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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「くたばれインターネット」 2016

★★★☆☆ あらすじ とある講演の内容がネットにアップされた事により、炎上してしまった中年の女性漫画家。 感想 ネットでの炎上を扱った物語ということで、どのように炎上が起き、それに対してどのような対処をして鎮めていったのかというような事が描かれてい…

「上海フリータクシー 野望と幻想を乗せて走る「新中国」の旅」 2020

★★★★☆ 内容 アメリカ人ジャーナリストが中国でタクシーを運転し、乗客たちから本音を聞く。 感想 まずは、今はどれぐらい交通マナーが良くなったのか、分からないが、あのカオスな交通事情の中国で、外国人が車を運転すること自体がすごいと思ってしまった。…

「天城越え」 1983

★★★★☆ あらすじ 家出をして下田から天城を越えた少年は、途中で一人の若い女と出会う。 感想 峠で少年と出会う若い女役の田中裕子がいい。今観てもドキドキさせられるが、中学生の時に観ていたらもっとドキドキして、変な性癖を発症してしまいそうだ。少し映…

「臣女」 2014

★★★★☆ あらすじ 体が巨大化していく妻の世話をする男。 感想 巨大化する妻と献身的に世話をする男。不思議な設定で面白いのだが、少し困るのが女の巨人ぶりがうまく想像できない事。ガンダムだとかウルトラマンくらいのサイズだとテレビや映画で見ることが多…

「ライフハック大全 人生と仕事を変える小さな習慣250」 2017

★★★★☆ 内容 日々をより快適に過ごせるようになるような、様々なライフハックを紹介する。 感想 時間やタスクの管理から集中力やアウトプットに関すること、またコミュニケーションや習慣化に関することまで、多種多様なライフハックが紹介されている。たくさ…

「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略」 2019

★★★☆☆ 内容 進化心理学者によって紐解かれる人類の歴史と、そこから読み取れる幸せになるための方法。 感想 進化の過程で、人のこころがどのように変化してきたのかが紹介されていく。その中で、人類の発展を促したのは頭の良さではなく、コミュニケーション…

「吾輩は日本作家である」 2008

★★★☆☆ あらすじ 編集者に次作のタイトルを「吾輩は日本作家である」にすると告げた作家。 感想 カナダに住む黒人作家が、次作のタイトルを「吾輩は日本作家である」と決めたことから始まる物語。タイトルを聞きつけた日本大使館の人物が接触を図ってきたり、…

「流」 2015

★★★☆☆ あらすじ 中国内戦で敗れて台湾に逃れてきた祖父を中心とした一家で育った青年。直木賞受賞作。 感想 70~80年代の台湾の若者の青春小説。この当時の日本と似たようなヤンキー的要素もありながら、そこに中国との関係や、国内の本省人と外省人という立…

「リッチな人々」 2020

★★★★☆ 内容 リッチな人々とはどのような人たちなのか、その実態を明らかにし、また問題点を指摘する。漫画(バンド・デシネ)で紹介するブルデュー社会学。 ピエール・ブルデュー - Wikipedia 感想 一般的に思い浮かべる金持ちとはどのような人たちなのか、…

「ホサナ」 2017

★★★☆☆ あらすじ ドッグランで出会った女に、犬好きの集まるバーベキューパーティーに誘われた男。 感想 著者名だけ見てネットで注文したら、届いた本があまりにも分厚くて若干怖気づいてしまった。同じ著者の「告白」と同じくらいの分厚さで、900ページ以上…

「日はまた昇る」 1926

★★★☆☆ あらすじ パリで暮らすアメリカ人の男は、仲間と共にスペインの祭りを訪れ、牛追いと闘牛を見物する。 感想 最初はユダヤ人の元ボクサーの男が主人公で、その友人が第三者の視線で語っていく話なのかと思っていた。序盤のしばらくはそんな雰囲気だった…

「本を読む本」 1972

★★★☆☆ 内容 哲学者・教育者である著者による本の読み方の指南。1940年に出版された本の1972年改訂版。 感想 何について書かれた本か知り、そして伝えたいことを理解した上で、著者と対話をするという本の読み方が、順を追って事細かに説明されていく。本書は…

「信長の定理」 2018

★★★★☆ あらすじ 「働きアリの法則」に気付いた信長が、配下の人間が皆良く働くためにはどうしたらいいのか思案する。 働きアリの法則 - Wikipedia 感想 信長の生涯が要所要所を踏まえて描かれていく。今回面白かったのは、信長に仕えた者たちの事が詳しく描…

「リア王」 1605

★★★★☆ あらすじ 引退を決意したリア王は、自身を褒め称える長女と次女に領土を分割して与え、追従の言葉を口にしなかった三女は追放してしまう。シェイクスピア四大悲劇の一つ。 感想 引退して可愛い娘たちにあとを譲り、面倒を見てもらいながら余生を過ごそ…

「北回帰線」 1934

★★★☆☆ あらすじ パリを彷徨うアメリカ人。 感想 序盤は状況が分かりづらく、たくさん人も出てきて、ストーリーを把握するのが難しく、かなり戸惑ってしまった。しかし、それでも頑張って読み進めているうちに分かってくるのは、この小説にはちゃんとしたスト…

「結婚の奴」 2019

★★★★☆ 内容 ゲイの男性と結婚生活のような暮らしを始めた著者。 感想 契約結婚ではないが、なんとなくきっちりと条件を詰めての結婚的生活を始めたのかと思ったら、そういうわけでもなかった。ちゃんとデート的な事をして、結婚を前提にお願いします的な言葉…

「大学教授のように小説を読む方法」 2003

★★★★☆ 内容 大学教授はどのように小説を読み解いているのか。教授自らが解説する。 感想 小説の中に出てくる様々な描写から、いろいろと読み取れることがある。食事のシーンは親密さを表し、雨は洗礼を示す。それをそのままの意味で使っている事もあるし、敢…

「はじめて読む聖書」 2014

★★★★☆ 内容 どのように聖書と接してきたのか、 作家や批評家、聖書学者などが語る。 感想 それぞれが語る内容がどれも興味深く面白かった。聖書をただの宗教書としてだけ見るのはもったいない。世界最大のベストセラーであり、2千年近く読み継がれているのは…

「ダブリナーズ」 1914

★★★☆☆ あらすじ アイルランド・ダブリンで暮らす人々の姿を描いた短編集。別邦題「ダブリン市民」 。 感想 理解できるがなんとも言えないような気分になるものや、分かるような分からないような内容だったりの、うーん、となってしまうような短編が続く。巻…

「スピンクの笑顔」 2017

★★★☆☆ 内容 飼っている犬からみた著者の生活を綴ったエッセイ。 感想 スピンクシリーズの最終巻。スピンクも高齢となり、あまり愉快な出来事が起こらなくなったからか、思い出話がかなりの部分を占めている。なんとなく年寄りが昔話をよくするようになるのと…

「教養としての聖書」 2015

★★★★☆ 内容 聖書の中から六つの書をピックアップしてダイジェストで解説した本。著者が行った講座の内容をもとにして書籍化。 感想 聖書がいくつかの書からなっているという事すら知らなかったので、めちゃくちゃ勉強になった。しかし、映画やテレビで見る宣…

「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」 2019

★★★☆☆ 内容 2013年に山口県の過疎地で起きた連続殺人放火事件を取材したルポ。 山口連続殺人放火事件 - Wikipedia 感想 事件発生当時は、Uターンしてきた犯人に住民達が嫌がらせをしていたなどと噂され、平成の津山事件・八つ墓村とも囁かれた事件。犯人によ…

「イエスの幼子時代」 2013

★★★☆☆ あらすじ 移民としてやってきた男と彼と行動を共にする母親を探す男の子。 感想 移民として一緒にとある街にやってきた初老の男と母親を探す男の子の物語。その冒頭からどこかふわふわしていて、いかにも寓話的。以前に何があったのか、主人公である老…

「人間とは何か?」 1906

★★★☆☆ 内容 人間とは何か?について語り合う老人と若者。 感想 人間は外部の刺激に対して自動的に返す機械に過ぎないと主張する老人と、それに反発する若者の会話が繰り広げられる。老人が新しい考え方を示し、若者が当時の一般的な考え方を代表していると言…

「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」 2011

★★★★☆ 内容 これまでの人類の歴史を振り返り、今後どうなっていくのかを予測する。 感想 人類、ホモ・サピエンスの歴史が語られていく。序盤はそこまで面白いという事はなく、これまでのおさらい、再確認といった感じなのだが、時々、興味深い考え方が出てく…

「スローターハウス5」 1969

★★★★☆ あらすじ 時間を行ったり来たりすることができ、宇宙人にさらわれたこともある男の生涯。 感想 第2次大戦に出征し、捕虜となってドレスデン爆撃に遭遇した体験がメインに描かれている。しかし、敵の捕虜になっていたとはいえ、味方に爆撃を受けた気分…

「狂犬の眼」 2018

★★★★☆ あらすじ 左遷され田舎の駐在所に勤務していた主人公は、敵対する組織のトップを殺害したとされる手配中のヤクザが所轄の工事現場に潜んでいる事を知る。「孤狼の血」シリーズの2作目。 感想 前作から時間が経過し、警察官である主人公は左遷され田舎…

「移動祝祭日」 1964

★★★★☆ 内容 文豪としての地位を確立していた晩年のアーネスト・ヘミングウェイが、まだ駆け出しだったパリ時代を回想する。 感想 まだ名もなき文学を志す一青年だったころのヘミングウェイのパリ時代が描かれる。若い頃のヘミングウェイの文学にかける情熱が…

「超芸術トマソン」 1987

★★★★☆ 内容 建物に加えられた変更により塞がれた門や窓、上った先に何もない階段など、実用的な用途がなくなったにもかかわらず、なぜか保存されている無用の長物を「超芸術トマソン」と命名し、報告された全国のトマソンを紹介する。 トマソン - Wikipedia …

「平賀源内「非常の人」の生涯 」 2020

★★★☆☆ 内容 江戸時代の才人、平賀源内の伝記。 感想 「土用の丑の日」のキャッチコピーを考えたとか、エレキテルだとか、平賀源内という人の名前は色々なところで聞く。多才な人だったというのは知っていたが、じゃあ結局、主に何やってる方?と問われればよ…