BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ブラッド・ダイヤモンド」 2006

ブラッド・ダイヤモンド (字幕版)

★★★★★

 

あらすじ

 内戦が続くアフリカで、それに翻弄される男がダイヤモンドの密輸を行う白人と出会う。

 

感想

 何よりも内戦の実情が凄まじすぎる。対立するグループが近代兵器で互いを攻撃しあい、戦力を確保するために村から子供を奪い洗脳して兵士に仕立てる。村の民間人たちを虐殺し、自分たちの力を誇示するためだけに村人の腕を切り落とす。ニュースでさらりと触れられるアフリカの内戦の実情がこんなのだとは全然知らなかった。

 

 ダイヤモンドの利権を巡って内戦が起きるのはまぁ仕方がないのかもしれないが、彼らが近代兵器を持っているのが不幸すぎる。これが槍や棒切れのようなもので戦っていたらここまで被害は甚大じゃなかっただろう。人はいつか争いの不毛さと愚かさに気付くものだが、気付いた時にはもう手遅れなほどの損害になっている。

 

 そして、そんなアフリカに武器を送り、代りにダイヤモンドを手に入れて富を独占する先進国の白人たち。ダイヤモンドの需給を調節し高級品として売っている。よく考えたらダイヤモンドなんてただの石で、石好きなんて言ったらただの鉱物マニアなのに、ダイヤモンドだけが特別な存在になっている。もし仮にこれが一個百円ぐらいになっても人々は欲しがるのだろうか。キラキラしていて高級品で無ければ意味がないのだろうか。

 

 内戦のために家族と離ればなれになってしまった男の、家族への想いの強さに胸を打たれる。そしてこんな簡単に人が殺されていく世界を受け入れて、タフに生き抜くディカプリオの演技も素晴らしい。彼はいい役者だ。とにかく強烈な印象が残る映画だった。

 

監督/製作 エドワード・ズウィック

 

製作 ポーラ・ワインスタイン/マーシャル・ハースコヴィッツ/グレアム・キング/ジリアン・ゴーフィル

 

出演 レオナルド・ディカプリオジャイモン・フンスージェニファー・コネリー/カギソ・クイパーズ/アーノルド・ボスルー/デヴィッド・ヘアウッド/マイケル・シーンスティーヴン・コリンズ 

 

ブラッド・ダイヤモンド - Wikipedia

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com