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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

ノンフィクション

「ピーターの法則 「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由」 1969

★★★☆☆ 階層社会学を提起した著者による、階層社会に見られる法則の解説。 世の中に無能な人が多くいるように見えるのは、人は無能になるまで昇進を続けるから。有能に仕事をこなしていると昇進し、無能だと昇進しない。つまり、(降格がないのなら)最終的に…

「セイラー教授の行動経済学入門」 2007

★★☆☆☆ 現実世界では起きているのに従来の経済学の理論では説明できない事象について考察する。2017年にノーベル経済学賞を受賞した著者による本。1998年に出版された「市場と感情の経済学――「勝者の呪い」はなぜ起こるのか」を改題。 元々は経済学会の専門誌…

「インビジブル・インフルエンス 決断させる力」 2016

★★★☆☆ 人々の決断を左右している見えない影響力、「社会的影響力」について、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの准教授である著者が解き明かす。 私たちの決断は、九九.九%までが他人によって方向づけられており、むしろ他人の影響を受けない意思決…

「スタンフォード式 最高の睡眠」 2017

★★★★☆ スタンフォード大学医学部精神科教授で、同大学の睡眠生体リズム研究所の所長による最新の医学的根拠に基づく最高の睡眠を手に入れる方法。 ちなみに著者は寝具の「エアウィーヴ」の開発研究にも携わったようだ。 エアウィーヴ スマート 025 高反発 マ…

「SINGLE TASK 一点集中術 「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる」 2017

★★★★☆ シングルタスクの効用を説いた本。 電話にテレビにメールにSNSにと、現代は様々な情報が個人の生活に勝手に入りこんでくる社会である。そんな状況に置かれるとついついそれぞれの情報に反応してしまい、いつの間にか同時進行で様々なことをやってしま…

「スマート・シンキング 記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術」 2013

★★★☆☆ 認知心理学者によるスマート・シンキングをする方法の紹介。 どのような独創的な思考法を紹介してくれるのかと期待して読み始めると肩透かしを食らう。著者によるスマート・シンキングの定義は下記の通り。 スマート・シンキングとは、実はあなたがど…

「かくて行動経済学は生まれり」 2017

★★★★☆ 行動経済学者を生み出した二人の心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの足跡を追う。「マネー・ボール」の著者による本。 まず最初に興味をひかれるのは、彼らの出自であるユダヤ人、イスラエル人という人たちだ。特にダニエル・…

「HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメント」 1983

★★★★☆ インテルの創業者二人が最初に迎え入れた社員であり、後に社長・CEO・会長を歴任した著者による経営管理に関する本。 著書は、マネージャーの仕事は自分の組織、自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプットを高めることだと定義している。これは意外…

「Airbnb Story 大胆なアイデアを生み、困難を乗り越え、超人気サービスをつくる方法」 2017

★★★☆☆ いまや巨大企業へと変貌を遂げたエアビーアンドビーの創業から現在に至る物語。 使っていない部屋や自分が不在のときに他人に部屋を貸す、というエアビーアンドビーのアイデアは、元々斬新で特別なアイデアだったわけでもなく、注目を集めたわけでもな…

「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」 2014

★★★★☆ 組織心理学者による「与える人」が大きな成功を収めているその理由や方法の紹介。 世の中の様々な関係はギブ&テイクで成り立っている。何かをしてもらったらお返しに何かをしてあげる、互いに持ちつ持たれつで助け合っている。しかしそんな関係を詳細…

「世界しあわせ紀行」 2012

★★★★☆ ジャーナリストとして戦争や迫害、貧困など不幸に見舞われた国々を取材してきた著者が、あまり報道されることのない幸せに着目し、その観点から各国を取材する。 著者が訪れる国々は様々だ。幸福度調査でポイントが高かったアイスランドやスイス、国民…

「幸福だけが人生か? ポジティブ心理学55の科学的省察」 2016

★★★☆☆ ポジティブ心理学者がウェブサイトに寄稿した記事をまとめたもの。 そもそも「ポジティブ心理学」とは何か? ポジティブ心理学とは、人生においてよい方向に向かうことについて科学的に研究する学問である。p171 ということのようだ。もともと心理学は…

「ハーバード流 最後までブレない交渉術 自分を見失わず、本当の望みをかなえる」 2015

★★★☆☆ 「ハーバード流交渉術」をロジャー・フィッシャーと共に著した著者による、ブレない交渉を行うための方法。 交渉術のマニュアルに沿って交渉を行ってもどうも上手くいかない、win-winの関係を築こうとしているのに気がつくとwin-loseの結果に固執して…

「EQ こころの知能指数」 1996

★★★☆☆ 人びとが幸せな人生を送るために必要なのは、IQの高さではなく、心の知能指数であるEQである。 社会に出て数年も過ごせば、世の中でうまいことやるために必要なのはどうやら勉強が出来るとか仕事ができるということじゃないな、ということに気付きはじ…

「「最悪」の医療の歴史」 2014

★★★☆☆ かつてその時代の最先端として行われていた酷い医療行為の歴史。 古代から中世の動物の血や内蔵を塗ったり、占星術を利用する等といったいわゆる「おまじない」のような医療は、昔のことだからと、微笑ましい気分で読んでいられるのだが、時代が徐々に…

「LIFE DESIGN スタンフォード式 最高の人生設計」 2017

★★★☆☆ デザイン思考を取り入れた人生設計の方法。スタンフォード大学の人気講座「Designing Your Life」で教える二人による著書。 Stanford Life Design Lab 幸せとは何か?なかなか難しい。誰かにとっては幸せでも、自分にとっては幸せではないこともあるし…

「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」 2016

★★★★☆ 多くの人にとってはどんな人がいて何をやっているのか、まったく想像もできない東京藝大の実態を探る。 芸大には変なことをやっている突き抜けている人達がいるから、そんな人達を取材した内容かと思ったらそうではなく、芸大の様々な学科に通う人たち…

「フォーカス」 2015

★★☆☆☆ 数分ごとにスマホの画面を見ないと落ち着かなくなってしまうように、世の中には情報が溢れ、現代では人びとが集中することが難しい環境に置かれている。そのような中でどのように集中力を保つか、何にフォーカスを当てるべきか、などについて説明して…

「ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時」 2016

★★★★☆ 組織心理学者の著者による、誰もが「オリジナル」になれる方法。 独創的な事を成し遂げてきた人びとをみると、とてつもない才能を持ち、圧倒的な自信を持った、自分とは違う種類の人びとだとつい思ってしまう。しかし、著者は彼らも自分たちと同じよう…

「新装版 なぜ選ぶたびに後悔するのか オプション過剰時代の賢い選択術」 2004

★★★☆☆ 何を買うにも現代では様々な選択肢がある。選択肢が豊富なのは良いことのはずなのに、どうしていつも選んだ後にかすかな不満や後悔を抱えてしまうのか。その理由を心理学者が解き明かす。 何かを選ぶということは、それ以外の選択肢を切り捨てることで…

「家族喰い」 2013

★★★★☆ 2012年に発覚した尼崎連続変死事件に関する周辺取材。 とにかく事件の人間関係を把握するのが大変で、何度も相関図を眺めることになる。ただ段々と分かってくるのは、犯人がターゲットにしたのはその殆どが、犯人のグループの身内の親戚関係だというこ…

「科学でわかった正しい健康法」 2017

★★★☆☆ 体に良いとされているものの良くない情報、体に良くないとされているものの良い情報を紹介する。 貧乏ゆすりは体に良いとか、静的ストレッチは運動能力を一時的に低下させるとか、色々と面白いデータが紹介されている。中でも笑えるのはこれ。 ポルノ…

「GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」」 2016

★★☆☆☆ 近年注目されるようになった、成功するために重要な要素、「グリット(GRIT)」について書かれた本。 著者は広告代理店を共同で創業した二人の女性。なので、科学的な話というよりも、グリットの実例を集めた自己啓発的な内容となっている。 まず「グリ…

「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する」 2005

★★★★☆ 企業同士が消耗しながら限られた市場のシェアを奪い合う、血みどろのレッド・オーシャンを抜け出し、競争のない市場空間、ブルー・オーシャンを切り開くためのノウハウを、実例を交えながら紹介する。 競争のない市場なんてそうそう簡単に発見できるわ…

「よく眠るための科学が教える10の秘密」 2014

★★★☆☆ 科学的に検証された様々な睡眠についての事実を紹介する。 睡眠を科学的に研究するようになってから、まだ百年ほどしか経ってないという事実にまず驚く。脳波を測ることが出来るようになってから、科学的な研究が緩やかに始まったのだが、それまでは客…

「ブログ飯」 2013

★★★☆☆ ブログの収入で生活の糧を得ることに成功した著者が取り組んできたことと、そこから得た知識や考えを紹介する。 時々思いついたことをチョロっとブログに書いて、それだけで生活していけるなんて羨ましいよなって思ってしまうが、実情はそんなことはな…

「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」 2015

★★★☆☆ ストレスは健康に悪いもの、と当然のように考えているが、そうではないらしい。 ストレス自体が悪いのではなく、「ストレスは健康に悪いもの」という思い込み自体が健康や人生に悪影響を与えているという指摘は面白い。健康に悪いからとストレス解消し…

「アテンション 「注目」で人を動かす7つの新戦略」  2016

★★★☆☆ 注目を集めるための戦略を紹介する本。 「いいものを作れば、お客は来る」ーそう無邪気に信じている人が多すぎる。 p11 今の世の中は様々な人や企業が注目を集めるために血眼になっている。そんな中でただ人々が気付いてくれるのを待っているようでは…

「スタンフォードの自分を変える教室」 2012

★★★★☆ スタンフォード大学の人気講座「意志力の科学」を基にした本。原題は「The Willpower Instinct」。直訳すれば「意志力の本能」で随分、日本語タイトルとは違う。この邦題だから読んだ人はたくさんいるだろうが、逆に食指が動かない人もたくさんいるん…

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」 2016

★★★★☆ グーグルやフェイスブックなど巨大企業が続々と導入している「マインドフルネス」を紹介する。 著者はイェール大学の医学部で先端脳科学を研究し、現在はロスで精神科医としてクリニックを開院している人物。「マインドフルネス」とは簡単に言ってしま…