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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ヤッターマン」 2009

ヤッターマン

★★☆☆☆

 

あらすじ

 正義のために戦う男女二人組のヤッターマンは、すべて揃うと願いが叶うといわれる4つの石を、悪事のために集める悪党集団を阻止しようとする。

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 櫻井翔、深田恭子、阿部サダヲら出演。人気アニメの実写映画化作品。111分。

 

感想

 映画は、ヤッターマンと悪党たちとの戦いで幕を開ける。しかし、画面がガチャガチャしていて、両者がどうやら戦っているらしいことだけは伝わるが、具体的に何をしているのかはさっぱり分からない。導入部分からいきなり突き放される。

 

 その後も、ごちゃごちゃとした背景、それに紛れてしまう衣装、靄がかかったようなぼんやりとした映像、お経のように延々と流れる垢抜けない音楽と、キレの全くないシーンが続き、清々しいくらいに何も頭に入ってこない。

 

 

  序盤だから気合が入っていたのだろうし、原作アニメの雰囲気を忠実に再現しようとしたのだろうし、うまくCGを合成しようとしたのだろうが、すべてがダメな方向に転んでしまった印象だ。特に主人公たちが背景に紛れてしまいがちで、何やってるのかすら判然としないのが辛い。

 

 しかし、肩の力が抜けたのか、中盤あたりから背景も映像もスッキリとして、ようやく見られるようになった。別に順番に撮っているわけではないのだろうが、スタッフに腕が上がったね、成長したねと褒めたくなる。ただし、あくまでも見られるようになっただけで、決して面白くなったわけではない。多少、何をやっているのかが分かるようになったというだけのことだ。

 

 そして、見どころのひとつである対決シーンは、相変わらず状況がさっぱり分からないままで、ここは変わらない。

 

 こんな状態で楽しめるはずはなく、ドロンジョ役の深田恭子を見ることだけが唯一の心の救いだった。どうせ何をやっているのか分からないので、彼女の姿だけを映しておいてくれればそれでいいから、と願ってしまった。

 

 それから、地味に苦痛だった延々と流れるダサい音楽の中で、ザ-クロマニヨンズが歌う劇中歌が流れはじめた時の救われた感と言ったらなかった。やっとまともなのが来たと、一番興奮したかもしれない。

 

 色々酷かったが、冷静になってみれば、とにかくガチャガチャしていた前半も、未就学児くらいの子どもなら喜びそうだし、スッキリと見やすくなった後半も原作のテイストを消したと批判されそうで、何が正解なのかが分からないところはある。

 

 ただ、最初から後半の雰囲気で、アクションシーンだけを改善すれば、実写版ならではの映画になるような気はする。

 

スタッフ/キャスト

監督 三池崇史

 

脚本 十川誠志

 

原作 タイムボカンシリーズ「ヤッターマン」DVD-BOX 1

 

出演 櫻井翔/福田沙紀/ケンドーコバヤシ/岡本杏理/阿部サダヲ/深田恭子/山寺宏一/小原乃梨子*/たてかべ和也*/笹川ひろし/ムロツヨシ

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*特別出演

 

音楽 山本正之/神保正明/藤原いくろう

 

撮影 山本英夫

 

ヤッターマン (映画) - Wikipedia

 

 

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