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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「十二月の十日」 2013

★★★★☆ 内容 表題作を含む10の短編集。 感想 短いものもあるが、短編と呼ぶには長すぎるようなボリューム感の小説が収められた短編集。最初の2,3編くらいはあまりピンとこなかったのだが、それ以降から徐々に面白く感じるようになってきた。 中でも一番気…

「熱帯」 2018

★★☆☆☆ あらすじ なかなか筆のすすまない小説家の男は、かつて入手するも途中で紛失し読了できなかった不思議な本の存在を思い出す。直木賞候補作。 感想 「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」を意識した小説で、まずその複雑な物語の構造や多くの人によって…

「鬼才 五社英雄の生涯 」 2016

★★★☆☆ 内容 「鬼龍院花子の生涯」「極道の妻たち」「陽揮楼」など数々の映画をを残してきた監督・五社英雄の生涯を紹介する。 bookcites.hatenadiary.com 感想 五社英雄が、テレビ局社員としてドラマ制作で活躍してから映画界に進出したとは知らなかった。当…

「フライデー・ブラック」 2018

★★★☆☆ あらすじ 「ブラック・フライデー」セール時に凶暴化したショッピング客と店員との攻防を描いた表題作など、12の作品を収めた短編集。 感想 ループものや遺伝子操作により人間が最適化された近未来の世界など、SFぽい内容の短編が多い。以前に観た映画…

「シリコンバレー式超ライフハック」 2018

★★★☆☆ 内容 500人近い一流の専門家たちにインタビューを行った結果見えてきた、人生のパフォーマンスを上げるためのライフハック。 感想 大勢の成功者にインタビューしてきた著者が、そこから得られたライフハックをまとめて紹介する。それぞれのハックには…

「話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる」 2016

★★★☆☆ 内容 スマホの音声文字入力機能を活用した文章作成術を紹介する。 感想 音声入力をベースとして文章を作成していく方法が解説される。勝手に音声入力のコツや詳細な機能の紹介があるのかと思っていたが、それは巻末に少し紹介しているだけだった。 だ…

「「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」 2021

★★★★☆ 内容 ベストセラーとなった文章術の本100冊の内容を分析・集計して、頻出する重要なポイントをランキング上位から紹介・解説していく。 感想 プロが文章を書く上で大事にしていることランキングの第一位が、100冊中53冊しか取り上げていないことだった…

「青が破れる」 2016

★★★☆☆ あらすじ ボクサーの男は、難病で余命いくばくもない恋人の見舞いに行く友人に付き合わされる。他2編。 感想 表題作は、難病の恋人を持つ友人の見舞いに主人公が付き合わされたことから始まる物語。ボクサーでもある主人公の朴訥というか不器用な性格…

「「超」メモ革命 個人用クラウドで、仕事と生活を一変させる」 2021

★★★☆☆ 内容 スマホなどを使ってクラウドにメモを残すことで、いつでもどこでも気軽に情報を引っ張れるデジタルアーカイブを作る方法を紹介する。 感想 情報のすべてをGoogleドキュメントに保存して管理しようというのがこの本の要旨だ。確かに今は便利なアプ…

「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 2019

★★★★☆ 内容 イギリスのカトリック系の小学校から白人ばかりの元底辺の中学校に進学した子供と、それを見守る母親が見たイギリス社会。第2回本屋大賞 ノンフィクション本大賞。 感想 アイルランド人の夫と英国で暮らす著者。その息子が通い始めた元底辺校での…

「葬送」 2002

★★★★☆ あらすじ ショパンとドラクロワの友情を中心に、ショパンが亡くなるまでの数年を描く。 ドラクロワ・「フレデリック・ショパンの肖像」 プリキャンバス複製画・ ギャラリーラップ仕上げ(8号サイズ) プリキャンバス Amazon 感想 文庫本で4冊、登場人物…

「ケロッグ博士」 1993

★★★☆☆ あらすじ コーンフレークを開発したケロッグ博士と、彼の経営するサナトリウム周辺に集まった人々の人間模様。 ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ - Wikipedia 感想 何かの本で、ケロッグ博士は性欲を減退させるためにコーンフレークを開発したという話を…

「インド夜想曲」 1984

★★★☆☆ あらすじ 消えた友人を探しにインドにやってきた男。イタリア文学。 感想 インドに渡り友人を探す男が各地で様々な人々と出会い、言葉を交わす。「夜想曲」というタイトル通り、どのエピソードもどこか夢の中のように曖昧でぼんやりとしたものばかりだ…

「家族シネマ」 1997

★★★☆☆ あらすじ 売れない女優の妹のために、ばらばらの家族が一緒になってドキュメンタリー的映画に出演することになる。芥川賞受賞作。他2編。 感想 家族と撮影スタッフが突然やって来て、いきなり映画撮影に参加させられることになってしまった主人公。も…

「2001年宇宙の旅」 1968

★★★☆☆ あらすじ 直方体の謎の物体モノリスの登場により目覚ましく進化した人類は、新たに月に現れたモノリスに導かれるように土星を目指す。 感想 先日久しぶりに映画の「2001年宇宙の旅」を見て、やっぱりよく分からないなとモヤモヤする部分があったので、…

「蝦蟇の油 自伝のようなもの」 1984

★★★★☆ 内容 世界のクロサワが自ら語る半生。 感想 幼少期から語り始められるが、あまり家柄のことは詳しく書かれていない。だが、ばあやがいたくらいなので著者は裕福な家庭の出身なのだろう。幼い頃から映画や演劇に親しみ、文化的な生活を送っている。その…

「誓願」 2019

★★★★☆ あらすじ クーデターにより宗教国家となったアメリカを、三人の女性の目を通して描く。1985年の小説「侍女の物語」の続編。 感想 前作から35年後に出た続編。前作は一人の女性の視点だけで描かれていたので宗教国家の限られた一面しかわからなかったが…

「しらふで生きる 大酒飲みの決断」 2019

★★★★☆ 内容 30年間酒を飲み続けてきた著者がなぜ酒を止めたのか、そして酒を止めた事で起きた変化について綴っていく。 感想 断酒の話。しかし冷静に考えると、飲酒することによって多くの人が体を壊したり、事件・事故を引き起こしたり、そこまでいかなくて…

「1R1分34秒」 2019

★★★★☆ あらすじ デビュー戦勝利の後、連敗を続けるプロボクサーは、新しいトレーナーを迎えて次の試合に挑む。芥川賞受賞作。 感想 何かを始める時に、自分には才能がないと思いながら始める人はいない。少なくとももしかしたらイケるかもという淡い希望くら…

「素敵なダイナマイトスキャンダル」 1982

★★★☆☆ 内容 1970~80年代に人気雑誌「ウイークエンド・スーパー」「写真時代」などの編集長を務めた著者の自伝。 感想 著者が少年時代を過ごした岡山の山の中の農村の話が面白かった。母親がダイナマイトで心中をした話もそうなのだが、村の人々が気軽に何か…

「頂上対談」 2001

★★★★☆ 内容 各界を代表する人物たちとビートたけしの対談。 感想 2001年当時の政界、スポーツ界、映画界など各界の大物とビートたけしが対談する。おそらくは本人が興味のあるジャンルの人たちだからという事もあるのだろうが、普通に大物たちと対等に話し、…

「「その後」のゲゲゲの女房」 2018

★★★☆☆ 内容 水木しげるの死去など、前作の後に起きた事などが語られる。 感想 序盤は水木しげるが亡くなるまでのことが綴られる。本人も100歳まで生きると豪語していたくらい元気で、個人的にはもうこの人は死なないんじゃないかくらいに思っていたので、亡…

「ハーモニー」 2008

★★★★☆ あらすじ 核戦争後に生まれた互いを慈しみ合う社会。幼少時からそんな社会に息苦しさを感じていたWHO螺旋監察官の女は、世界各地で同時多発的に起きた自殺事件の真相を探り始める。 感想 まずetml(Emotion-in-Text Markup Language)という架空のマー…

「仕事と人生に効く教養としての映画」 2021

★★★☆☆ 内容 映画を見ることについての効用を紹介。 感想 序盤にいきなり「映画を見ると得をするから」見た方がいいと述べられていて、だいぶげんなりしてしまった。損得勘定をしないといけないくらいなら別に見なくてもいいだろうと思ってしまうが、著者は非…

「変半身」 2019

★★★☆☆ あらすじ 島伝統の祭りで行われる秘密の儀式に参加させられた主人公は、式の途中で仲間と共に逃げ出すことに成功する。タイトルの読みは「かわりみ」。表題作のほか「満潮」も収録。 感想 なんとなく横溝正史もののような、日本の古い因習を題材にした…

「アメリカの鱒釣り」 1967

★★★☆☆ あらすじ アメリカの鱒釣りにまつわるいくつかの物語。 感想 数ページで終わるような短い話が幾つも収められている。各話はそれぞれつながっているような、つながっていないような関係性で、それぞれの物語自体も抽象的で分かりにくいものとなっている…

「ゲゲゲの女房」 2008

★★★★☆ 内容 人気漫画家・水木しげると見合い婚した著者の自伝。 感想 お見合いで後に人気漫画家となる水木しげると結婚した著者。今お見合いと聞くと少し身構えてしまうところがあるが、著者の話を聞いていると案外悪くないかもと思えてくる。結婚の価値をど…

「もう生まれたくない」 2017

★★★☆☆ あらすじ ある大学に勤める女性とその周辺の人々の、東日本大震災直後からの三年間を描く。 感想 元Ⅹ Japanのタイジやスティーブ・ジョブス、桜塚やっくんなど、物語で描かれる期間の周辺に亡くなった有名人たちの名前がたくさん登場し、彼らの死に対…

「きみの鳥はうたえる」 1982

★★★★☆ あらすじ 友人と共同生活を送る主人公は、ある女性と親しくなり、やがて三人で過ごす事が多くなっていく。芥川賞候補作になった表題作と短編「草の響き」を収録。 感想 表題作は主人公とその恋人、そして友人の三人の関係を描いた物語。主人公は、友人…

「やり抜く力」 2016

★★★☆☆ 内容 才能よりも、成功のために重要な能力として注目されるようになったGRIT(やり抜く力)について紹介する。 感想 最近注目されるようになった「やり抜く力」について解説した本。コツコツと努力して勤勉だと言われる日本人には得意な能力かと思った…