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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★2

「サイン」 2002

★★☆☆☆ 妻を亡くし、片田舎に子供二人と弟とで暮らす男の周りで、ミステリーサークルなど、不思議な出来事が起こるようになる。 冒頭のオープニングクレジットがとてつもなくダサいのだが、あれは敢えてなのだろうか。グラデーションのかかったブルーの背景に…

「黒衣の刺客」 2015

★★☆☆☆ 暗殺者としての修行を積んだ女が、両親のもとに戻ってくる。 大雑把な背景は色々説明してくれるのだが、中国の歴史に疎いせいかうまく理解できないし、誰が叔父でみたいな人間関係も複雑過ぎて全然把握できなかった。そして、物語自体はあまり説明がな…

「歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史」 2018 

★★☆☆☆ 歴史関連の学問で用いられる自然実験、比較研究法と呼ばれる方法を実例を交えて紹介する。 実験室で行われるような、何度も再現可能な実験は、神様でもない限り歴史の分野では行うことが出来ない。だがこの分野では、ある時代のあるシステムと一つを除…

「花宵道中」 2014

★★☆☆☆ 間もなく年季が明ける吉原の女郎が、縁日で出会った男に一目惚れする。 吉原が火事で焼け、仮宅での営業を行う妓楼。女郎たちは吉原から出ないよう厳しく監視されていた、という認識だったが、こんな逃げ放題な環境に置かれることもあるのが意外だった…

「T.R.Y.」 2003

★★☆☆☆ 20世紀初頭の上海。刑務所にいた日本人詐欺師が現地の反政府組織から協力を求められる。 「冒険活劇」という言葉が似合いそうな異国情緒あふれる上海が舞台。街の雰囲気は良く出ているが、物語の入りが良くなかった。捕まった天才詐欺師が刑務所で命を…

「女帝 [エンペラー]」 2006

★★☆☆☆ 夫を殺して皇位を継承した義理の弟の后となった女。シェークスピアの「ハムレット」が原作。 原作では皇太子が主人公だが、この映画ではチャン・ツィイー演じる王妃が主役となっている。ただ、この変更がうまく行っておらず、結局主人公的要素が皇太子…

「鴨川ホルモー」 2009

★★☆☆☆ 怪しげなサークルに勧誘され、謎の競技に打ち込むことになった大学生。 馴染みのないスポーツ競技を見ていると、よく分からない掛け声や何に対してか分からないガッツポーズなど、こちらは全然意味不明なのに、選手や観客たちは真剣そのものというシュ…

「ポストマン」 1997

★★☆☆☆ 近未来、戦争により秩序が崩壊した世界で、周辺を弾圧する私設軍の強制徴兵から逃亡した男は、ちょっとした嘘から大統領の下で働くポストマンとして知られるようになる。近未来と言いながら今はもう過去の2013年が舞台。 加山雄三ばりの雄大な景色に壮…

「バリスティック」 2002

★★☆☆☆ 死んだと思っていた恋人が生きていることを知らされ、詳細を知るためにFBIの捜査に協力するという条件に応じた元捜査官。 相手が死んだと勘違いして、その後の人生を歩んだ恋人同士、というのは、どう考えても無理がある。事故の瞬間は勘違いしたとし…

「ノイズ」 1999

★★☆☆☆ 2分間消息を絶つ事故に巻き込まれながらも、無事帰還した宇宙飛行士の夫の様子が、以前とは違うことを不審に思う妻。 ジョニー・デップとシャーリーズ・セロンの美しい夫妻。映画も少し沈んだような陰鬱な雰囲気で、もう少しまともな映画だったら「ガ…

「修羅雪姫」 2001

★★☆☆☆ 暗殺組織を抜けた女が、追手から逃れ、ある男の家にたどり着く。 開国をしないで鎖国したままの国というパラレルワールドでの物語。縦長のPCモニターやアルファベットのない看板など、頑張っていたとは思うのだが、どうにもチープさがつきまとう。ディ…

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」 2010

★★☆☆☆ 職場の先輩のイジメに嫌気が差した男は、施設で共に育った友人とその彼女と共に、網走の刑務所に服役している兄に会いに行く。 会社を無茶苦茶にし、ムカつく先輩の車をボコボコにしてから始まるロードムービー。そんな始まりだから、どんな結末が待ち…

「テイキング・ライブス」 2004

★★☆☆☆ 連続殺人犯の犯行を目撃した男からの情報を元に、捜査を進める女FBI 捜査官。 次々と殺した相手の人生を乗っ取っていく犯人。そしてそれを追うアンジェリーナ・ジョリー演じるFBI捜査官。なのだが、作り手の意図がよく分からない映画。どこの部分で観…

「ノーボーイズ,ノークライ」 2009

★★☆☆☆ 韓国から日本にボートで密輸をしていた韓国人は、世話役の日本人に利用され、組織から追われることになる。 たくさんの家族を養うために所属する組織を裏切り、大金を手に入れようとした男と、その濡れ衣を着させられた男、いつしか二人の間に奇妙な絆…

「デッド・シティ2055」 2015

★★☆☆☆ 人造人間に対して何をしてもいいという娯楽施設から逃げ出した、一体の人造人間。 簡単に言えば、相手はロボットで人間じゃないから問題ないという論理で、あらゆる犯罪行為が出来る、ゲーム「グランド・セフト・オート(GTA)」のような世界を楽しめる…

「バンディダス」 2006

★★☆☆☆ アメリカの銀行の手先に共に父親を殺された二人のメキシコ人女性が、復讐のためにコンビを組み、次々と銀行をおそう。 面白くなりそうな雰囲気を漂わせながら映画は始まるのだが、どうにも忙しなく騒々しいテンポ。よく言えば「息つく暇もない」だが、…

「リトル・マエストラ」 2012

★★☆☆☆ 小さな港町のアマチュアオーケストラは、指揮者の不在で存続の危機に陥るが、天才指揮者という噂の女子高生を迎えることで乗り切ろうとする。 登場人物たちの心の動きは見えず、ただ段取りだけがよく見える映画。もうそういう事になっているので、みた…

「フェイシズ」 2012

★★☆☆☆ 殺人事件を目撃するも、犯人から逃れる際の事故で人の顔を見分けられない障害を負ってしまった女。 顔を認識できないから、たとえ犯人が目の前に現れても気づかないし、犯人じゃない人間にも怯えてしまうかもしれない。なるほど面白くなりそうではある…

「隣人13号」 2005

★★☆☆☆ 子供の頃にイジメられ、2重人格になった男が、復讐を果たすためにイジメた男と同じアパートに住み始める。 過酷なイジメにより別の人格が出来てしまった男。2つの人格の間で葛藤をしながらも、復讐にむかう。しかし、顔に硫酸をかけられるとか、それ…

「海猫」 2004

★★☆☆☆ 漁師の家に嫁いだロシア人とのハーフの女は、夫の弟とも関係を持つようになる。 正直、共感できない物語だった。夫は浮気をするし、夫の弟は義理の姉に思いを寄せるし、妻は浮気されたからと夫の弟と浮気をするしで、誰にも感情移入できないというか。…

「アルゼンチンババア」 2010

★★☆☆☆ 母親の死亡後から失踪していた父親が、近所の謎の女が住む館にいることが分かり、会いに行く娘。 「アルゼンチンババア」というインパクトのある言葉だが、それから想像する姿と、登場したババア役の鈴木京香の姿との間に大きなギャップがあっていきな…

「天の茶助」 2015

★★☆☆☆ 天界で人間たちの人生を決めている脚本家が、不本意なシナリオの進行を阻止するためにお茶汲み係を地上に送り込む。 人生の脚本に斬新な設定を加えようとした事が、他の人々の人生の脚本の書き換えにつながり、整合性を保つために死ぬことになってしま…

「伊賀忍法帖」 1982

★★☆☆☆ 謎の男に天下を取るよう唆された松永久秀と、その企みに巻き込まれ殺された女の復習を誓う伊賀の忍者。 この頃の真田広之はいつも同じような役柄をやっているような印象。正義感が強く、後先考えず突っ走ってしまう大人になりきれないうぶな青年。アク…

「評価の経済学」 2018

★★☆☆☆ 評価に関する様々なエピソードがまとめられた本。 マフィアが悪名を轟かせ、他の業者の参入を排除し事業を独占していたが、あまりにも皆が恐れて誰も挑んでこないので、マフィアがあくどいことをする機会がなくなり、彼ら自身もすっかり落ち着いてしま…

「アイ・フランケンシュタイン」 2014

★★☆☆☆ フランケンシュタイン博士により創り出されたモンスターが、大天使ミカエルに遣わされたガーゴイルと悪魔の戦いに巻き込まれていく。 人間の知らない所で悪魔とガーゴイルの戦いが繰り広げられているという設定。しかし、なんでそんなコソコソと戦って…

「僕の彼女はサイボーグ」 2008

★★☆☆☆ 誕生日をひとりで過ごす男の前に、謎の女性が現れる。 主人公とサイボーグの彼女が出会うシーンが不自然すぎて、すんなりその後の物語に入っていけなかった。意味ありげに自分に付いてくる挙動不審の謎の女が、食事しているテーブルに突然やって来たら…

「Summer Nude」 2003

★★☆☆☆ 里帰りをしていた女子大生が、ひょんなことから一人の青年と出会う。 タイトル的にひと夏の青春の1ページみたいな、若い二人の物語が展開されるのかと思っていたのだが、全然違って、様々な人物の色々なエピソードがときにすれ違いときに重なり展開し…

「潔く柔く」 2013

★★☆☆☆ 高校時代に大切な人を亡くした女性が、同じような経験をした男と知り合う。 思いを寄せる人間を失った喪失感から立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでの軌跡を描いた物語。としたかったのだろうけど、失って数年ならまだしも、8年も経っているなら、相…

「行きずりの街」 2010

★★☆☆☆ 行方不明になった教え子を探しに東京にやってきた塾講師。 主人公が何考えているか良くわからないはっきりしない男で、キャラクターがまずいのか、演じる仲村トオルの演技が下手なのか、判断が難しい。 主人公が探偵のような第三者的立場で行方不明の…

「セイラー教授の行動経済学入門」 2007

★★☆☆☆ 現実世界では起きているのに従来の経済学の理論では説明できない事象について考察する。2017年にノーベル経済学賞を受賞した著者による本。1998年に出版された「市場と感情の経済学 「勝者の呪い」はなぜ起こるのか」を改題。 元々は経済学会の専門誌…