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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「珍遊記」 2016

★★★☆☆ 傍若無人の振る舞いをする男が、僧侶の法力によリ大人しくさせられ、お供をすることになる。 決して面白いわけでもなく笑えるわけでもないのに腹が立たないのは、最初からハードルが低くなっているから。もともとよく実写映画化なんかする気になったな…

「オートマタ」 2014

★★★☆☆ プログラムされた制御機能に反して自らを修復するロボットが見つかり、ロボット会社の保険調査員が調査に乗り出す。 どこか陰鬱な空気を漂わせながら物語は進む。ロボットが人間の規定する範囲を超えて動き出したらどうなるか?というような割とベタな…

「その夜の侍」 2012

★★★★☆ ひき逃げされて死んだ妻のために、復讐を果たそうとする男。 堺雅人演じる妻を亡くした男。いつも髪はぼさぼさ、汗だくの作業着で、外見に気を配れない、生きる気力を失っている感を出しているのだと思うが、あまりにもベタでちょっとコント感が出てし…

「シャッフル」 2007

★★★☆☆ 夫の交通事故死を知らされた妻は、目覚めるたびにその前後の日々がランダムに訪れるようになる。 夫の葬儀の日までの数日間がランダムに訪れるという、タイムスリップもののアレンジ版のような設定。ただ自分で好きな日に行けないのがもどかしいところ…

「幕末太陽傳」 1957

★★★★☆ 品川遊郭で豪遊するも代金を払わず、居座って様々な所に顔を出し小銭を稼ぐ男。 ストーリー自体も面白いが、まずは何よりもフランキー堺演じる男のキャラクターが良い。飄々として物腰が柔らかく人当たりがよく、だけど抜け目なく芯があり、反骨心も秘…

「ピーターの法則 「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由」 1969

★★★☆☆ 階層社会学を提起した著者による、階層社会に見られる法則の解説。 世の中に無能な人が多くいるように見えるのは、人は無能になるまで昇進を続けるから。有能に仕事をこなしていると昇進し、無能だと昇進しない。つまり、(降格がないのなら)最終的に…

「アデル/ファラオと復活の秘薬」 2010

★★★☆☆ 不慮の事故によって寝たきりになった妹を治すために、エジプトで復活の秘薬を探す姉。 序盤に様々なことが起こる怒涛の展開。息つく暇もないテンポでエジプトでの探検も終わり、次は何が起こるかと気を引き締めていたら、ここから急にトーンダウンして…

「僕の彼女はサイボーグ」 2008

★★☆☆☆ 誕生日をひとりで過ごす男の前に、謎の女性が現れる。 主人公とサイボーグの彼女が出会うシーンが不自然すぎて、すんなりその後の物語に入っていけなかった。意味ありげに自分に付いてくる挙動不審の謎の女が、食事しているテーブルに突然やって来たら…

「最高の人生のつくり方」 2014

★★★★☆ 妻を亡くしアパートで一人暮らしをする気難しい男が、暫くの間、孫娘を預かることになる。 独善的で口が悪く、アパートの隣人たちに嫌われる男。しかし、妻の闘病に付き添い看取った過去がある。きっとこの妻との最後を中心に描いていれば、この人は愛…

「Summer Nude」 2003

★★☆☆☆ 里帰りをしていた女子大生が、ひょんなことから一人の青年と出会う。 タイトル的にひと夏の青春の1ページみたいな、若い二人の物語が展開されるのかと思っていたのだが、全然違って、様々な人物の色々なエピソードがときにすれ違いときに重なり展開し…

「蝿の王」 1954

★★★☆☆ 無人島に取り残されてしまった少年たち。 無人島を題材にした物語はたくさんあるが、この物語の特徴はサヴァイブするには苦労しないという島だということ。果物が豊富にあるため、少年たちは食べ物に困ることはなく、気候も穏やかで生存するための苦労…

「デンジャラス・ビューティー」 2001

★★★☆☆ 女子力のない女捜査官が、ミスコンの参加者に扮して潜入捜査をすることになる。 女性らしさに頓着しない女性が全く真逆のミスコンに参加することになったら、というコメディ。ミスコン前の女性らしさを獲得するまでの段階で笑いをたくさん取ってくるの…

「潔く柔く」 2013

★★☆☆☆ 高校時代に大切な人を亡くした女性が、同じような経験をした男と知り合う。 思いを寄せる人間を失った喪失感から立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでの軌跡を描いた物語。としたかったのだろうけど、失って数年ならまだしも、8年も経っているなら、相…

「MUD -マッド-」 2013

★★★★☆ 木の上に引っかかった船を見るために川の中州にやって来た二人の少年は、そこで野宿をする不思議な男と出会う。 アメリカの田舎の子どもたちは、ボートを操縦したり、バイクに乗ったりとなんだか自由だ。そういうのがないとやってられないほど、だだっ…

「行きずりの街」 2010

★★☆☆☆ 行方不明になった教え子を探しに東京にやってきた塾講師。 主人公が何考えているか良くわからないはっきりしない男で、キャラクターがまずいのか、演じる仲村トオルの演技が下手なのか、判断が難しい。 主人公が探偵のような第三者的立場で行方不明の…

「セイラー教授の行動経済学入門」 2007

★★☆☆☆ 現実世界では起きているのに従来の経済学の理論では説明できない事象について考察する。2017年にノーベル経済学賞を受賞した著者による本。1998年に出版された「市場と感情の経済学――「勝者の呪い」はなぜ起こるのか」を改題。 元々は経済学会の専門誌…

「マジック・マイク」 2012

★★★★☆ いつか事業を成功させることを夢見て、夜はストリッパーとして働く男。 実際にストリッパーとして働いていたこともあるというチャニング・テイタム。たしかに普通にストリッパーとしてやっていけそうなダンスを披露している。そしてオーナー役のマシュ…

「映画 ビリギャル」 2015

★★★★☆ エスカレーター式の大学への進学を絶たれた女子高生が、一念発起して慶応大学進学を目指す。 いかにも頭の悪そうなギャルの格好をして塾にやってきた女子高生に対して、かっこいいファッションだね、と塾講師が声をかける時点でもう赦されている感があ…

「アニマル・ハウス」 1978

★★★☆☆ 大学内で嫌われているサークルの面々が起こす数々の騒動。 ジョン・ベルーシが大活躍するのかと思っていたが、そうでもなかった。それなりに笑えるコメディ映画。 一番気に入ったのはパーティーでのライブシーン。後の「ブルース・ブラザーズ」を想起…

「シークレット・パーティー」 2012

★★★☆☆ 運転手を務める男が、ある日カメラを盗む。 無駄な説明もなく、日常を切り取ったようなシーンが続く。登場人物たちの人間関係がなかなか掴めなかったのだが、これは普通なのだろうか。もっと注意深く観ていれば、もしかしたら早い段階でそれを理解でき…

「スクラップ・ヘブン」 2005

★★☆☆☆ 退屈な事務仕事をこなす警察官が、ある日バスジャックに遭遇する。 序盤はどことなく「ファイトクラブ」を思い起こさせる展開。退屈な毎日に嫌気がさし、非日常を求める日々。映像表現なども凝ったりしている。ただしファイトクラブのように面白くはな…

「ロンドンゾンビ紀行」 2012

★★★★☆ ゾンビが大量に現れ人々を襲う事態が発生する中、老人ホームで暮らす祖父を救出に向かう孫たち。 ゾンビコメディ映画ということだが、頭を吹っ飛ばしたりバラバラになった肉片が散らばったりと、表現自体は普通のゾンビ映画と同じでかなりグロテスク。…

「ねじの回転」 1898

★★★☆☆ 両親を亡くし叔父の屋敷で暮らし幼い兄弟の家庭教師をすることになった若い女性は屋敷で亡霊を目撃する。 昔の小説で妖怪だの亡霊だのが出てくると、どういう態度でそれを受け入れていいのか迷う。今みたいにそんなわけ無いでしょと半信半疑でいるべき…

「(ハル)」 1996

★★★★☆ パソコン通信で知り合い、互いの近況などをオンラインで語り合う男と女。 昔で言えば文通で、こういうやり取りは、互いに遠い所にいて素性も知らず、実際に顔を合わせることもないという気楽さから、身近な人には言えない本音をさらけ出したり、気兼ね…

「アレックス・ライダー」 2006

★★★☆☆ 亡くなった育ての親である叔父が実はスパイであったことを告げられ、自らもスカウトされた少年。 ユアン・マクレガーが主役かと思っていたら演じる男は序盤で死んでしまい、その甥役のアレックス・ペティファーが主役だった。子供向けのスパイ映画とい…

「サッド ヴァケイション」 2007

★★★☆☆ 運転代行の仕事中に偶然、かつて自分を捨てて家を出ていった母親を見つけた男。 「Helpless」「EUREKA」に続く「北九州サーガ」の三作目。ということらしいが「Helpless」は見ていなくて、「EUREKA」は見たけど内容はほぼ忘れていて、序盤はうまく話の…

「ブレイクアウト」 2011

★★☆☆☆ 豪邸に住む一家が、強盗に襲われる。 強盗の一味が現れて、ニコラス・ケイジ演じる夫に金庫を開けるように脅すのは理解できる。だけど、ニコラス・ケイジが頑なに拒むのが理解できなかった。 普通ならさっさと金目のモノを渡して、さっさと帰ってもら…

「人魚ノ肉」 2015

★★★☆☆ 少年時代の坂本龍馬、岡田以蔵、中岡慎太郎の三人が共にでかけた浜辺で手に入れた、肉を食べると妖になり、血を飲むと不老不死となる人魚の血肉。それが岡田以蔵から新選組に渡り、隊員たちに様々な影響を及ぼしていく。 各章で登場人物が変わりながら…

「インビジブル・インフルエンス 決断させる力」 2016

★★★☆☆ 人々の決断を左右している見えない影響力、「社会的影響力」について、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの准教授である著者が解き明かす。 私たちの決断は、九九.九%までが他人によって方向づけられており、むしろ他人の影響を受けない意思決…

「桐島、部活やめるってよ」 2012

★★★★☆ バレー部のキャプテン、桐島が部活をやめたという噂が、同級生たちのいつもの日常に少しずつ微妙な変化をもたらしていく。 何度も時間を巻き戻しながら、様々な人物の視点を描いていく。最初の一瞬だけ戸惑ったが、それ以降はこんがらがることもなく状…