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「いつかギラギラする日」 1992

いつかギラギラする日

★★★★☆

 

あらすじ

 現金輸送車の襲撃に成功するも、奪った現金が想定よりも少なかったため、仲間割れを起こしてしまったギャングたち。

 

感想

 ベテランのギャングたちに若い男が加わったことで仲間割れが起き、そこにヤクザも加わって奪った現金をめぐる激しい抗争が繰り広げられる。木村一八演じるこの若い男は、いかにも血気盛んな若者といった感じで落ち着きがなく、主人公らにも怖気づくことなく食ってかかる。頭は悪いが行動力だけはあるようなタイプで、あまり関わりたくないタイプだ。だが中盤で「俺が経営するライブハウスなんて半年ももつわけないから」とさらっと言っていて、案外冷静に状況を判断できているのだなと思ったりもした。

 

 この若い男をけしかけるのが、荻野目慶子演じる若い女。ベテランギャングのメンバーの愛人でありながら、この若い男と共謀して彼らから金を奪おうと目論んでいる。今見ると多少ステレオタイプ的に感じてしまうが、彼女は皆を引っ掻き回すクレイジーな役どころだ。この若い男女のコンビは妙にテンションが高く、序盤は若干引いてしまうところもあるが、彼らのような人間がいないとドラマが起きないので仕方がない。

 

 

 ちなみにこの若い女は、突飛な行動をしながらも実は寂しさを抱えているという設定になっている。中盤くらいから少ししっとりして「私を見て」などと呟いたりする一面も見せるようになるのだが、その割には目元を隠すマスクを愛用していたりして、見られたいのか見られたくないのかどっちだよ、と思わなくもなかった。ただこのマスクをしている時は本当の自分ではないという事を表していたのかもしれない。

 

 そんな二人と対峙する萩原健一演じる主人公は、躊躇することなく彼らに一直線に向かっていく姿がカッコいい。ギラギラする若者たちに負けないギラギラ具合を見せつけている。彼らとの激しい銃撃戦なども見応えがあるが、なんと言っても中盤以降激しさを増していくカーアクションがすごい。無謀にも思える車の激しい揺れ方や浮き具合を見ていたら、撮影時にちゃんと安全対策をしていたのだろうかと気になってしまう80年代のジャッキー・チェン映画を見ている時と同じ気持ちになった。クライマックスの大型の四駆で何台ものパトカーに向かっていくシーンは、激しさもマックスで大盛り上がりだった。

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 そして萩原健一の豪快な笑顔で終わるエンディング。とても映画的だ。やっぱりショーケンはカッコいいわと再認識できる。

 

スタッフ/キャスト

監督 深作欣二

 

脚本 丸山昇一


製作 奥山和由

 

出演 萩原健一/木村一八/多岐川裕美/荻野目慶子/石橋蓮司/千葉真一/樹木希林/八名信夫/安岡力也/六平直政/木下ほうか/恩田快人

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いつかギラギラする日 - Wikipedia

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