★★★☆☆
あらすじ
ふとしたきっかけで手に入れた携帯電話でオレオレ詐欺をしてしまった男に、次々と不思議な出来事が起きる。
感想
これはある意味で自分探しの話なのだろう。人と接したりしている時に、これは本当の自分じゃないんだけどな、みたいなことを思うことがあるが、結局、それも含めて全部本当の自分だ。
なので、どんな自分も肯定するしかない。決して積極的に肯定するわけでなくても、これも自分なんだと認めることが出来たら楽になれる。
中盤あたりは訳が分からなくなってきて、とてつもなく辛かった。だが、終盤は面白くなって、結果、読後感はそんなに悪くない。
著者
星野智幸
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