★★★★☆
あらすじ
荒っぽい捜査でマスコミの標的になっている刑事が、新任の警部と共に連続警官殺しの犯人を追う。
感想
マスコミに予告をし、警官ばかりを狙う殺人犯。警官を襲う描写がかなりリアル。早々に警察に目をつけられるが足を出さない。割と杜撰な犯行のように見えるのだが、よほどの知能犯なのか、警察の捜査も杜撰なのか。
犯人に殺されたり襲われたりする同僚の警官たちを丁寧に描いているので、犯人に怒りを感じ主人公たちを応援したくなる。その描き方もまた絶妙で、複雑すぎずかといって単純すぎず、いい塩梅。
ラストの犯人に騙されているように見せかけて、実は観客を騙していたというシーンは、どこからそうだったのか、少し曖昧ではあったが、犯人捕まえて終了、の普通のエンディングとは一味違った爽快さがあった。細かいことを言おうと思えば色々と言えなくもないが、気軽に見るには悪くない作品。
スタッフ/キャスト
監督 エリオット・レスター
出演
パディ・コンシダイン/エイダン・ギレン/デヴィッド・モリッシー/マーク・ライランス/ルーク・エヴァンズ