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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

映画

「ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜」 2008

★★★★☆ 冤罪で20年間の服役生活を宣告された妻を、脱走させる計画をする夫。 冤罪の妻を救うため、もはや司法を一切信じず、力ずくの行動に出るというのがすごい。ただ、状況証拠が揃い、真犯人も見つけられない中で無罪を証明するのは難しいわけで、だからと…

「ワイルド・ギャンブル」 2015

★★★☆☆ ギャンブルにのめり込む男が、カジノで出会った男と意気投合する。 それなりに勝てる力がありながら引き際を知らず、ついついのめり込んでしまって結局は負けてしまい、借金もかさんでどん底状態になっている中年の男。そして、そんな彼と意気投合する…

「愛と誠」 2012

★★★★☆ 幼少の頃に自分を助けるために額に傷を負った少年と再会し、彼に一途な想いをぶつける女子高生。 どうせ真面目に描いても滑稽さを感じてしまう劇画の原作を、それならと敢えて昭和歌謡のミュージカルシーンやコミカルなシーンを挿入することで上手く料…

「ザ・コミットメンツ」 1991

★★★★☆ アイルランド・ダブリンでソウルミュージックのバンドを結成するためにメンバーを募集するマネージャー。 ヨーロッパにおけるアイルランド人を、アメリカにおける黒人と同じ立ち位置だと見立てているのが面白い。そしてそれを決して卑下しているわけで…

「まほろ駅前狂騒曲」 2014

★★★☆☆ しばらく子供を預かってほしいという依頼を引き受けることになった便利屋。 すっかり前作の内容を忘れているので、本上まなみと松田龍平、二人が演じる役柄の間に何があったのかとか、その他の登場人物たちについて等々、全く覚えていない。だけどあま…

「彼が二度愛したS」 2008

★★★☆☆ 深夜まで弁護士事務所で会計監査を一人行っていた男は、そこで働く弁護士の男に話しかけられ仲良くなる。 ヒュー・ジャックマンが自ら製作も行っているだけあって、自らの演技力を遺憾なく発揮できるような役柄になっている。自信にあふれるエリートサ…

「長州ファイブ」 2006

★★★☆☆ 幕末に藩命により密かにイギリスに渡った長州五傑(井上馨・遠藤謹助・山尾庸三・伊藤博文・井上勝)の現地での様子を描く。 長州ファイブといいながら割と早い段階で長州スリーとなり、ツーとなり、あっという間にワンになってしまった。五人をすべて…

「サイド・エフェクト」 2013

★★★☆☆ 担当する患者が処方した新薬の副作用で殺人事件を起こし、社会的信用を失ってしまった精神科医。 医薬品業界の闇を描いていく展開になっていくのかと思ったが、物語はサスペンス的な方向へと展開していった。とはいえ、医薬品業界の闇がキーとなってい…

「金融腐蝕列島〔呪縛〕」 1999

★★★☆☆ 総会屋への不正融資疑惑に対して危機感を募らせる中堅社員と、反応の鈍い上層部。 事態を理解できずにその場しのぎの対応をして右往左往する幹部たち、責任を他人に押し付けてなんとか居座ろうとする重鎮、自らのメンツのためならあらゆる手段も辞さな…

「バイオハザードIII」 2007

★★★☆☆ 地球上に拡散してしまったゾンビから逃れ、安住の地を求める人々。 荒廃する社会、弱肉強食の論理、疾走する武装した車たち、とどこか世界観がマッドマックス的にもなってきた今回。ある意味、終末感の一つの完成形なのかもしれない。 そして今回も相…

「ヘルタースケルター」 2012

★★☆☆☆ 全身整形してモデルとして人気となり、女優、タレントとしても活躍を始めた女。 全身整形をしたことを抜きにすれば、若い女がモデルとして人気となり世間の注目を一身に集めるが、やがて歳をとり世間の注目が別の若い女性に移って、焦りや孤独を感じ始…

「アウェイク」 20007

★★★☆☆ 母親の反対を押し切って結婚した夜に、ドナーが現れ心臓移植手術をすることになった富豪の男。 全身麻酔の手術に対して変なトラウマが生まれてしまいそうな映画。全身麻酔をかけたのに、意識は目覚めたままの術中覚醒の状態で手術をうけることになって…

「リピーテッド」 2014

★★☆☆☆ 何者かに襲われて、20歳以降の記憶は一晩眠ると忘れてしまう記憶障害を患った女は、毎朝目覚める度に自分が何者であるかを夫に尋ねる日々を過ごしていた。 こういう記憶障害を抱えてしまうと、日々の生活に支障をきたし、想像できないほど不安な日々を…

「夢売るふたり」 2012

★★★★☆ 経営していた居酒屋を火事で失い再起を目指す夫婦が、やがて結婚詐欺を行うようになる。 店を失い失意のまま過ごしていた男が、ふとしたきっかけで客の女と一夜を過ごし、大金を手に入れる。店の再建のために役立てようと喜んで飛んで帰ったのに、あっ…

「ラストベガス」 2013

★★★★☆ 60年来の親友4人組の一人が若い女性と結婚することになり、ラスベガスに集まって結婚前のパーティを行う計画を立てる。 少年時代のちょっとしたエピソードから始まって、一気にその60年後に舞台が飛ぶ。青春時代の彼らの思い出や幼馴染の女性をめぐ…

「BIUTIFUL ビューティフル」 2010

★★★★☆ 末期の病気であることを知った男は、残される家族や周辺について考え、動き始める。 細かな説明もなく断片的な映像で、序盤はあまり状況が飲み込めないまま、物語が進む。エピソードが積み重なっていくことで、主人公の置かれた状況、人間関係などが次…

「悪名」 1961

★★★☆☆ 逃げるのに失敗して再度遊郭に売り飛ばされた知り合いの女を救出に向かう男とその弟分。 慣れるまではセリフが聞き取りにくい。古いからということもあるのだろうが、キツい印象を受ける河内弁も影響している。 今なら見所は勝新太郎と中村玉緒の実の…

「美しき諍い女」 1991

★★★☆☆ 高名な画家の邸宅を訪れた女はモデルを引き受けることになり、それぞれの妻や恋人との関係に微妙な暗い影を落とすようになる。 観るのになかなかの覚悟がいる4時間ほどある作品。その殆どが画家が絵を描いているシーンで端折ればいいのにと思わなくも…

「魔界転生」 1981

★★★☆☆ 島原の乱で無念の死を遂げた天草四郎時貞が蘇り、同様に無念の死を遂げた宮本武蔵らを蘇らせ、それぞれが現世で果たせなかった無念を晴らそうとする。 天草四郎役の沢田研二が、転生した者たちのリーダーとしてのカリスマ性を感じさせる演技で素晴らし…

「ライチ☆光クラブ」 2016

★★☆☆☆ 町の廃工場でロボットを作り、一人の少女を拉致させた少年グループ。 子供の頃に秘密基地を作り、大きくなってもそのままの少年たち。だからなのか、ロボットを作ったはいいが、女神的扱いをする少女を拉致したり、町を支配するといい出したり、まった…

「フェア・ゲーム」 2010

★★★☆☆ 大統領がイラク戦争の根拠としたイラクの大量破壊兵器の保有に疑義を唱えた元外交官が、報復として妻がCIAのエージェントであることを暴露される。実話に基づく物語。 とにかく戦争をする理由がほしい大統領と、いくら調査をしてもその理由を発見・断…

「薄桜記」 1959

★★★☆☆ 高田馬場の決闘を機に知り合った丹下典膳と堀部安兵衛が、一人の女性を存在によって数奇な運命に翻弄される。 セリフは聞き取りづらいが、吉良邸討ち入りに向かう冒頭のシーンや橋の上での決闘シーンなどクールな映像表現が随所に見られる。 高田馬場…

「その男ヴァン・ダム」 2008

★★★★☆ 離婚問題などで疲れ果て、故郷のベルギーに一時帰国したジャン=クロード・ヴァン・ダムが、郵便局で強盗事件に巻き込まれる。 冒頭の割と凄い長回しのアクションシーン。映画の中では敵が何人いようと、彼ならなんとかしてしまう。でも、実際に事件に…

「柳生一族の陰謀」 1978

★★★★☆ 徳川二代将軍秀忠の死による家光と忠長の将軍後継争い。 なかなか豪華な面々。だが正直、後継争いに決着がつくまではそれぞれに大した見せ場もなく、役者陣を活かしきれなかったなぁと思っていたのだが、後継争いに決着がついてからが本番だった。 後…

「ポランスキーの 欲望の館」 1972

★★★☆☆ 一人旅を続ける女性が暴漢に襲われ、奇妙な人々が暮らす館に逃げ込む。 舞台となる館が豪邸でインテリアにも凝っており、それだけでもなかなか見ごたえがある。現代アートをモチーフにした調度品など、画面の隅々まで眺めたい感じ。 映画はコメディだ…

「ぼくたちの家族」 2014

★★★★☆ 母親が余命わずかと診断され、動揺する家族。 突然倒れたわけでもないのに、様子がおかしいからと病院に連れて行ったら、一週間がヤマとか言われたらそりゃ動揺する。だけどそこからは闘病の物語と言うよりは、家族の一人が死ぬかもしれないという事態…

「ステイ」 2005

★★★☆☆ 自殺を予告した患者を心配し、居場所を探す精神科医。 よく見ると、同じ格好をした二人組、三人組が通り過ぎたり、乱雑だけど整然とした本棚、男同士、女同士のペアで踊る集団など、どこか現実感のない、奇妙な風景が登場人物たちの背後で広がっている…

「Seventh Code」 2014

★★★☆☆ 一度だけ会ったことのある男を追って、ロシアまでやって来た女。 色々と疑問が出てきてしまう映画ではある。女はどうやって男のロシアでの居場所がわかったのか、なんで男はつきまとう女にそれほどは驚いていないのか。また、明らかになった女の正体か…

「フェア・ゲーム」 1995

★★★☆☆ 何者かに命を狙われる女弁護士と、彼女を護衛する刑事。 タフないい男とセクシーな女、派手な爆破シーンと、典型的ないかにもなアクション映画。意外と最近こういう映画は見なくなったかもしれない。 当時にこれを見れば、悪役たちはハイテクを駆使し…

「地獄門」 1953

★★★☆☆ 平治の乱の際に出会った女に好意を持った男は、女が既婚であることを知るが、それでも強引に結ばれようとする。 男が女に好意を持つのは理解できるのだが、既に結婚しているから諦めろと言われても頑なに諦めないのが往生際が悪い。女も好意をもってい…