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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「悪人」 2007

悪人(上) (朝日文庫)

 

感想

 冒頭の、コンビニの駐車場の広さで田舎具合を表現するのはうまい。たくさんの登場人物が現れるが、その人物達がそれぞれどのように関わっているのか、気になって止められず、どんどんと読み進めてしまった。

 

 そこに描かれているのはほとんどが田舎の人々で、どこの田舎にもいそうな人々。出会い系サイトで知り合った女性に会うために、平気で隣の県まで車で出かけてしまったり、すでに子供もいる同級生の友人に焦りを覚えながらも、働き甲斐も感じない仕事に出かける女性とか。やっぱり田舎はいやだなぁとつくづく思ってしまう。

 

 

 今日も新聞の片隅に載っていそうな、とある地方の事件だが、その裏側にはいろいろなドラマが隠されている。本当の悪人は誰なのか?と。

 

著者

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悪人 新装版 (朝日文庫)

悪人 新装版 (朝日文庫)

  • 作者:吉田 修一
  • 発売日: 2018/07/06
  • メディア: 文庫
 

悪人 (小説) - Wikipedia

 

 

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