★★★★☆
あらすじ
かつての銀行強盗の仲間から分け前をめぐって追われていた男は、たまたま出会った若い男に助けられる。
感想
クリント・イーストウッドとジェフ・ブリッジス、二人が演じる少し歳の離れた相棒同士の出会いが、なんというか暴力的。まったくそんな必要がないかと思えるのだが、妙に荒ぶっている。若さというか、勢いを感じる。
そして、この二人のバディ・ムービーとなっていくのかと思っていたら、さらに二人加わって4人組の銀行強盗物語へと。ほとんど金のない4人が、強盗の計画を練る間は、真面目に堅気の仕事をするのがちょっと面白い。一応、銀行の内情を探るなどの目的はあるのだが。
この映画はロードムービー的側面もあり、広大な景色やでかいアメ車が登場し、ヒッチハイクしたりと、いかにもアメリカ的な空気が漂っている。冒頭に登場する車は「1973 Pontiac Firebird Trans Am」。町の人々の表情も明るく、まさに古き良き時代といった趣。ただ、刹那的に生きるジェフ・ブリッジス演じる若者や、郊外に行けばヤバそうな奴もいたりして、そんな時代の終焉が近づきつつあることも予感させられる。
緊迫感のある銀行強盗からの落胆、そして歓喜と、感情の起伏が激しい展開で楽しませてくれる。とくに歓喜のシーンは飛びつくのではなく、喜びを噛みしめているような、夢がかなってしまった寂しさをしみじみと感じているような、なかなか味わい深いシーンとなっている。
そしてそこからのアメリカン・ニューシネマっぽいエンディング。切ない気持ちがこみ上げる。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 マイケル・チミノ
出演
ジェフ・ブリッジス/ジョージ・ケネディ/ジェフリー・ルイス/ゲイリー・ビジー
サンダーボルト (1974年の映画) - Wikipedia
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