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「複製された男」 2014

複製された男 (字幕版)

★★★☆☆

 

 大学講師をする男は、進められて見た映画にちょい役で出ていた自分そっくりの男に興味を持ち、コンタクトを取ろうと試みる。

 

 意味深なシーンが多い不思議な映画で、よく分からなかったというのが正直なところだが、観終わった後に色々とネット上を見て回って、何となく分かってきた。それでも、まだ色んな考えが頭の中をぐるぐるとしている感じだ。

 

 映画は冒頭から謎めいていた。母親からの電話、主人公の生気のない顔、妊婦、怪しげなクラブ、そして蜘蛛。何かを暗示するかのようなイメージが次々つと映し出され、映画は始まる。映像はどこかリアリティが薄く、会話も多くない。

 

 そんな淡々とした展開の中で、主人公が自分そっくりの役者を発見し、コンタクトを取ろうとするあたりから話は動き始める。なんで自分そっくりの男にそこまでして会いたくなるのかちょっと訝しんでしまうが、とにかく二人は顔合わせをする。そういえば、恋人と一緒にその映画を見ないのも不思議な感じだった。

 

 二人が出会ってからは、互いの生活の対比が印象的だった。似たようなアパートに住んでいるが、片方はボロいアパート、もう片方はキラキラしている。それぞれの街の様子も微妙にそれに準じている。なんとなく一人の人間の別々の側面という感じはする。

 

 最終的にはその中の一側面が生き残ったということか。何となくハッピーエンドで終わっていくのかな、と思ったら、唐突なエンディング。ちょっと驚いてしまったが、変な気を起こすとまた繰り返しだよってことなのかと。色々と解釈は出来そうで、繰り返して見れば、その度に新たな発見があるような映画に仕上がっている。

 

監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ

 

原作 複製された男 (ポルトガル文学叢書)

 

出演 ジェイク・ギレンホールメラニー・ロランサラ・ガドンイザベラ・ロッセリーニ

 

複製された男 (字幕版)

複製された男 (字幕版)

 

複製された男 - Wikipedia

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