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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

★4

「アマデウス 」 1984

★★★★☆ あらすじ オーストリアの皇帝に仕える宮廷楽長のサリエリは、目の前に現れた天才モーツァルトに激しい嫉妬を覚える。アカデミー賞作品賞。 サリエーリ 生涯と作品 モーツァルトに消された宮廷楽長(新版) 作者:彰良, 水谷 復刊ドットコム Amazon 感想…

「海よりもまだ深く」 2016

★★★★☆ あらすじ 別れた妻に未練を残し、金目のものを求めて母親の元へ足しげく通う売れない中年の作家。 感想 主人公は、金が入ってもすぐにギャンブルで使い果たして後輩や姉に借金する生活を送り、未練のある別れた妻をいつまでも遠くから監視するようなダ…

「風が強く吹いている」 2009

★★★★☆ あらすじ 知らないうちに大学陸上部の寮に入れられてしまった男は、仲間と共に箱根駅伝を目指すようになる。 感想 弱小大学の陸上部が箱根駅伝を目指す物語。主将によって寮に集められた個性豊かなメンバーが、それぞれの想いを抱えながら互いに助け合…

「アトミック・ブロンド」 2017

★★★★☆ あらすじ 流出したスパイのリストを取り戻すために、ベルリンの壁崩壊が迫るドイツに向かったイギリス秘密情報部(MI6)の女スパイ。 感想 イギリスをはじめ、東西ドイツにソ連、フランス、アメリカなど、各国の諜報活動が活発な、冷戦真っ只中のベル…

「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」 2016

★★★★☆ あらすじ 死人が流れてくる島の話に興味を持ち、女性編集者と共に現地に向かった探偵は、他の事件との関連性に気づく。タイトルの「星籠の海」の読みは「せいろのうみ」。 感想 主人公のちゃんとした紹介もないままに、続編のようにどんどんと話が進ん…

「5時から7時の恋人カンケイ」 2015

★★★★☆ あらすじ 子持ち既婚の年上フランス人女性と付き合い始めた若い男。 感想 不倫の話だが、イメージするような陰でコソコソやる後ろめたいものではなく、いわゆるオープン・マリッジという形態で行われる夫婦公認の不倫が描かれる。しかし、不倫相手の夫…

「ゲゲゲの女房」 2008

★★★★☆ 内容 人気漫画家・水木しげると見合い婚した著者の自伝。 感想 お見合いで後に人気漫画家となる水木しげると結婚した著者。今お見合いと聞くと少し身構えてしまうところがあるが、著者の話を聞いていると案外悪くないかもと思えてくる。結婚の価値をど…

「ザ・ヤクザ」 1974

★★★★☆ あらすじ 密貿易でヤクザと揉め事を起こしてしまったマフィアの友人の依頼を受けて、事態収拾のため日本に向かった私立探偵の男。 感想 冒頭はヤクザのしきたりを紹介する意味もあって、ヤクザ同士が名を名乗って仁義を切るシーンからスタートする。た…

「おとなの恋は、まわり道」 2018

★★★★☆ あらすじ 空港の飛行機を待つ列で口論となった見ず知らずの男女は、同じリゾート婚に出席する道中である事を知る。原題は「Destination Wedding」。87分。 感想 同じ結婚式に出席する見ず知らずの男女が、その道中を共にする物語。結婚式を含めたいく…

「きみの鳥はうたえる」 1982

★★★★☆ あらすじ 友人と共同生活を送る主人公は、ある女性と親しくなり、やがて三人で過ごす事が多くなっていく。芥川賞候補作になった表題作と短編「草の響き」を収録。 感想 表題作は主人公とその恋人、そして友人の三人の関係を描いた物語。主人公は、友人…

「俺たち喧嘩スケーター」 2011

★★★★☆ あらすじ 腕っぷしの強さを買われ、プロアイスホッケーチームの乱闘要員としてスカウトされた男。実際にマイナーリーグの選手として活躍したダグ・スミスの伝記映画。原題は「Goon」。 感想 アイスホッケーの乱闘要員となった男の物語。しかし、非公式…

「赤い魚の夫婦」 2013

★★★★☆ あらすじ 赤い魚のペアを飼い始めた出産間近の夫婦を描いた表題作など、5つの作品を収めた短編集。メキシコ文学。 感想 表題作をはじめ、すべての短編で魚や猫、蛇といった生き物が登場し、登場人物たちと生き物の姿がどこか重なるように描かれていく…

「黄金の服」 1989

★★★★☆ 内容 芥川賞候補作の2作品「黄金の服」「オーバー・フェンス」に、「撃つ夏」を加えた短編集。 感想 3つの短編集だが、職業安定所や入院病棟、そして夏休み中と、どの作品でも一般的な社会生活を送る人々とは隔絶した場所を舞台に、一時的にモラトリ…

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」 2017

★★★★☆ あらすじ 映画製作の出資金を持ち逃げされたヤクザの男は、建設コンサルタントの男を引き連れて、金を回収するために奔走する。 感想 主人公のヤクザを演じる佐々木蔵之介が、振り切って演じていて面白い。ヤバい状況になればなるほど、なんだか楽しそ…

「スーパーマン」 1978

★★★★☆ あらすじ 崩壊寸前のクリプトン星を脱出して地球にやって来たクリプトン星人の子供は、やがて成長し、スーパーマンとして人々を助けるようになる。 感想 幼いスーパーマンが脱出する直前のクリプトン星から映画は始まる。古い映画だが、SF感あふれる星…

「「男らしさ」はつらいよ」 2017

★★★★☆ 内容 英国でコメディアンとして活躍する著者の半生記。 That Mitchell & Webb Sound: The Complete Fourth Series 作者:Mitchell, David,Webb, Robert Bbc Audiobooks Amazon 感想 英国で人気のコメディアンが半生を語る伝記。早くからコメディアンに…

「オー・ルーシー!」 2018

★★★★☆ あらすじ ふとしたきっかけで英会話の体験教室に参加し「ルーシー」と名付けられた女は、帰国した英会話教師を追ってアメリカに向かう。 感想 冷めた日常を過ごす40代独身女性の主人公が、たまたま訪れた英会話教室で、戸惑いつつも変わっていくという…

「ボディ・バンク」 1996

★★★★☆ あらすじ 緊急搬送された患者の異常な容態に関心を持った医師は、詳細について独自に調査を始める。原題は「Extreme Measures」。 感想 医師である主人公が、ある患者の異常な容態とその後の不可解な処置に関心を持った事から始まる物語。主人公は知ら…

「ベイビー・ドライバー」 2017

★★★★☆ あらすじ 持病の耳鳴り対策として常に音楽を聴いている犯罪組織の凄腕ドライバー。 感想 幼い頃の事故の後遺症である耳鳴りをかき消すために常に音楽を聴いている主人公。そのため映画も音楽が常に鳴り響き、それに合わせて物事が展開していく。特にオ…

「アキレスと亀」 2008

★★★★☆ あらすじ 売れない画家の半生。 感想 売れない画家の半生が幼少期から描かれていく。裕福な家庭の子供からスタートし、波乱の人生を送る主人公の幼少期を映し出す映像は、考え抜かれたような構図とセピア色のトーンが素晴らしい。一瞬、小津映画かと見…

「プッシャー3」 2005

★★★★☆ あらすじ 娘の誕生パーティの料理を作りながら、仕事を任せた男が戻って来ないことに焦る麻薬密売組織のボス。 感想 今回はシリーズ第一作目で主人公を追い詰めていった麻薬密売組織のボスが主人公。しかも、今回は彼自身が第一作目の主人公のような立…

「50回目のファーストキス」 2018

★★★★☆ あらすじ 事故の後遺症で一晩経つとその日の記憶がリセットされてしまう記憶障害の女性に恋をしてしまった男。2004年のアメリカ映画「50回目のファースト・キス」のリメイク作品。 感想 一晩経てばその日起きた事をすべて忘れてしまう女性。主人公は彼…

「プッシャー2」 2004

★★★★☆ あらすじ 出所したばかりの男は、ギャングの父の下で働き始める。 感想 前作で主人公の相棒だったマッツ・ミケルセン演じる男が今回の主人公。前作は借金の返済に追われ、追い詰めらて行く男の姿がただ描かれるだけだったが、今回はもう少し複雑な状況…

「ズーランダー」 2001

★★★★☆ あらすじ ファッション業界に打撃を与えかねない政策を行うマレーシアの首相を暗殺するために、殺し屋に仕立てられてしまったファッションモデル。 感想 ファッションモデルは、体格はいいが頭は空っぽなので、洗脳すればいい殺し屋になるとか、ひど過…

「ザ・レイプ 」 1982

★★★★☆ あらすじ 帰宅途中に暴行されてしまった女性は、加害者を刑事告訴し裁判を行う決意をする。 感想 オブラートに包まないド直球のタイトル。これだといわゆる成人向け映画なのかと勘違いしてしまいそうだが、暴行被害に遭った女性が立ち直っていく姿を描…

「監督 小津安二郎」 1983

★★★★☆ 内容 数々の名作を撮った小津安二郎監督に対する評論。 感想 著者が指摘するように、小津作品は否定的な言辞を用いて賞賛されることが多いというのは確かにそうだ。「無駄がない」「カメラが動かない」「描かれる題材が変わらない」など。でも作品のシ…

「殺人遊戯」 1978

★★★★☆ あらすじ 敵対する暴力団の双方から殺しの依頼を受けた凄腕の殺し屋。遊戯シリーズ第2作目。92分。 感想 敵対する暴力団の間を行ったり来たりする主人公。どこか黒澤明の「用心棒」を想起させるようなプロットだ。だが細かいストーリーはかなり雑で、…

「家族」 1970

★★★★☆ あらすじ 長崎の小さな島を出て、北海道の開拓村に移住する事にした一家。民子3部作の第1作目。キネマ旬報ベスト・ワン作品。 感想 一家が島を出るシーンから物語が始まる。移住を決意し島を出ることになった経緯が描かれて、その後は北海道での開拓…

「マシニスト」 2004

★★★★☆ あらすじ 不眠症の機械工の前に謎の男が現れ、それ以降奇妙な出来事が起こるようになる。 感想 不眠症の主人公を演じるクリスチャン・ベールのガリガリに痩せこけた姿がなかなかショッキング。そのヤバさだけで映画に惹きつけられてしまうが、極端な体…

「ギケイキ2 奈落への飛翔」 2018

★★★★☆ あらすじ 兄の頼朝と合流し、目覚ましい活躍で平家を滅ぼすも、兄に恐れられ疎まれるようになってしまった源義経。 感想 3年前に読んだ前作はほぼ内容を忘れてしまっていたが、今作では源義経が兄・頼朝と合流してから、兄に疎まれ都落ちするまでが描…