内容
ゲイの老人ホームのお話。
感想
老人ホームの話だと聞くと面白くなさそうだが、「ゲイの」とつくだけで面白そうだと感じさせるから不思議だ。
実際、映画の中のゲイの老人達は、老人というイメージとはかけ離れてはしゃいだり悩んだり、いい歳こいて人間味あふれる人たちばかり。いい意味で。やはり歳を重ねるごとに人生は楽しくなっていかないと。でないと生きることに疲れてしまう。彼らが身だしなみに気を使い、日本の伝統的な行事を楽しみ、日々を生きている姿はなんともうらやましい。
ただ、ラストがちょっと勿体をつけすぎていた。大体のオチが分かってから、そこにいくまでに時間をかけすぎててちょっとイラっとした。そこをさらっといってくれたら、さわやかな気持ちで見終えることができたのに。
あと、バス停まで歩く途中で泣き出す喪服姿の柴咲コウ。かなり不細工だった。
スタッフ/キャスト
監督 犬童一心
出演
オダギリジョー/田中泯/西島秀俊/歌澤寅右衛門/青山吉良/柳澤愼一/井上博一/森山潤久/洋ちゃん/村上大樹/高橋昌也/田辺季正/中村靖日
音楽 細野晴臣