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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

ノンフィクション

「人喰い ロックフェラー失踪事件」 2019

★★★★☆ 内容 曽祖父は世界一の大富豪、父はニューヨーク州知事で後の副大統領というマイケル・ロックフェラー。23歳の彼がニューギニアで消息を絶った事件の真相を探る。 感想 世界的な大富豪ロックフェラー家の御曹司が未開の地で消息を絶ち、しかもおそらく…

「アリババの野望 世界最大級の「ITの巨人」ジャック・マーの見る未来」

★★★★☆ 内容 中国で起業し世界的なIT企業へと成長させたアリババグループのジャック・マーの歩みを紹介する。 感想 先日(2019年9月)引退したことで話題になったアリババグループの創業者、ジャック・マーの歩みが、2014年9月のニューヨーク証券取引所に上場…

「ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる」 2016

★★★★☆ 内容 世界中から注目されている人気の都市ポートランドの街づくりの取り組みを紹介する。 感想 おしゃれなレストランや店が並び、至る所にアート作品が展示され、文化が栄える賑やかな街。車がなくても生活できるエコでサステイナブルな街。続々と人々…

「ラブという薬」 2018

★★★★☆ 内容 いとうせいこうと彼の主治医である精神科医の星野概念の対談。 感想 この本の前提として、いとうせいこうは精神科に通っていると公言しているわけで、結構すごいことを言ってしまっているなと感じてしまうのだが、それだけ自分の中でも世間にもカ…

「サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う」 2018

★★★★☆ 内容 暴力団の大きな資金源となっている密猟の実態を探るノンフィクション。 感想 まず暴力団の市場への食い込みっぷりに驚かされる。高級食材のアワビは約半分が密漁モノとは。勿論それだけの量であれば闇で裁くことなど出来るわけがなく、堂々と表の…

「腸と脳 体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか」 2018

★★☆☆☆ 内容 腸と脳がどのように連絡を取り合い、どのように我々の健康に影響を与えているのか、紹介する。 感想 消化器官が脳のような働きもしていると聞くと信じられないような気がするが、消化器官しかない生き物もいるわけで、元々は消化器官が脳のような…

「そのひとクチがブタのもと」 2007

★★★☆☆ 内容 人は何故食べ過ぎてしまうのか。人間の無意識に働きかけている様々な食べ過ぎの要因を紹介し、その対策を教える。著者は食心理学の研究所主宰者。 感想 よくある特別な食材を積極的に摂ったり摂らなかったりする事で体重を減らそうとするダイエッ…

「アルゴリズム思考術 問題解決の最強ツール」 2017

★★★★☆ 内容 日常生活でも活用できるコンピューター科学に使用されているアルゴリズムを紹介する。 感想 コンピューター科学に用いられている「最適停止」「探索と活用」「ベイズの法則」などで用いられるアルゴリズムや理論が詳しく紹介されている。内容は易…

「サバイブ(SURVIVE) 強くなければ、生き残れない」 2017

★★★☆☆ 内容 動物たちが生き残るために取っている戦略を紹介する。 感想 生き残るための生存戦略と聞くとまず思い浮かぶのは、食物連鎖のトップに立つような襲われても負けない力の強さだが、それだけじゃないことを教えてくれる。力の強さは分かりやすく単純…

「あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた」 2016

★★★★☆ 内容 人体にすむ微生物たちが人体に与えている影響を、明らかになりつつ研究の成果を踏まえて紹介していく。 感想 あなたが「自分の体」と呼んでいる容器を構成している細胞一個につき、そこに乗っかっているヒッチハイカーの細胞は九個ある。あなたと…

「死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」 2014

★★★★☆ 内容 冷戦下のソ連で起きた不気味な未解決事件「ディアトロフ峠事件」の真相を探る。 ノンフィクション。 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia 感想 雪山でトレッキングしていた9人の若者が不可解な死を遂げた事件。彼らの遺体はテントから遠く離れた地で…

「LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方」 2016

★★★☆☆ 内容 動物のあまり知られていない生態を紹介し、そこから人類の生き方を学ぶ。 感想 ペンギン・ライオン・パンダなどが、各動物ごとに漫画と文章で紹介される。すらすらと読めるが、一気に読もうとすると飽きてくるので、空き時間にパラパラと気軽な感…

「小津安二郎への旅 魂の「無」を探して」 2014

★★★☆☆ 内容 小津安二郎にゆかりのある深川、松坂、尾道、鎌倉などを歩き、小津の人となりを探る。 あらすじ 序盤は名作「東京物語」についてページを割いて語られる。その中でかなり詳細な物語のあらすじが語られるのだが、それを読んでいるだけで映画のシー…

「鳥頭なんて誰が言った? 動物の「知能」にかんする大いなる誤解」 2019

★★★☆☆ 内容 生き物について考えるとき、人々は当然のように人類を最も知能の発達した存在としているが、それは果たして真実といえるのだろうか?フランス人生物学者による考察。 感想 タイトルから、鳥類や生き物に関する面白話が書かれた本かと想像してしま…

「 仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方」 2016

★★★☆☆ 内容 小さな鳥居を置くと不法投棄が無くなる、ゴミ箱の上にバスケットゴールを設置するとゴミを拾って投げ入れたくなる、といった、人々が自然と望ましい行動を取るようになる「仕掛け」について説明した本。 感想 「不法投棄をしないでください」「ゴ…

「悪癖の科学 その隠れた効用をめぐる実験」 2016

★★★☆☆ 内容 イグ・ノーベル賞受賞の心理学者による酒、セックス、悪態、恋、無謀な運転など、 ともすれば世間に白い目で見られがちな悪癖についての、科学的な立場からの見解の紹介。 感想 世間には悪癖とされている事があるが、それらは本当に悪いことなの…

「ビジネスに効く最強の「読書」 本当の教養が身につく108冊」 2014

★★★☆☆ 内容 各テーマに沿って著者がいくつか本を挙げて話をし、それを編集者がまとめたもの。 感想 最近、読む本のパターンが決まってきてしまって多少マンネリを感じていたので、視野を拡げるためにこの本を手に取ってみた。 そして、読み終わって思うのは…

「HARD THINGS」 2015

★★★☆☆ 内容 かつてIT企業のCEOとしてITバブルの崩壊の中を生き抜き、現在はベンチャーキャピタルの共同創業者として活躍する著者の、ベンチャー企業のCEOに対するアドバイス。 感想 序盤は著者のCEO時代の体験談が綴られる。そこには予想していた華々しい成…

「自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方」 2017

★★★☆☆ 緑溢れる自然は人間にとって重要かもしれないと考えた著者が、世界各地で行われている人間と自然に関する研究や取り組みを現地で視察し、科学的な成果を交えながら紹介する。 最初に日本の「日光浴」が紹介されているように、日本人にとっては人間に自…

「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」 2019

★★★☆☆ 内容 娘に語りかけるという形式で書かれた、ギリシャの経済危機時に財務大臣を務めた経済学者による、経済の話。 感想 太古の昔から現在に至るまでの経済の歴史が著者独特の切り口で語られる。余剰と債務によって貨幣が生まれた、みたいな意外な感じの…

「サルたちの狂宴」 2018

★★★★☆ 内容 ウォール街からITの世界に飛び込んだ著者の奮闘ぶり。 感想 上下2巻からなる本で、「シリコンバレー修行編」「フェイスブック乱闘編」とサブタイトルが付けられており、上下で内容が大分変わる。上巻は著者がどのようにIT起業に至ったか、そして…

「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」 2010

★★★☆☆ 人間のモチベーションの新たな段階の紹介。 人が生理的欲求に基づいて行動することをモチベーション1.0、そして、いわゆるアメとムチという外的要因に基づいて行動することをモチベーション2.0と定義づけている。現在の会社組織で人々を動かしているの…

「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」 2015

★★★☆☆ 自らの身体を実験台に、様々な手法を試し、肥満と不調を解消した著者がたどり着いた最強の食事法。 様々な手法を試したという著者が、どんな食事を勧めてくるかとワクワクしていたのだが、イチオシで勧めてきたのが「バターコーヒー」。コーヒーにバタ…

「歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史」 2018 

★★☆☆☆ 歴史関連の学問で用いられる自然実験、比較研究法と呼ばれる方法を実例を交えて紹介する。 実験室で行われるような、何度も再現可能な実験は、神様でもない限り歴史の分野では行うことが出来ない。だがこの分野では、ある時代のあるシステムと一つを除…

「ヤバい社会学 一日だけのギャング・リーダー」 2009

★★★★☆ 社会学者を目指すシカゴ大の学生が、実地調査のために黒人ギャングたちの世界に潜入した体験記。 タイトルには「社会学」という言葉が入っているが、学問というよりはルポルタージュと言ったほうがいい内容。著者は社会学者でこの体験から様々な研究成…

「小津安二郎の喜び」 2016

★★★★☆ 小津安二郎の現存する全作品に触れながら、監督の描こうとしたものを読み解いていく。 監督の映画作品を年代順に見ながら語られていく。個人的には彼の作品の初期の作品はほとんど見ていないので、見ていない映画の話が続くので序盤はちょっとしんどか…

「世界の辺境とハードボイルド室町時代」 2015

★★★★☆ 内容 ソマリランドは室町時代の日本と似ている、ということから始まった日本中世史の研究者とノンフィクション作家の対談。 感想 人類は目覚ましい進歩を遂げたが、すべての地域でその足並みは必ずしも揃っているわけではない。進歩の度合いにばらつき…

「ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法」 2018

★★★☆☆ 限りのある手持ちのリソースの中で、どのように成果を出すのか、その方法を紹介する。 ストレッチとは、多くのリソースを望むのではなく、手持ちのリソースの可能性を受け入れ、それを行動の手がかりにする考え方であり、技能である。ごくシンプルだが…

「マイ・バック・ページ ある60年代の物語」 1988

★★★★☆ 60年代後半の学生運動が盛り上がりを見せる中、新人記者として働き始めた著者が、当時を回顧する。 自分の若い頃を過ごした時代が良い時代だったのか、悪い時代だったのかはともかく、いつまでたっても思い入れたっぷりになって振り返ってしまうという…

「となりの車線はなぜスイスイ進むのか? 交通の科学」 2008

★★★☆☆ 個人的には渋滞しやすい道路とか、交通事故が起きやすい場所のメカニズムを色々と知りたかったが、どちらかと言うと、ドライバーの心理に焦点をあてて、交通について書かれた本。 譲り合いを渋るドライバー、「互恵的利他主義」に基づく関係を持ちたが…