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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

邦画

「君の名は。」 2016

★★★☆☆ 朝目が覚めると、時々、互いの体が入れ替わっていることに気づいた高校生の男女。 男女の体が入れ替わるっていうのは「転校生」を思い出させるが、思春期の少年少女にはたまらないモチーフなのだろうか。異性への関心を満足させる一つの妄想として。た…

「ふがいない僕は空を見た」 2012

★★★☆☆ アニメ好きの主婦と密会を重ねる高校生男子。 結構激しめの性表現があって、田畑智子は肌が白いな、と思いながらも、堂々とモザイクがかけられていて少し冷めた。こういうのって、モザイクをかけなくても良いように色々工夫するのが美学、みたいなとこ…

「橋のない川」 1992

★★★☆☆ 被差別部落に生まれた少年の成長。 被差別部落の人間はもっと交わらないように差別されているのかと思っていたがそうでもなかった。建前上は明治になって差別がなくなった事になっているからか。そうはいっても学校でも他の集落の生徒に馬鹿にされ、教…

「家族はつらいよ2」 2017

★★★★☆ 家族に運転をやめるよう説得されている老人が、飲み屋の女将とドライブ中に、長いこと音信不通だった昔の同級生と再会する。 老人の自動車免許返納の話なのかと思わせるような、最初はあまり方向性が感じられない展開。登場人物が多いと、人物紹介的に…

「ハッシュ!」 2002

★★★★★ 他人と距離を取り、どこか投げやりな人生を送っていた女が、医者の一言で人生について考え始め、傘を貸してくれたゲイのカップルの一人に、子供が欲しいと持ちかける。 女には彼女の望みを叶えてくれそうな若い男が近くにいたのに、なぜゲイのカップル…

「チルソクの夏」 2004

★★★★☆ 姉妹都市である下関市と韓国の釜山市が定期的に開催している陸上の交流大会に参加した女子高生グループ。そのうちの一人が、韓国人の男子選手と仲良くなり、一年後の再会を誓う。 わずか数日会っただけで互いに好きになり、その後離れ離れになることは…

「パンク侍、斬られて候」 2018

★★★☆☆ 藩内の派閥争いに乗じて取り立てられた浪人が、指示に従いでっち上げた民衆の叛乱が収拾がつかなくなり慌てる。 時代劇ではあるが、「プラス」だの「パンク」だの横文字がセリフに次々と出てきたりとかなり自由な世界観。そのせいもあって序盤はそれが…

「GONIN サーガ」 2015

★★★★☆ 前作「GONIN」で事件に巻き込まれ殺された被害者の息子たちが中心となり、冷たい仕打ちをした組への復讐を企てる。 前作から約20年の月日が経っていて、前作は見たはずだがすっかり内容は忘れてしまっていた。ただそんな人達のために前作の映像を使っ…

「花宵道中」 2014

★★☆☆☆ 間もなく年季が明ける吉原の女郎が、縁日で出会った男に一目惚れする。 吉原が火事で焼け、仮宅での営業を行う妓楼。女郎たちは吉原から出ないよう厳しく監視されていた、という認識だったが、こんな逃げ放題な環境に置かれることもあるのが意外だった…

「T.R.Y.」 2003

★★☆☆☆ 20世紀初頭の上海。刑務所にいた日本人詐欺師が現地の反政府組織から協力を求められる。 「冒険活劇」という言葉が似合いそうな異国情緒あふれる上海が舞台。街の雰囲気は良く出ているが、物語の入りが良くなかった。捕まった天才詐欺師が刑務所で命を…

「シン・ゴジラ」 2016

★★★★★ 突如現れた謎の生命体、ゴジラへの対応に苦慮する日本。 ゴジラ映画ではあるが、どちらかというとその突如現れたゴジラに対して、日本はどう対処するのか、という問いをぶつけてくる映画。そのため、実際にゴジラが暴れるのは最初と2回目の上陸、そし…

「イニシエーション・ラブ」 2015

★★★☆☆ 合コンで知り合った女性と付き合い始めるが、転勤で遠距離恋愛をすることになってしまった男。 ファッションや車、文化が80年代後半の雰囲気がよく出ていてそれ自体楽しめる。その頃の流行歌も物語と歌詞がシンクロするように流れていて、それにもニヤ…

「Jam Films2」 2004

★★★☆☆ 短編映画集。Gyaoで観たら何故か最後の「FASTENER」はカットされていた。 机上の空論 How toビデオのパロディーから始まる。これだけで終わるとただの面白動画で終わってしまうなと思っていたら、それを踏まえた上で改めての物語が始まったので悪くな…

「嫌われ松子の一生」 2006

★★★☆☆ 存在すら知らなかった死んだ叔母の遺品整理を頼まれた若い男は、彼女の人生を振り返ることになる。 様々な映像表現を使い歌って踊ってと、過剰とも思えるような演出。別にそれが好きというわけではないのだが、出来ることならそれを最後まで貫き通して…

「鴨川ホルモー」 2009

★★☆☆☆ 怪しげなサークルに勧誘され、謎の競技に打ち込むことになった大学生。 馴染みのないスポーツ競技を見ていると、よく分からない掛け声や何に対してか分からないガッツポーズなど、こちらは全然意味不明なのに、選手や観客たちは真剣そのものというシュ…

「さよなら歌舞伎町」 2015

★★★☆☆ ある日のラブホテルを舞台に、訪れる人やそこで働く人が織りなす人間模様。 不倫カップルや家出少女を連れ込む風俗スカウト、枕営業をする女など、様々な事情を抱えてホテルを訪れる客たち。同様に、そこで働く従業員たちにも、誰にも言えない事情を抱…

「サヨナライツカ」 2010

★★★☆☆ 婚約者を日本に残しタイで働く男は、一人の日本人女性と出会う。 物語は美男美女の恋愛模様といったところだが、映像へのこだわりを感じる。構図やカットが凝っていて、多くがタイでの撮影ということもあり、あまり日本映画では見られない雰囲気。アジ…

「みなさん、さようなら」 2013

★★★☆☆ 小学校卒業後、商店街があるような大きな団地の中だけで生きていくと決めた男。 最初に出来たての頃の団地を紹介する映像が流れ、「まるでヨーロッパの街並みのよう」というナレーションが入り、とんだ大嘘だな、と笑ってしまった。だけど当時の人はそ…

「いちげんさん」 2000

★★★☆☆ 日本の大学に通うスイス人留学生は、本を読み聞かせるボランティアをするために盲目の若い女性の家に通うようになる。 点字にされていない本を読みたい盲目の人のために、本を読み聞かせるというボランティア。確かにそういう人のためには価値のあるボ…

「洋菓子店コアンドル」 2011

★★★☆☆ 洋菓子店で働き始めた女性と、娘を事故で失ったショックで菓子作りを止めた天才パティシェ。 洋菓子店で働き始めた主人公が、やがて一流のパティシェになっていくといういかにも漫画にありそうな内容だが、どうも漫画などが原作ではなく、オリジナルな…

「寒椿」 1992

★★★☆☆ 父親の借金のカタに売られた元バスガイドの女と、引き取った女衒の男。 この物語の核となる芸妓が女衒に密かに思いを寄せるという部分。いつ、何がきっかけでそうなったのかが分からないので、どうも納得できず、うまく話に入っていけなかった。 この…

「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 2010

★★★☆☆ アル中で家族に暴言、暴力をふるい離婚された男が、再び家族と暮らすために依存症の治療を受けることを決意する。 血を吐いて入院して、もう酒はやめると決断して、それで簡単にやめられないのが依存症なわけだが、主人公がちょっとぐらいいいかとビー…

「極道大戦争」 2015

★★★☆☆ 生き血を吸った相手がやくざになってしまうという「ヤクザ・ヴァンパイア」になってしまった男が、殺された親分の仇を討つために動き出す。 色々とメチャクチャなことになっていて面白い。カタギからのみかじめ料を一般人から生き血を絞って生きている…

「カケラ」 2010

★★★☆☆ 女子大生がカフェで、見知らぬ女から声をかけられる。 女の子のリアリズム、とか言われても良く分からないが、普段映画を見ていても出てこないようなシーンが敢えて描かれていて、これらのことなのかも知れない。女が表であまり見せないから、男の監督…

「修羅雪姫」 2001

★★☆☆☆ 暗殺組織を抜けた女が、追手から逃れ、ある男の家にたどり着く。 開国をしないで鎖国したままの国というパラレルワールドでの物語。縦長のPCモニターやアルファベットのない看板など、頑張っていたとは思うのだが、どうにもチープさがつきまとう。ディ…

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」 2010

★★☆☆☆ 職場の先輩のイジメに嫌気が差した男は、施設で共に育った友人とその彼女と共に、網走の刑務所に服役している兄に会いに行く。 会社を無茶苦茶にし、ムカつく先輩の車をボコボコにしてから始まるロードムービー。そんな始まりだから、どんな結末が待ち…

「マイ・バック・ページ」 2011

★★★★☆ 新左翼の活動家と知り合った新米記者。 学生運動の様子を見ていたら、どことなく明治維新と似ているなと思ってしまった。きっと幕末の尊王攘夷だ何だと叫んでいた志士たちのほとんどは、その実きっとよくわかっておらず、ただ周囲の熱に浮かされていた…

「蜜のあわれ」 2016

★★★☆☆ 老作家と彼が擬人化した金魚。 老作家が飼っている金魚を擬人化して戯れる幻想的な映画。金魚を見て老人がいろんな妄想を掻き立てているなんてまさか思わない。この作家が特殊なのか、普通だけど誰も言わないだけなのか。 金魚役の二階堂ふみの奔放な…

「ノルウェイの森」 2010

★★★☆☆ 高校時代に自殺した友人の恋人と偶然再会した大学生。 村上春樹のベストセラー小説の映画化。それから考えるとそんなに悪くはない出来ではある。途中から、女性陣が発情したかのように性的な言葉を連発して戸惑うが、それも村上春樹の小説が原作だと考…

「カオス」 2000

★★★☆☆ レストランで夫婦で食事した後、妻が誘拐されるという事件が起きる。 普通の誘拐事件かと思いきや狂言誘拐で、狂言事件かと思いきや・・・と観客を翻弄するような映画。時系列も入れ替えられており、巧みに情報を小出しにしながら展開していく。あまり…