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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

邦画

「イップ・マン 序章」 2008

★★★★☆ 武術の町で最強と敬意を払われ、余裕のある生活を送っていた武闘家が、勃発した日中戦争の影響で苦しい生活を強いられることになる。ブルース・リーの師匠として知られるイップ・マン(葉問)の物語。 日中戦争で日本軍に占領された町での、日本の軍人…

「モヒカン故郷に帰る」 2016

★★★★☆ デスメタルバンドのボーカルをする男が、結婚の報告のために妊娠した彼女を連れて、故郷である広島の離島へ帰る。 冒頭の柄本明演じる父親が、指導する中学の吹奏楽部の部員たちに、矢沢永吉のモノマネで説教する姿が面白すぎた。正直、もうちょっと見…

「空気人形」 2009

★★★☆☆ ファミレスで働くしがない男が所有するダッチワイフが、ある日人間の心を持ち動き始める。 人形が動き出す、というのはよくある話だが、子供のおもちゃは子供が寝静まった夜中に動き出すのに、大人のおもちゃは大人が働いている昼間に動き出すというの…

「ぱいかじ南海作戦」 2012

★★★☆☆ 失業と離婚を同時に味わったカメラマンが、一旦東京を引き払い、南の島で今後の人生について考えることにする。 30代後半にして大きな人生の岐路を迎えたカメラマンが、一路南の島に向かう。沖縄からさらに飛行機、小舟を乗り継いでたどり着くような島…

「海猫」 2004

★★☆☆☆ 漁師の家に嫁いだロシア人とのハーフの女は、夫の弟とも関係を持つようになる。 正直、共感できない物語だった。夫は浮気をするし、夫の弟は義理の姉に思いを寄せるし、妻は浮気されたからと夫の弟と浮気をするしで、誰にも感情移入できないというか。…

「白河夜船」 2015

★★★☆☆ 不倫相手の電話を眠りながら待つ女。 白河夜船 しらかわよふね 諺(ことわざ)。知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。 白河夜船(しらかわよふね)とは - コトバンク とりあえずタイトルの「白河夜…

「アルゼンチンババア」 2010

★★☆☆☆ 母親の死亡後から失踪していた父親が、近所の謎の女が住む館にいることが分かり、会いに行く娘。 「アルゼンチンババア」というインパクトのある言葉だが、それから想像する姿と、登場したババア役の鈴木京香の姿との間に大きなギャップがあっていきな…

「天の茶助」 2015

★★☆☆☆ 天界で人間たちの人生を決めている脚本家が、不本意なシナリオの進行を阻止するためにお茶汲み係を地上に送り込む。 人生の脚本に斬新な設定を加えようとした事が、他の人々の人生の脚本の書き換えにつながり、整合性を保つために死ぬことになってしま…

「I'M FLASH!」 2012

★★★☆☆ 飲酒運転で交通事故を起こし、ほとぼりが冷めるまで世間の目を逃れて暮らす新興宗教の教祖に、3人のボディガードがつけられる。 赤いスポーツカーでバイクと正面衝突し、相手は死んで、同乗していた若い女は植物状態という、どうせ信者を騙して儲けた…

「伊賀忍法帖」 1982

★★☆☆☆ 謎の男に天下を取るよう唆された松永久秀と、その企みに巻き込まれ殺された女の復習を誓う伊賀の忍者。 この頃の真田広之はいつも同じような役柄をやっているような印象。正義感が強く、後先考えず突っ走ってしまう大人になりきれないうぶな青年。アク…

「黒い家」 1999

★★★★☆ 顧客に呼び出され訪問した先で、その息子の自殺の第一発見者に仕立て上げられた保険会社社員が、保険金の支払いを執拗に迫られる。 西村雅彦演じる何を考えているのかわからない挙動不審ないつも揺れている男と、大竹しのぶ演じる話が伝わらなさそうな…

「聯合艦隊司令長官 山本五十六」 2011

★★★★☆ 日米の戦いが始まろうとする時期からの、 連合艦隊司令長官、山本五十六の姿を描く。 米国との戦争を望む世間の空気に耐えきれず、何の勝算もなくただ流されて開戦に舵を切る海軍大臣に寒気がした。どんな策があるのかと尋ねられて、それは追い追い考…

「ツィゴイネルワイゼン」 1980

★★★☆☆ 旅の途中で友人に出会った士官学校教授は、その夜呼んだ芸者から不思議な話を聞く。 映画の中心となる人物を演じる原田芳雄と藤田敏八、二人の異なる存在感がまず印象に残る。原田芳雄は何をしでかすか分からないような無頼漢で、藤田敏八は何事にも動…

「パンドラの匣」 2009

★★★★☆ 結核療養所で過ごす青年が、退所した友人に手紙で療養所内の様子を綴る。 療養所とはいえ、あまり病状がひどくなさそうな患者たちばかりで悲惨さは感じられず、たくさんの看護婦に囲まれていて、なんだか楽しそうな場所だ。皆があだ名で呼び合い、独特…

「オーディション」 2000

★★★☆☆ 妻を亡くし男手一つで子供を育て、再婚を考え始めた男が、友人の協力を得てオーディションを開く。 建前上は映画のオーディションで、その実、中年男の再婚相手探し。傍から見ていたらなんでそれがうまくいくと思っているのか不思議だが、そういう勘違…

「日本のいちばん長い日」 2015

★★★★☆ 第2次大戦の敗戦濃厚の中で組閣された鈴木貫太郎内閣が、ポツダム宣言の受諾を決めた一日を描く。 負けを認めること自体も悔しいだろうし、その手続を自らの手で行うことにより我が身に降りかかるだろうあらゆるリスクも理解した上で、それでもその責…

「キャタピラー」 2010

★★★★☆ 戦争で四肢を失って帰国した夫に戸惑う妻。 冒頭からいきなりインパクトのある出だし。戦争では無事帰還か戦死の2択ではなく、当然こういうこともありえる。だけど想像していなかった姿で戻ってきた夫に、妻が冷静さを失うのは勿論理解できる。そりゃ…

「モンスターズクラブ」 2012

★★★☆☆ 雪山の小屋に籠もり、大企業に爆弾を送り付ける青年。 ほぼ独白と亡霊との対話で物語は進行する。世の中に不満を覚え、人里離れた山小屋で自給自足の孤独な生活を営んでいる主人公。完全なる世捨て人のように思えるが、でもやっぱり窪塚洋介演じる男が…

「キツツキと雨」 2012

★★★☆☆ 山仕事に向かう途中で映画撮影班と出会い、いつの間にか彼らの撮影に巻き込まれていく男。 最初は田舎の人間特有の人の良さで、映画スタッフに半ば無理やり手伝わされ、しかしやがて映画づくりの面白さに目覚めて、積極的に協力するようになる男。そん…

「薔薇色のブー子」 2014

★☆☆☆☆ いつも文句ばかりで今は引きこもりの女子大生が、ネットで出会った男と会うことをきっかけに生まれ変わろうと決意する。 ストーリーはあまり関係なく、各シーンでなにか面白いコントのようなものをやるという福田雄一監督のらしい映画。ただこの映画、…

「女子ーズ」 2014

★★★☆☆ 地球の平和を守るため、テキトーに選ばれた女子5人。 ヒーロー物のコントのようなもので、どこか昔「ごっつええ感じ」でやっていたゴレンジャイを思い出させる。とりあえず桐谷美玲、高畑充希、有村架純と女優陣が豪華なので見ていられる。 ゴレンジ…

「珍遊記」 2016

★★★☆☆ 傍若無人の振る舞いをする男が、僧侶の法力によリ大人しくさせられ、お供をすることになる。 決して面白いわけでもなく笑えるわけでもないのに腹が立たないのは、最初からハードルが低くなっているから。もともとよく実写映画化なんかする気になったな…

「その夜の侍」 2012

★★★★☆ ひき逃げされて死んだ妻のために、復讐を果たそうとする男。 堺雅人演じる妻を亡くした男。いつも髪はぼさぼさ、汗だくの作業着で、外見に気を配れない、生きる気力を失っている感を出しているのだと思うが、あまりにもベタでちょっとコント感が出てし…

「幕末太陽傳」 1957

★★★★☆ 品川遊郭で豪遊するも代金を払わず、居座って様々な所に顔を出し小銭を稼ぐ男。 ストーリー自体も面白いが、まずは何よりもフランキー堺演じる男のキャラクターが良い。飄々として物腰が柔らかく人当たりがよく、だけど抜け目なく芯があり、反骨心も秘…

「僕の彼女はサイボーグ」 2008

★★☆☆☆ 誕生日をひとりで過ごす男の前に、謎の女性が現れる。 主人公とサイボーグの彼女が出会うシーンが不自然すぎて、すんなりその後の物語に入っていけなかった。意味ありげに自分に付いてくる挙動不審の謎の女が、食事しているテーブルに突然やって来たら…

「Summer Nude」 2003

★★☆☆☆ 里帰りをしていた女子大生が、ひょんなことから一人の青年と出会う。 タイトル的にひと夏の青春の1ページみたいな、若い二人の物語が展開されるのかと思っていたのだが、全然違って、様々な人物の色々なエピソードがときにすれ違いときに重なり展開し…

「潔く柔く」 2013

★★☆☆☆ 高校時代に大切な人を亡くした女性が、同じような経験をした男と知り合う。 思いを寄せる人間を失った喪失感から立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでの軌跡を描いた物語。としたかったのだろうけど、失って数年ならまだしも、8年も経っているなら、相…

「行きずりの街」 2010

★★☆☆☆ 行方不明になった教え子を探しに東京にやってきた塾講師。 主人公が何考えているか良くわからないはっきりしない男で、キャラクターがまずいのか、演じる仲村トオルの演技が下手なのか、判断が難しい。 主人公が探偵のような第三者的立場で行方不明の…

「映画 ビリギャル」 2015

★★★★☆ エスカレーター式の大学への進学を絶たれた女子高生が、一念発起して慶応大学進学を目指す。 いかにも頭の悪そうなギャルの格好をして塾にやってきた女子高生に対して、かっこいいファッションだね、と塾講師が声をかける時点でもう赦されている感があ…

「スクラップ・ヘブン」 2005

★★☆☆☆ 退屈な事務仕事をこなす警察官が、ある日バスジャックに遭遇する。 序盤はどことなく「ファイトクラブ」を思い起こさせる展開。退屈な毎日に嫌気がさし、非日常を求める日々。映像表現なども凝ったりしている。ただしファイトクラブのように面白くはな…