★★★★☆
軍隊を除隊した若者が、金持ちを夢見てニューヨークに戻るがうまく行かず、ふとしたきっかけでバーテンダーとして働き始める。
音楽が絶えず流れていて、いかにも80年代の映画といった趣。こうやってみんなで同じ音楽を聴いて楽しむというシチュエーションって、だんだん減ってきているような気がする。話の筋はともかくいい音楽が流れて、トム・クルーズがかっこよくカクテル作ってるのを見てれば、それなりに楽しめる。
ただ思ってたよりカクテルを作っているシーンは少なかった。カクテルを作りまくっているイメージがあったけど、実際見てみるとそんなことはなかった。最初の方だけ。あとはラブストーリーといった感じ。
トム・クルーズは向上心や野心が伺える面構えがいい。夢をかなえるためには努力を惜しまないという決意が、顔に表れている。そして、それが彼の自信を支えているような気がする。
最後はでかい夢ではなく、ささやかな幸せをつかむという、どこか平凡なような気のする結末だった。
監督 ロジャー・ドナルドソン
脚本 ヘイウッド・グールド
原作
出演 トム・クルーズ / ブライアン・ブラウン / エリザベス・シュー / リサ・ベインズ / ローレンス・ラッキンビル