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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

邦画

「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 2010

★★★☆☆ アル中で家族に暴言、暴力をふるい離婚された男が、再び家族と暮らすために依存症の治療を受けることを決意する。 血を吐いて入院して、もう酒はやめると決断して、それで簡単にやめられないのが依存症なわけだが、主人公がちょっとぐらいいいかとビー…

「極道大戦争」 2015

★★★☆☆ 生き血を吸った相手がやくざになってしまうという「ヤクザ・ヴァンパイア」になってしまった男が、殺された親分の仇を討つために動き出す。 色々とメチャクチャなことになっていて面白い。カタギからのみかじめ料を一般人から生き血を絞って生きている…

「カケラ」 2010

★★★☆☆ 女子大生がカフェで、見知らぬ女から声をかけられる。 女の子のリアリズム、とか言われても良く分からないが、普段映画を見ていても出てこないようなシーンが敢えて描かれていて、これらのことなのかも知れない。女が表であまり見せないから、男の監督…

「修羅雪姫」 2001

★★☆☆☆ 暗殺組織を抜けた女が、追手から逃れ、ある男の家にたどり着く。 開国をしないで鎖国したままの国というパラレルワールドでの物語。縦長のPCモニターやアルファベットのない看板など、頑張っていたとは思うのだが、どうにもチープさがつきまとう。ディ…

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」 2010

★★☆☆☆ 職場の先輩のイジメに嫌気が差した男は、施設で共に育った友人とその彼女と共に、網走の刑務所に服役している兄に会いに行く。 会社を無茶苦茶にし、ムカつく先輩の車をボコボコにしてから始まるロードムービー。そんな始まりだから、どんな結末が待ち…

「マイ・バック・ページ」 2011

★★★★☆ 新左翼の活動家と知り合った新米記者。 学生運動の様子を見ていたら、どことなく明治維新と似ているなと思ってしまった。きっと幕末の尊王攘夷だ何だと叫んでいた志士たちのほとんどは、その実きっとよくわかっておらず、ただ周囲の熱に浮かされていた…

「蜜のあわれ」 2016

★★★☆☆ 老作家と彼が擬人化した金魚。 老作家が飼っている金魚を擬人化して戯れる幻想的な映画。金魚を見て老人がいろんな妄想を掻き立てているなんてまさか思わない。この作家が特殊なのか、普通だけど誰も言わないだけなのか。 金魚役の二階堂ふみの奔放な…

「ノルウェイの森」 2010

★★★☆☆ 高校時代に自殺した友人の恋人と偶然再会した大学生。 村上春樹のベストセラー小説の映画化。それから考えるとそんなに悪くはない出来ではある。途中から、女性陣が発情したかのように性的な言葉を連発して戸惑うが、それも村上春樹の小説が原作だと考…

「カオス」 2000

★★★☆☆ レストランで夫婦で食事した後、妻が誘拐されるという事件が起きる。 普通の誘拐事件かと思いきや狂言誘拐で、狂言事件かと思いきや・・・と観客を翻弄するような映画。時系列も入れ替えられており、巧みに情報を小出しにしながら展開していく。あまり…

「俺はまだ本気出してないだけ」 2013

★★★☆☆ 会社を辞め、ダラダラと暮らしていた中年男が、漫画家になることを決意する。 タイトルから、こんな事を言う奴は口だけで、何もしない相当なダメ人間なんだろうと思って見始めたのだが、全然違った。漫画家になると決めたらちゃんと漫画を描いているし…

「映画「深夜食堂」」 2015

★★★☆☆ 深夜だけ営業する食堂の主人と、そこにやってくる客たちの人間模様。人気ドラマの映画化。 ドラマは1、2話を見た程度。映画も含めて、個人的には善人しか出てこない世界に欺瞞を感じてしまって、あまり好きになれない。おとぎ話的に楽しめることが出来…

「アドレナリンドライブ」 1999

★★★☆☆ ひょんな事からヤクザの大金を手に入れた面識のなかった男女が、追っ手から協力して逃げる。 主演の二人が成り行きでヤクザから大金を奪って共犯者となり、協力しあって迫りくる追っ手をかわそうとしている前半は緊迫感があって見入ってしまった。そし…

「の・ようなもの のようなもの」 2016

★★★★☆ タニマチの要望に応えるために、行方不明の師匠の弟弟子を探すよう命じられた若手落語家。 主役は松山ケンイチに移ったが、前作で落語家を演じた役者陣が、35年の時を経て再び出演している。尾藤イサオやでんでんといった、老けはしたが変わらないメン…

「蟹工船」 2009

★★★★☆ 蟹工船での過酷な労働に疲弊する労働者たち。 10年ほど前に謎の「蟹工船」ブームがあったが、映画を見ているとその理由が分かるような気がした。ここまで分かりやすくはないが、システムとしては同じ形態で働いていて、シンパシーを感じる人達がたくさ…

「の・ようなもの」 1981

★★★☆☆ 若手落語家とその兄弟弟子たちの日々。 40年近く前の作品で、当然ながら今も活躍する出演者たちが皆若い。そして、映る景色に時代を感じる。飲んでる飲料や食べているお菓子のパッケージ、紙幣や景色など、当時はなんでもないモノたちばかりなのだろう…

「これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫」 2011

★★★☆☆ 赤塚不二夫とその担当編集者となった女性新入社員。 赤塚不二夫を演じる浅野忠信が登場した時は、キツいかな、と一瞬思ったが、見ているうちに違和感はなくなっていった。流石だ。 赤塚不二夫のハチャメチャぶりを表すために、堀北真希演じる新人の担…

「リトル・マエストラ」 2012

★★☆☆☆ 小さな港町のアマチュアオーケストラは、指揮者の不在で存続の危機に陥るが、天才指揮者という噂の女子高生を迎えることで乗り切ろうとする。 登場人物たちの心の動きは見えず、ただ段取りだけがよく見える映画。もうそういう事になっているので、みた…

「隣人13号」 2005

★★☆☆☆ 子供の頃にイジメられ、2重人格になった男が、復讐を果たすためにイジメた男と同じアパートに住み始める。 過酷なイジメにより別の人格が出来てしまった男。2つの人格の間で葛藤をしながらも、復讐にむかう。しかし、顔に硫酸をかけられるとか、それ…

「モヒカン故郷に帰る」 2016

★★★★☆ デスメタルバンドのボーカルをする男が、結婚の報告のために妊娠した彼女を連れて、故郷である広島の離島へ帰る。 冒頭の柄本明演じる父親が、指導する中学の吹奏楽部の部員たちに、矢沢永吉のモノマネで説教する姿が面白すぎた。正直、もうちょっと見…

「空気人形」 2009

★★★☆☆ ファミレスで働くしがない男が所有するダッチワイフが、ある日人間の心を持ち動き始める。 人形が動き出す、というのはよくある話だが、子供のおもちゃは子供が寝静まった夜中に動き出すのに、大人のおもちゃは大人が働いている昼間に動き出すというの…

「ぱいかじ南海作戦」 2012

★★★☆☆ 失業と離婚を同時に味わったカメラマンが、一旦東京を引き払い、南の島で今後の人生について考えることにする。 30代後半にして大きな人生の岐路を迎えたカメラマンが、一路南の島に向かう。沖縄からさらに飛行機、小舟を乗り継いでたどり着くような島…

「海猫」 2004

★★☆☆☆ 漁師の家に嫁いだロシア人とのハーフの女は、夫の弟とも関係を持つようになる。 正直、共感できない物語だった。夫は浮気をするし、夫の弟は義理の姉に思いを寄せるし、妻は浮気されたからと夫の弟と浮気をするしで、誰にも感情移入できないというか。…

「白河夜船」 2015

★★★☆☆ 不倫相手の電話を眠りながら待つ女。 白河夜船 しらかわよふね 諺(ことわざ)。知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。 白河夜船(しらかわよふね)とは - コトバンク とりあえずタイトルの「白河夜…

「アルゼンチンババア」 2010

★★☆☆☆ 母親の死亡後から失踪していた父親が、近所の謎の女が住む館にいることが分かり、会いに行く娘。 「アルゼンチンババア」というインパクトのある言葉だが、それから想像する姿と、登場したババア役の鈴木京香の姿との間に大きなギャップがあっていきな…

「天の茶助」 2015

★★☆☆☆ 天界で人間たちの人生を決めている脚本家が、不本意なシナリオの進行を阻止するためにお茶汲み係を地上に送り込む。 人生の脚本に斬新な設定を加えようとした事が、他の人々の人生の脚本の書き換えにつながり、整合性を保つために死ぬことになってしま…

「I'M FLASH!」 2012

★★★☆☆ 飲酒運転で交通事故を起こし、ほとぼりが冷めるまで世間の目を逃れて暮らす新興宗教の教祖に、3人のボディガードがつけられる。 赤いスポーツカーでバイクと正面衝突し、相手は死んで、同乗していた若い女は植物状態という、どうせ信者を騙して儲けた…

「伊賀忍法帖」 1982

★★☆☆☆ 謎の男に天下を取るよう唆された松永久秀と、その企みに巻き込まれ殺された女の復習を誓う伊賀の忍者。 この頃の真田広之はいつも同じような役柄をやっているような印象。正義感が強く、後先考えず突っ走ってしまう大人になりきれないうぶな青年。アク…

「黒い家」 1999

★★★★☆ 顧客に呼び出され訪問した先で、その息子の自殺の第一発見者に仕立て上げられた保険会社社員が、保険金の支払いを執拗に迫られる。 西村雅彦演じる何を考えているのかわからない挙動不審ないつも揺れている男と、大竹しのぶ演じる話が伝わらなさそうな…

「聯合艦隊司令長官 山本五十六」 2011

★★★★☆ 日米の戦いが始まろうとする時期からの、 連合艦隊司令長官、山本五十六の姿を描く。 米国との戦争を望む世間の空気に耐えきれず、何の勝算もなくただ流されて開戦に舵を切る海軍大臣に寒気がした。どんな策があるのかと尋ねられて、それは追い追い考…

「ツィゴイネルワイゼン」 1980

★★★☆☆ 旅の途中で友人に出会った士官学校教授は、その夜呼んだ芸者から不思議な話を聞く。 映画の中心となる人物を演じる原田芳雄と藤田敏八、二人の異なる存在感がまず印象に残る。原田芳雄は何をしでかすか分からないような無頼漢で、藤田敏八は何事にも動…