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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと」 2017

★★★☆☆ 生産性向上に情熱を傾ける生産性オタクが、一年間あらゆる手法を試した結果わかったことをまとめた本だが、どちらかというと体験談を読みたかった。書かれていないわけではないが、自説を述べることに重きが置かれている。 この本ではその結果を踏まえ…

「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」 2009

★★★★☆ 今ではライフハックの代表的なものの一つとなっているGTD(Getting Things Done)。それを提唱した本。旧邦題「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」。 頭の中に、やらなければいけないことをあれこれ浮かべながら仕事をしていて…

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」 2016

★★★☆☆ ロンドンビジネススクールの二人の教授による、新しい時代の新しい生き方の解説。 人類の平均寿命が伸び、100歳を超える人も珍しくなくなってきた。先進国で今生まれる子供は、50%の確率で105歳以上まで生きるという。このような時代では、これまでの…

「やってのける 意志力を使わずに自分を動かす」 2013

★★★☆☆ 社会心理学者によるモチベーションと目標達成のための本。 やるべきことは分かっているのに、なかなか腰が重く動けないっていうのはよくあることで、なんとかしなければと思いつつも、それでも出来ない。そういった事をテーマにした本は多く出ていて、…

「世界一やさしい問題解決の授業 自分で考え、行動する力が身につく」 2007

★★★★☆ わずか110ページで、イラストや図も多く用いられており、簡単に読み終えることができる。内容もタイトル通り、中高生でも分かるようなやさしい内容となっている。というよりも、最後に父兄や教師にあてた文章があることから、中高生に向けた本なのかも…

「「男はつらいよ」を旅する」 2017

★★★★☆ 映画「男はつらいよ」シリーズの舞台を巡る紀行文。 「男はつらいよ」の魅力は渥美清演じる主人公、車寅次郎の魅力というのが勿論大きいが、彼が旅する日本各地の風景というのも大きな要素となっている。今ではあまり見ることのできなくなった古き良き…

「勝間式超ロジカル家事」 2017

★★★★☆ こういう類の本はたくさんあるが、この本はモデルのようなキラキラとした生活をしたいとか、ナチュラル系の雑誌のような季節を感じる手間ひまかけた生活を楽しみたいとか、そういうのではなく、そんなのどうでもいいから最低限のことはなんとかやりた…

「知的複眼思考法」 1996

★★★★☆ 一つではなく複数の視点を持つことにより多面的に物事を捉え、常識にとらわれない考え方を身につける。 本の読み方、文章の書き方、複眼思考の方法、そのコツと順を追って説明されており、わかりやすい構成になっている。読書の方法から始まり、情報を…

「評価の経済学」 2018

★★☆☆☆ 評価に関する様々なエピソードがまとめられた本。 マフィアが悪名を轟かせ、他の業者の参入を排除し事業を独占していたが、あまりにも皆が恐れて誰も挑んでこないので、マフィアがあくどいことをする機会がなくなり、彼ら自身もすっかり落ち着いてしま…

「キャプテンサンダーボルト」 2014

★★★★☆ 勘違いにより謎の男に狙われることになった男が、偶然出会った小学校時代の友人と共に形勢逆転を目論む。 伊坂幸太郎と阿部和重、二人の作家による共作。役割分担をして各章ごとにそれぞれが交互に書いているのかと思っていたのだが、どこをどっちが書…

「映画長話」 2011

★★★★☆ 立教大でゼミ生と先生という関係だった三人による映画談義。 鼎談当時の映画をきっかけにしながら、古今東西の映画の名前が次々と挙げられていく。ほとんどが見たことない映画だが、彼らの話を聞いているとどれも観なきゃいけない気になってくるから不…

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう あなたの5つの強みを見出し、活かす」 2001

★★★☆☆ 弱点をなくそうとするのではなく、自分の強みを伸ばすことで人生を切り開いていくことを説く。 自分や他人を評価する時、とかく人は弱点を気にしがちだ。あれは良いけどここは駄目だ、というように。だから弱みをなくそうと人は努力する。だけど、苦手…

「闘争領域の拡大」 1994

★★★☆☆ 自社のソフトウェアの研修を行うために、フランス各地に同僚の男とともに出張することになった男。 ストーリーがあるのかないのか分からないような日常が積み重ねられていく。そしてそこでは主人公の観察と考察が目まぐるしく行われている。ただし、常…

「ピーターの法則 「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由」 1969

★★★☆☆ 階層社会学を提起した著者による、階層社会に見られる法則の解説。 世の中に無能な人が多くいるように見えるのは、人は無能になるまで昇進を続けるから。有能に仕事をこなしていると昇進し、無能だと昇進しない。つまり、(降格がないのなら)最終的に…

「蝿の王」 1954

★★★☆☆ 無人島に取り残されてしまった少年たち。 無人島を題材にした物語はたくさんあるが、この物語の特徴はサヴァイブするには苦労しないという島だということ。果物が豊富にあるため、少年たちは食べ物に困ることはなく、気候も穏やかで生存するための苦労…

「セイラー教授の行動経済学入門」 2007

★★☆☆☆ 現実世界では起きているのに従来の経済学の理論では説明できない事象について考察する。2017年にノーベル経済学賞を受賞した著者による本。1998年に出版された「市場と感情の経済学――「勝者の呪い」はなぜ起こるのか」を改題。 元々は経済学会の専門誌…

「ねじの回転」 1898

★★★☆☆ 両親を亡くし叔父の屋敷で暮らし幼い兄弟の家庭教師をすることになった若い女性は屋敷で亡霊を目撃する。 昔の小説で妖怪だの亡霊だのが出てくると、どういう態度でそれを受け入れていいのか迷う。今みたいにそんなわけ無いでしょと半信半疑でいるべき…

「人魚ノ肉」 2015

★★★☆☆ 少年時代の坂本龍馬、岡田以蔵、中岡慎太郎の三人が共にでかけた浜辺で手に入れた、肉を食べると妖になり、血を飲むと不老不死となる人魚の血肉。それが岡田以蔵から新選組に渡り、隊員たちに様々な影響を及ぼしていく。 各章で登場人物が変わりながら…

「インビジブル・インフルエンス 決断させる力」 2016

★★★☆☆ 人々の決断を左右している見えない影響力、「社会的影響力」について、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの准教授である著者が解き明かす。 私たちの決断は、九九.九%までが他人によって方向づけられており、むしろ他人の影響を受けない意思決…

「ハムレット」 1600

★★★☆☆ 父親を殺して国王となり、母親を妃とした叔父に復讐を誓うハムレット。 クライマックスの復讐が、アンガールズがジャンガジャガしそうなほどわちゃわちゃしていてちょっと面白い。その他にも色々とツッコミを入れたくなる箇所はたくさんある。 ただ巻…

「すばらしい新世界」 1932

★★★★☆ 人間が工場で生産され、所属する階級にふさわしいように教育されていく未来の世界。 生まれる前から自らの階級や仕事が決まっている人生。孤独や不満は悪とされ、フリーセックスや薬物が奨励される世界。いわゆるディストピア小説なのだが、そういった…

「スタンフォード式 最高の睡眠」 2017

★★★★☆ スタンフォード大学医学部精神科教授で、同大学の睡眠生体リズム研究所の所長による最新の医学的根拠に基づく最高の睡眠を手に入れる方法。 ちなみに著者は寝具の「エアウィーヴ」の開発研究にも携わったようだ。 エアウィーヴ スマート 025 高反発 マ…

「火星に住むつもりかい?」 2015

★★★★☆ 監視社会で密告により危険人物が捕らえられ公開処刑されてしまう社会で、体制に楯突く謎の男が現れる。 軽やかな雰囲気のタイトルからは想像できない、ずっしりとした内容の物語。警察組織の中に平和警察というテロを未然に防ぐための組織ができ、各地…

「SINGLE TASK 一点集中術 「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる」 2017

★★★★☆ シングルタスクの効用を説いた本。 電話にテレビにメールにSNSにと、現代は様々な情報が個人の生活に勝手に入りこんでくる社会である。そんな状況に置かれるとついついそれぞれの情報に反応してしまい、いつの間にか同時進行で様々なことをやってしま…

「星を継ぐもの」 1977

★★★☆☆ 5万年前の人間の遺骸が月で発見され、科学者たちはその謎を追う。「巨人たちの星シリーズ」第一作。 宇宙を舞台にした冒険物語かと思っていたが、実際はほとんど地球上で物語が展開されている。月で発見された人類の遺骸の謎について、地球での分析結…

「餓鬼道巡行」 2012

★★★☆☆ リフォーム工事中のために自宅の台所が使えず、買い出しに行ったり、外食に出かける男。 リフォームの話をし始める雰囲気だったのが、いつの間にか食べることについての話になっていた。商品のパッケージや店の外観、店員の態度など、何かが気になりだ…

「スマート・シンキング 記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術」 2013

★★★☆☆ 認知心理学者によるスマート・シンキングをする方法の紹介。 どのような独創的な思考法を紹介してくれるのかと期待して読み始めると肩透かしを食らう。著者によるスマート・シンキングの定義は下記の通り。 スマート・シンキングとは、実はあなたがど…

「たったひとつの冴えたやりかた」 1986

★★★☆☆ プレゼントされた宇宙船で親に内緒で冒険にでかけた15歳の少女が、異星人と出会う。 SF独特のその世界観を認識するのに時間がかかり、最初は結構辛かった。そして、宇宙人の繁殖のシステムも分かりづらい。 物語はなんとなく若い女の子と若い宇宙人の…

「弾正星」 2014

★★★☆☆ 三好長慶の右筆である松永久秀に雇われた男。 序盤の松永久秀の悪逆ぶりは魅力的だ。突然人を殺したり、女に襲いかかったり、少しも悪びれるところがない。こんな感じで悪逆非道の限りを尽くしてくれたら面白かったのかもしれないが、段々と表現がおと…

「かくて行動経済学は生まれり」 2017

★★★★☆ 行動経済学者を生み出した二人の心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの足跡を追う。「マネー・ボール」の著者による本。 まず最初に興味をひかれるのは、彼らの出自であるユダヤ人、イスラエル人という人たちだ。特にダニエル・…