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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「さくら」 2005

 さくら (小学館文庫)

 

内容

 年末に帰省した主人公の家族の物語。

 

感想

 主人公を迎える家族のぎこちなさや違和感の正体が、主人公が過去を振り返ることで少しずつ明らかになっていく。

 

 交通事故などの不幸な災難というのは気分を重くする。実際に身内にこういう状況が起きたとき、自分はどんな反応をするのだろうか?あまり考えたくないテーマだ。

 

 

 一つの家族の幸せの時代というものは、何年ぐらい続くものだろうか?ということも考えた。子供がいて親がいて、その絆が強い時代。子供が開かれた外の世界に歩み出し、親が子供以外に目が行くようになればそれは終わるのだろう。そう考えると長くて犬の一生くらいなのか。

 

 ラストの主人公の、前向きで明るい未来を感じさせる想いがさわやか。

 

著者

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さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

  • 作者:西 加奈子
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 文庫
 

さくら (西加奈子の小説) - Wikipedia

 

 

登場する作品

トップ・オブ・ザ・ワールド

 

 

登場する人物

アースウィンドアンドファイヤ/ランDMC/アルグリーン/ミックジャガー/スティービーワンダー/マイケルジャクソン/カーペンターズ

 

 

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