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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★3

「君の名は。」 2016

★★★☆☆ 朝目が覚めると、時々、互いの体が入れ替わっていることに気づいた高校生の男女。 男女の体が入れ替わるっていうのは「転校生」を思い出させるが、思春期の少年少女にはたまらないモチーフなのだろうか。異性への関心を満足させる一つの妄想として。た…

「ドライヴ」 2011

★★★☆☆ 思いを寄せる人妻のために、その夫の犯罪を手助けする凄腕のドライバー。 すごく静かな映画。主人公は寡黙で、感情の起伏は少ない。その背後で様々な想いを溜め込んでいくような静かな音楽が流れている。そんな静かな印象を与える映画だが、実際には激…

「ふがいない僕は空を見た」 2012

★★★☆☆ アニメ好きの主婦と密会を重ねる高校生男子。 結構激しめの性表現があって、田畑智子は肌が白いな、と思いながらも、堂々とモザイクがかけられていて少し冷めた。こういうのって、モザイクをかけなくても良いように色々工夫するのが美学、みたいなとこ…

「キャロル」 2015

★★★☆☆ デパートで働く若い女が、接客した一人の女性に見惚れてしまう。 何気なさそうな主人公二人の会食シーンから物語が始まる。ただし二人の様子に何かただならぬものを感じさせながら、二人が最初に出会った時に時間は巻き戻される。 いわゆる同性愛の映…

「橋のない川」 1992

★★★☆☆ 被差別部落に生まれた少年の成長。 被差別部落の人間はもっと交わらないように差別されているのかと思っていたがそうでもなかった。建前上は明治になって差別がなくなった事になっているからか。そうはいっても学校でも他の集落の生徒に馬鹿にされ、教…

「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」 2010

★★★☆☆ 人間のモチベーションの新たな段階の紹介。 人が生理的欲求に基づいて行動することをモチベーション1.0、そして、いわゆるアメとムチという外的要因に基づいて行動することをモチベーション2.0と定義づけている。現在の会社組織で人々を動かしているの…

「複製された男」 2014

★★★☆☆ 大学講師をする男は、進められて見た映画にちょい役で出ていた自分そっくりの男に興味を持ち、コンタクトを取ろうと試みる。 意味深なシーンが多い不思議な映画で、よく分からなかったというのが正直なところだが、観終わった後に色々とネット上を見て…

「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」 2015

★★★☆☆ 自らの身体を実験台に、様々な手法を試し、肥満と不調を解消した著者がたどり着いた最強の食事法。 様々な手法を試したという著者が、どんな食事を勧めてくるかとワクワクしていたのだが、イチオシで勧めてきたのが「バターコーヒー」。コーヒーにバタ…

「ザ・マスター」 2012

★★★☆☆ 第2時世界大戦後、心を病んで仕事が長続きせず、職を転々としていた男が、宗教団体の指導者と知り合う。 映画全体を通して主人公のホアキン・フェニックスがいい演技をしているが、特に終戦後に就いたカメラマンの仕事で、客と揉め事を起こす前のヤバ…

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」 2009

★★★☆☆ マカオに住む娘の一家が襲われ、一人生き残った娘を見舞いにやってきたフランス人の父親は、偶然知り合った三人の殺し屋に復讐の手助けを依頼する。 原題が「復仇」で英題が「Vengeance」とシンプルな事を知ると、このカッコつけた邦題に妙なこっ恥ず…

「レス・ザン・ゼロ」 1987

★★★☆☆ 高校を卒業して遠く離れた大学に進学した若者。クリスマス休暇で地元に戻ってみると、親友がドラッグ中毒に陥っていた。 実際に薬物中毒に苦しんだロバート・ダウニー・Jrのその後を暗示するような内容の映画。高校卒業後、進学せずに父親の資金援助で…

「パンク侍、斬られて候」 2018

★★★☆☆ 藩内の派閥争いに乗じて取り立てられた浪人が、指示に従いでっち上げた民衆の叛乱が収拾がつかなくなり慌てる。 時代劇ではあるが、「プラス」だの「パンク」だの横文字がセリフに次々と出てきたりとかなり自由な世界観。そのせいもあって序盤はそれが…

「バレット」 2013

★★★☆☆ 依頼主に騙されて相棒を殺された殺し屋が、復讐のために刑事と手を組む。 この映画の公開当時は70歳近いシルヴェスター・スタローンだが、年齢を感じさせないアクションを見せている。彼はガタイがいいイメージだが、妙にプロポーションが良くてなんか…

「陽気なギャングは三つ数えろ」 2015

★★★☆☆ 4人組の銀行強盗団が、悪質な記者に正体を暴かれそうになり、借金を肩代わりするよう脅される。 シリーズおなじみの4人組が、いつもの通り銀行強盗をするシーンから物語は始まる。その銀行強盗の際の些細なミスによって、記者に目をつけられることにな…

「イニシエーション・ラブ」 2015

★★★☆☆ 合コンで知り合った女性と付き合い始めるが、転勤で遠距離恋愛をすることになってしまった男。 ファッションや車、文化が80年代後半の雰囲気がよく出ていてそれ自体楽しめる。その頃の流行歌も物語と歌詞がシンクロするように流れていて、それにもニヤ…

「ファントム/開戦前夜」 2013

★★★☆☆ 冷戦下、謎の任務を帯びた一行を乗せて出発した潜水艦。実際に起きた事件を基にした映画。 潜水艦という密室の中で進行するベテラン艦長とKGBの主導権の握り合い。ただでさえ外部の敵が目視できない緊張感のある潜水艦なのに、中でもいざこざがあって…

「Jam Films2」 2004

★★★☆☆ 短編映画集。Gyaoで観たら何故か最後の「FASTENER」はカットされていた。 机上の空論 How toビデオのパロディーから始まる。これだけで終わるとただの面白動画で終わってしまうなと思っていたら、それを踏まえた上で改めての物語が始まったので悪くな…

「嫌われ松子の一生」 2006

★★★☆☆ 存在すら知らなかった死んだ叔母の遺品整理を頼まれた若い男は、彼女の人生を振り返ることになる。 様々な映像表現を使い歌って踊ってと、過剰とも思えるような演出。別にそれが好きというわけではないのだが、出来ることならそれを最後まで貫き通して…

「SEXテープ」 2014

★★★☆☆ 軽い気持ちで撮ったセックス動画が知らぬ間に拡散していることに気づいた夫婦が、繰り広げる騒動。 iPadが気軽に色んな人にあげてしまえる程度の存在なのかは良く分からないが、クラウドに保存した動画がそれらのiPadで一斉に同期してしまって拡散する…

「朝、目覚めると、戦争が始まっていました」 2018

★★★☆☆ 太平洋戦争が始まった1941年12月8日。著名人たちが残したその日についての文章がまとめられている。 読んでみた感想として一番に感じるのは、ほとんどの人たちが年齢関係なく開戦を肯定的に捉えていること。しかも、ようやく始まったか、とか涙がでる…

「イリュージョン」 2011

★★★☆☆ アメリカからフランスの接近禁止令が出ている元妻と娘に会いに行った男は、あるパーティーで一人の女と知り合う。 無理やり妻と娘に会うことで何か事件が起きるのかと思えば起きず、怪しい仕事に就いたことから事件に巻き込まれるのかと思えばそうでも…

「三国志」 2008

★★★☆☆ 中国三国志の時代、常勝将軍と呼ばれた蜀の将軍、趙雲。 題材からして壮大で、しかも一人の男の生涯を描くのだから、三時間を超える超大作になってもおかしくないような状況で、2時間でもなくわずか100分にまとめてくる割り切りが見事。ほぼ最初と最後…

「幸せの行方...」 2010

★★★☆☆ 富豪の家に生まれた男は、一人の女性と出会いやがて結婚するが、次第に関係がギクシャクしはじめる。実際に起きた事件にインスパイアされて製作された映画。 上流階級の家に生まれながらも、その暮らしに馴染めない男。幼い時に母親の自殺を目の当たり…

「ウルトラヴァイオレット」 2006

★★★☆☆ 世界中に蔓延したウィルス。感染者を排除しようとする政府に対し抵抗活動を行っていた女は、政府の開発した最終兵器を奪うことに成功する。 ウィルスが蔓延する世界。感染者が迫害されていく様子は、まるでナチスのユダヤ人迫害を見ているよう。人々は…

「さよなら歌舞伎町」 2015

★★★☆☆ ある日のラブホテルを舞台に、訪れる人やそこで働く人が織りなす人間模様。 不倫カップルや家出少女を連れ込む風俗スカウト、枕営業をする女など、様々な事情を抱えてホテルを訪れる客たち。同様に、そこで働く従業員たちにも、誰にも言えない事情を抱…

「ピグマリオン」 1913

★★★☆☆ 街で出会った下町の娘に、半年で上流階級の話し方を身に着けさせられるか、賭けをした二人の言語学者。 訛りがひどい設定の下町の娘。彼女の喋る台詞は、相当苦しいものがある。オリジナルのひどい訛りを日本語に翻訳しなければいけないので、仕方がな…

「再会の時」 1983

★★★☆☆ 学生時代の友人が自殺し、その葬儀に参加するため15年ぶりに再会した仲間たちは、週末を共に過ごすことにする。 昔の仲間が集まり、過去を振り返りながら物語は進行するのかと思ったが、回想シーンは一切なく、純粋に一軒家で過ごした週末の様子のみが…

「サヨナライツカ」 2010

★★★☆☆ 婚約者を日本に残しタイで働く男は、一人の日本人女性と出会う。 物語は美男美女の恋愛模様といったところだが、映像へのこだわりを感じる。構図やカットが凝っていて、多くがタイでの撮影ということもあり、あまり日本映画では見られない雰囲気。アジ…

「みなさん、さようなら」 2013

★★★☆☆ 小学校卒業後、商店街があるような大きな団地の中だけで生きていくと決めた男。 最初に出来たての頃の団地を紹介する映像が流れ、「まるでヨーロッパの街並みのよう」というナレーションが入り、とんだ大嘘だな、と笑ってしまった。だけど当時の人はそ…

「余命90分の男」 2014

★★★☆☆ 余命90分と告げられた偏屈な男と、いい加減な余命宣告をしてしまったことを悔いて彼を追う女性医師。 死期を悟り、残された人生をどう生きるか、というのは割とよくあるテーマだ。よくあるテーマではあるが、そんな話を観る度に嫌でも自分の人生を重ね…