見えない。

 

 また、トラブルの原因となった主人公の出自にしても、たまたまやってきたのが因縁のある場所だったとか、出来過ぎだろう。せめて母親から昔話で聞いていたとか、それにまつわる形見を持っていたとか、彼を城砦に向かわせる説得力のある伏線が欲しかった。

 

 上の世代が絡み合ったしがらみの中で、複雑な思いを抱えながら熱く戦った後、主人公らが敵のラスボスに襲い掛かるのがクライマックスだ。主人公が乗り込んで来た時のシーンは「八つ墓村」ぽさがあった。

八つ墓村

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 それから、ラスボスが4人を相手に互角以上に戦うとか強すぎだ。気功で体を硬くして刃物すら跳ね返すとか無茶苦茶だが、香港映画だと武術の達人は普通に空を飛んだりもするので、設定としてはありだ。

 

 九龍城砦の内外の映像は見事で、時おりハッとするようなシーンもあったが、基本的には真面目というかNHK的というか、オーソドックスな作りの映画だ。老若男女が楽しめそうなエンターテインメント作品に仕上がっている。あとは好みの問題だろう。そのあたりはなんとなく「侍タイムスリッパー」と似ているかもしれない。

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スタッフ/キャスト

監督 ソイ・チェン

 

脚本 歐健兒/陳大利

 

原作 九龍城砦1  囲城

 

出演 ルイス・クー/レイモンド・ラム/テレンス・ラウ/フィリップ・ン/トニー・ウー/ジャーマン・チョン/リッチー・レン/ケニー・ウォン/サモ・ハン/アーロン・クォック/フィッシュ・リュウ/蔡思韵

 

音楽    川井憲次

 

トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦 - Wikipedia

 

 

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