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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「彼岸花」 1958

彼岸花 ニューデジタルリマスター版

★★★★☆

 

あらすじ

 娘の縁談を考えていた父親は、見知らぬ若い男に娘との結婚を申し込まれ、戸惑う。

 

感想

 娘の幸せを思って、これまで頑張って築いてきた人脈をフル活用し、良い家に嫁がせようと考えていたのに、その娘からそんなもの不要と言われてしまうなんて切ない。だけど娘といえども、人の心は思い通りにならないものだ。

 

 男は威張って、いつも女は従順にしているが、いざ女が怒ると男は口ごもってしまう。いじけて頑固になって意地を張り、体裁を取り繕うだけ。

 

 

 今回は京都の母娘が大活躍で、主人公の父親を手玉に取っている。昔から京都人というのはこんなイメージなのか。父親も母娘の口車に乗せられていることに戸惑いながらも、頑なになっていた心を解くきっかけになっていることに感謝している。

 

 小津監督作品としてはこの作品からカラーになったそうで、冒頭のクレジットタイトルが読みづらい配色で不安になったが、その後は問題なかった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本

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出演 佐分利信/有馬稲子/山本富士子/久我美子/田中絹代/高橋貞二/浪花千栄子/中村伸郎/高橋とよ

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彼岸花 (映画) - Wikipedia

 

 

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