★★★☆☆
あらすじ
行方不明となった犯罪者の捜査のため、収容されていた精神病院のある孤島を訪れた連邦捜査官。
感想
冒頭とエンディングが全く違う話になってしまっていて面白い。物語の核となるかと思われた行方不明者の捜索はあっさり終わり、その次は捜査官の別の目的が明かされて、更には精神病院の闇を伺わせる。そしてエンディングで、これまでの物語がひっくり返る真実が明らかになり、とうまい展開。
振り返ってみれば、冒頭から色々と伏線もしっかりと張ってある。道理で幻覚をよく見る捜査官だったわけだ。結末を知った上で、もう一度最初から見てみて答え合わせをしたくなる映画となっている。
欲を言えば、もう少しカタルシスを得られるような演出が欲しかったが、心が寂しくなってしまうようなエンディングから考えると、そういう部分は目指してなかったのかもしれない。
スタッフ/キャスト
監督/製作 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングスレー/ミシェル・ウィリアムズ/エミリー・モーティマー/マックス・フォン・シドー/ジャッキー・アール・ヘイリー/イライアス・コティーズ/パトリシア・クラークソン/テッド・レヴィン/ジョン・キャロル・リンチ/マシュー・カウルズ
音楽 ロビー・ロバートソン